その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||
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64bit、仮想化拡張技術、HT機能がカギ | ||||||||||||||
マルチスレッド処理に最適化されたWindows 7では、マルチコアCPUとHyper-Threading機能がフルに性能を発揮できる。また、XP Modeでは仮想化機能が、64bit版では64bit拡張技術が必須となるため、これらの機能を搭載したCPUを優先して選択したい。 | ||||||||||||||
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Windows 7の登場に合わせるかのように、最近のCPU市場の動きはかなり活発だ。IntelからはLGA1156版Core i7/i5が、AMDからはAthlon II X4/X3が投入され、市場をにぎわせている。 OSがWindows 7になったからと言って、PCシステムにおけるCPUの役割が変わるわけではないが、PCシステムの性能を大きく左右する根幹パーツに違いはない。CPU選びの基本的なポイントはWindows Vista時代と同じだが、Windows 7はマルチコアCPUを強く意識した設計となっており、これまでのOSよりもコア数や同時処理スレッド数の影響が大きく、性能面の力関係が多少変わってくることが考えられる。 また、XP Modeを使うのに必要な仮想化拡張機能への対応もポイントだ。Windows 7上に作成した仮想マシンでWindows XPを動作させるXP Modeは、ソフトウェアの互換性問題をクリアする手段として非常に有効なので、仮想化拡張機能、つまり「Intel VT」または「AMD-V」への対応は必須条件としたい。 |
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省電力モデルの増加 Core 2 QuadのSシリーズやモデルナンバー末尾に「e」が付いたAMD CPUは、通常モデルより消費電力を抑えたモデル。また最新のCore i7/i5は従来モデルよりも大幅に省電力化されている |
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対応ソケットに注意 Intel、AMDともに新製品の登場が相次ぎ、CPUの種類も複雑になった。Core i7のように、同ブランドのCPUでも対応ソケットが異なるものがあるので注意したい |
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コストはトータルで考慮 CPUのソケットが異なると、対応するマザーボードやメモリにも違いが出てくる。コストを比較するならCPUだけでなく、これらの周辺パーツも含め、トータルで考えよう |
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マルチコアでより快適に Windows 7では複数のプログラムが同時に走る「マルチタスク」環境が前提。快適に使うには命令を処理する「コア」を複数内蔵する「マルチコアCPU」が望ましい |
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XP Modeは仮想化機能が必須 Windows 7上でWindows XPを動作させることでソフトウェアの互換性問題を解決する「XP Mode」を使うにはCPUが「Intel VT」か「AMD-V」に対応している必要がある。BIOS設定も要確認 |
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ここではWindows 7環境下における現行の代表的なCPUの力関係を把握するため、ベンチマークテストを行なった。比較対象として、かつての売れ筋CPUであったCore 2 Duo E6600とPentium 4 541の結果も掲載している。 結果を見ると、PCの総合的な性能の目安となるPCMark Vantageでは、クアッドコアCPU、とくにHyper-Threadingを搭載するCore i7の強さが目立つ。 ゲーム性能の参考としてはカプコンの最新タイトル「バイオハザード5」の公式ベンチマークを利用した。CPUのマルチスレッド処理にも対応した最新タイトルだが、おおむねPCMark Vantageと似たような傾向で、やはりCore i7/i5が圧倒的に強い。Windows Vista登場当時は大人気モデルであったCore 2 Duo E6600だが、どちらのテストにおいても最廉価モデルのCeleron E3200におよばないスコア。近年のCPU性能向上のすごさを、まざまざと実感できる結果だ。 最後に消費電力を見てみよう。まず、LGA1366版Core i7は高負荷時でもアイドル時でも飛び抜けて高いのが目立つ。そのほかのCPUはアイドル時の電力は小差だが、デュアルコアCPUが一段低いレベルにある。高負荷時もやはりクアッドコアよりデュアルコアのほうが低く、ほぼ性能に反比例している。また、TDPが同じでも、動作クロックが高いモデルほど消費電力も高い傾向にある。ちなみにVista登場当時は驚異の電力効率と言われたCore 2 Duo E6600だが、アイドル時、高負荷時ともにCeleron E3200より15W以上も高い。単純な性能だけでなく、電力効率の進歩まで見て取れる結果と言えるだろう。 |
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【検証環境】 マザーボード:[LGA1366環境]Intel DX58SO(Intel X58+ICH10R)、[LGA1156環境]MSI P55-GD80(Intel P55)、[LGA775環境]Intel DP45SG(Intel P45+ICH10R)、ASUSTeK P5B Deluxe(Intel P965+ICH8R※Pentium 4 541のみで使用)、[Socket AM3環境]MSI 790FX-GD70(AMD 790FX+SB750) メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×4※LGA1366環境では3枚、そのほかは2枚のみ使用)、UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2※Pentium 4 541のみで使用) ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX 285リファレンスカード HDD:Seagate Barracuda 7200.12 ST31000528AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、1TB) 電源:オウルテック 風雅 OWL-PSTBM700(700W) OS:Windows 7 Ultimate 64bit版 |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
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発売日:2011/12/22
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