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BDドライブ付きでサンキュッパな静音特化AVマシン |
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TEXT:宮崎真一 |
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激安PC作りのための検証その3 |
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統合型チップセットはライトな3Dゲームならサクサク遊べる? |
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激重の3Dゲームはやはりムリ 軽いものならなんとかいけそう |
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ここ数年の統合型チップセットの性能向上は著しく、たとえばAMD 790GXなら性能的に1世代前のローエンドGPUであるRadeon HD 3450搭載ビデオカードを上回る場面もある。そのため、3Dゲームでも少し昔の描画負荷が軽いものなら、統合型チップセットのみで、低コストにゲーム遊べてしまうわけだ。
そこで、実際にベンチマークを行なった結果が下記の二つのグラフである。FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3の結果を見ると、AMD 790GXやGeForce 9300でもGeForce 9600 GTに敵わない。しかし、低解像度のLow設定ではGeForce 9600 GTに迫る勢いを見せている。スクウェア・エニックスは、このベンチマークの指標としてスコアが7,000を超えれば快適にプレイできるとしており、統合型チップセットでも十分な性能を備えていると言える。しかし3DMark06の結果からも、グラフィックス処理が重いものだとパフォーマンスが振るわないことが分かる。3Dゲームを遊ぶにしてもタイトルは限られてしまうだろう。 |
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【検証環境】
CPU:AMD Athlon II X2 240(2.8GHz)、Intel Pentium E5300(2.6GHz)
マザーボード:GIGABYTE GA-MA790GP-DS4H(rev. 1.0)(AMD 790GX+SB750)、MSI P7NGM-Digital(NVIDIA GeForce 9300)
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2
ビデオカード:GIGABYTE GV-N96TSL-512I(NVIDIA GeForce 9600 GT)※ASRock G41M-LEに搭載
HDD:Samsung EcoGreen F2 HD502HI(Serial ATA 2.5、5,400rpm、500GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1、Blu-ray Discソフト:バンダイビジュアル「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0」のオープニングムービー開始直後から1分間の平均 |
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AMD 790GX/785G/780G搭載マザーボードの中には、LFB(Local Frame Buffer)と呼ばれる専用のビデオメモリを実装した製品がある。統合型チップセットはシステムメモリの一部をビデオメモリとして利用しているが、この場合システムメモリがボトルネックとなりやすい。LFBはこのボトルネックを解消し、パフォーマンスを向上させることができるのだ。 |
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マザーボードによっては、LFBがDDR2またはDDR3 SDRAMを採用するなど仕様が異なっている。基本的にメモリクロックが高いDDR3メモリのほうがパフォーマンス面で有利とされている |
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BIOSTAR |
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TA790GX XE |
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最安値:8,880円 |
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問い合わせ先:info@mvkc.jp(エムヴィケー)
URL:http://www.biostar.com.tw/ |
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Socket AM2 |
AMD 790GX+SB750 |
DDR2 |
microATX |
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LFBに128MBのDDR2 SDRAMを搭載
AMD 790GXを採用したmicroATXマザーボード。システムメモリをビデオメモリ用に512MB割り当て可能なほか、LFB(128MB)を合わせ、計640MB確保できる。 |
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GIGABYTE |
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GA-E7AUM-DS2H(rev. 1.0) |
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最安値:12,100円 |
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問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル)
URL:http://club.gigabyte.co.jp/ |
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LGA775 |
NVIDIA GeForce 9400 |
DDR2 |
microATX |
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高クロックタイプのGeForce 9400を採用
GeForce 9300の上位モデルとなるGeForce 9400を採用し、コアクロックがより高速に。少し高価だがGIGABYTEの独自品質規格であるUltra Durable3に準拠し高品質を誇る。 |
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静音特化AVマシンの最適解はこれだ!!
プラン1:36,280円で快適にBDを視聴できる静音重視のAVマシン |
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(1)超低価格BDドライブ
このマシンのキーポイントでもあるBDドライブには、LITE-ON IT製の最安BDドライブをチョイス。DVDなどへの書き込み機能がないが、その分価格が魅力的だ |
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(2)低発熱CPUが静音性を保つ
TDP 65Wで低発熱なAthlon II X2 240を搭載し、リテールクーラーでも静音性を保てるのが魅力。ローエンドクラスのCPUで性能は低めだが、BD再生に関してはAMD 785Gがあるので問題なしだ |
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(3)高機能なUVD 2.0対応のAMD 785G搭載マザー
UVD 2.0に対応し、HD再生に特化したAMD 785G搭載マザー。HDMI端子を備えるなどAV用途に抜かりはない |
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(4)余裕のある内部スペースが効果的に熱だまりを防ぐ
ATXケースを選択したことで、内部空間が広々としており、熱がこもりにくくなっていると同時にメンテナンス性の高さにも注目 |
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3万円台半ばの超低予算で静音性とAV機能を両立 |
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本機の特筆すべきポイントは、この価格でBlu-ray Discの再生に対応させたこと。さらに、マザーボードにはコストとパフォーマンスの両立を目指し、AMD 785G搭載製品をチョイス。DirectX 10.1をサポートしており、Windows 7への移行もバッチリだ。ケースは400W電源付きで安価ながら、静音性を高めたと言うサイズのDe Niro-BK。ATXケースなのでケース内エアフローに余裕があり、低発熱CPUと合わせ、温度上昇に伴うファン回転数の上昇も抑えられる。 |
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低回転HDDが静音化に貢献
高性能な334GBプラッタを採用したSamsung製HDDを搭載。回転数は5,400rpmと低回転であり、静音性を高めるとともに発熱も抑えている |
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静音12cm角ファンを標準搭載
ケースは背面に12cm角の静音ファンを1基装備。また、付属のオリジナル電源も12cm角の静音ファンが装着されている |
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【パーツ構成】 |
CPU:AMD Athlon II X2 240(2.8GHz) |
6,260円 |
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2 |
2,080円 |
マザーボード:MSI 785GTM-E45(AMD 785G+SB710) |
8,480円 |
HDD:Samsung EcoGreen F2 HD502HI (Serial ATA 2.5、5,400rpm、500GB) |
4,470円 |
光学ドライブ:LITE-ON IT IHOS104-27(Serial ATA) |
9,980円 |
ケース:サイズ De Niro-BK(400W電源搭載) |
4,930円 |
計 36,200円 |
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Windows 7対応度 |
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エクスペリエンスインデックス |
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Windows 7 |
Vista |
プロセッサ |
6.3 |
5.6 |
メモリ(RAM) |
4.5 |
4.5 |
グラフィックス |
3.6 |
3.7 |
ゲーム用グラフィックス |
5.1 |
3.7 |
プライマリハードディスク |
5.9 |
5.9 |
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Windows 7をインストールしてみたところ、チップセット内のグラフィックスコア以外は問題なく認識。AMDのサイトから最新グラフィックスドライバを入手し、インストールすると問題なく使用できた |
