特集
LGA1156版Core i7/i5で自作PCが変わる 1/2
LGA1156版Core i7/i5で自作PCが変わる 2/2
LGA1156版Core i7/i5の新機能に迫る 1/2
LGA1156版Core i7/i5の新機能に迫る 2/2
Intel P55で変わったチップセットとCPUの関係
パフォーマンス多角分析 1/3
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LGA1156版Core i7/i5を使いこなすBIOS設定法
Lynnfieldでオーバークロックする 1/2
Lynnfieldでオーバークロックする 2/2
P55搭載マザーボードカタログ 1/6
P55搭載マザーボードカタログ 2/6
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P55搭載マザーボードカタログ 5/6
P55搭載マザーボードカタログ 6/6
LGA1156版Core i7/i5対応DDR3 SDRAMカタログ
LGA1156対応CPUクーラーカタログ
LGA1156マシン自作解説 1/4
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Core i7/i5全貌解明
TEXT:鈴木雅暢
LGA1156版Core i7/i5で自作PCが変わる
imageLGA1156版のCore i7/Core i5が登場した。これらは長くCPU市場の中心にいたCore 2シリーズに代わり、これからのメインストリームをになう新世代CPUだ。PC自作の常識を変え得るそのポテンシャルをじっくりとお伝えしていこう。
Core 2時代の終わりを告げる完成度の高い新世代CPU
 長く続いたCore 2シリーズの時代もいよいよ終わりが近そうだ。それに代わるのは開発コードネーム「Lynnfield」ことLGA1156版Core i7/i5だ。このLynnfieldはハイエンドで展開されている「Bloomfield」(開発コードネーム)ことLGA1366版Core i7に続く「Nehalemアーキテクチャ」を採用する2世代目のコアだ。

 率直に言って、このLynnfieldは必ずしも各方面から待望されていたわけではない。と言うのも、同じ基本構造を持つLGA1366版のCore i7は次世代にふさわしい高性能を示す半面、消費電力の大きさが目立っていたし、Core 2シリーズが性能と低消費電力を十分に両立していたためだ。「消費電力が大幅に上昇するくらいならCore 2で十分」と感じている方も少なくないだろう。

 ところが、実際に登場してきたLGA1156版Core i7/i5は、Core 2シリーズを過去のものに追いやるにふさわしい魅力を備えた完成度の高いCPUだった。詳しい仕様や検証結果はこれからお伝えしていくが、技術は常に進化するものであることを実感することになるだろう。
imageLGA775と同サイズ
LGA1156版Core i7/i5(中)のパッケージサイズは37.5×37.5mm。LGA775版のCore 2 Quad/Duo(右)とまったく同じサイズだが、切り欠きの位置は異なっている。LGA1366版Core i7(左)はかなり大きい
新ブランド体系を構築 新世代を牽引する3モデル
 新しいCore i7/i5のラインナップから解説していこう。まずブランド体系だが、Intelではソケット仕様や内部構造の違いなどにかかわらず、ハイエンドが「Core i7」、ミドルレンジが「Core i5」、ローエンドが「Core i3」というシンプルなブランド体系に整理するという方針を発表している。今回のLynnfieldはそれにもとづき、Core i7ブランドとCore i5ブランドに分けて計3モデルが発表されている。プロセッサー・ナンバーはLGA1366版Core i7の900番台に対して、LGA1156版Core i7では870と860と800番台に、Core i5では750という700番台のナンバーが与えられている。

 ブランドの差別化は動作クロックによって行なわれているほか、Intel Turbo Boost Technologyの上昇幅もモデルごとに異なっている。また、Core i7とCore i5の間にはHyper-Threading機能のサポートの有無という違いもあるが、今後も必ず「Hyper-ThreadingなしがCore i5」という関係であると明言されているわけではない。仕様はモデルごとに把握しておく必要があるだろう。
ついに登場したLGA1156対応CPU
Intel
Core i7
クアッドコア 8スレッド
imageLynnfieldコアを採用したCore i7ブランドの新モデル。デュアルチャンネルのDDR3-1333に対応するメモリコントローラと16レーンのPCI Expressコントローラを内蔵し、TDP 95Wと消費電力も低い。LGA1366版Core i7よりもTurbo Boost時の上限クロックが上昇している
プロセッサー・ナンバー 動作クロック Turbo Boost時
最高クロック
実売価格
Core i7-870 2.93GHz 3.6GHz 60,000円前後
Core i7-860 2.8GHz 3.46GHz 30,000円前後
Intel
Core i5
クアッドコア 4スレッド
imageミドルレンジ向けとして位置付けられている「Core i5」。LGA1156版Core i7と共通のLynnfieldコアを採用しているが、Hyper-Threadingをサポートせず、動作クロックも2.66GHzと低くなっている。Turbo Boost時には最高で3.2GHzに動作クロックが上昇する
プロセッサー・ナンバー 動作クロック Turbo Boost時
最高クロック
実売価格
Core i5-750 2.66GHz 3.2GHz 20,000円前後
新ソケットは「LGA1156」CPUクーラーも変化
 新世代メインストリームのソケット仕様としては、新たに「LGA1156」を採用した。Core 2シリーズのLGA775同様ソケット側にピンを設け、CPUパッケージ側には接点のみが並ぶLGA(Land Grid Array)方式を採用しており、文字どおり1,156本の接点を持つ。CPUパッケージは、従来同様にサブストレート(基板)上にダイ(半導体部分)を実装し、その上に放熱用のヒートスプレッダをかぶせた構造となっており、外観はLGA775版CPUとさほど変わらない。サブストレートは37.5×37.5mmとLGA775対応CPUと同サイズだが、接点数が大幅に増えているため接点の密度はかなり高くなっている。CPUを固定するソケットカバーはLGA1366同様にバックプレートを使ってマザーボード裏面から固定するタイプになっており、マザーボード表面にハンダで固定されていたLGA775より衝撃などに強い構造となっている。

 ソケット仕様の変更に伴い、CPUクーラーもこのLGA1156に対応したものが必要となる。リテールパッケージに同梱されるCPUクーラーは、外観、サイズ、取り付け方法ともにLGA775用のクーラーに酷似しているが、プッシュピンを押し込む穴の位置はLGA775ともLGA1366とも微妙に異なっており、LGA1156専用となっている。
これが新ソケット「LGA1156」だ!
image image image
LGA1156 LGA1366 LGA775
LGA1156ソケットのサイズは42.5×42.5mmとなっている。接点数は1,156本と大幅に増加しているため、ソケットの接点密度はLGA1366以上に高くなっている。CPUを固定するソケットカバーはボード裏側のバックプレートを使って固定されている
imageCPUクーラーも変わった
LGA1156用の純正CPUクーラー(左)はLGA775用(右)とほぼ同じサイズだが、マザーボードへの取り付け穴の位置は数mm異なっている
主なIntel CPUのスペック比較
ブランド Core i7
プロセッサー・ナンバー 975 Extreme Edition 870 860
対応CPUソケット LGA1366 LGA1156 LGA1156
動作周波数(Turbo Boost時最高) 3.33GHz(3.6GHz) 2.93GHz(3.6GHz) 2.8GHz(3.46GHz)
2次キャッシュ 256KB×4 256KB×4 256KB×4
3次キャッシュ 8MB(共有) 8MB(共有) 8MB(共有)
システムバス転送レート 6.4GT/s(QPI) 2.5GT/s(DMI) 2.5GT/s(DMI)
対応チップセット Intel X58 Intel P55 Intel P55
対応メモリ DDR3-1066/3ch DDR3-1333/2ch DDR3-1333/2ch
コア数(同時実行スレッド数) 4(8) 4(8) 4(8)
Hyper-Threading
TDP 130W 95W 95W
ブランド Core i5 Core 2 Quad
プロセッサー・ナンバー 750 Q9650
対応CPUソケット LGA1156 LGA775
動作周波数(Turbo Boost時最高) 2.66GHz(3.2GHz) 3GHz(-)
2次キャッシュ 256KB×4 6MB(共有)×2
3次キャッシュ 8MB(共有)
システムバス転送レート 2.5GT/s(DMI) 1,333MHz(FSB)
対応チップセット Intel P55 Intel P45ほか
対応メモリ DDR3-1333/2ch チップセットによる
コア数(同時実行スレッド数) 4(4) 4(4)
Hyper-Threading
TDP 95W 95W
 
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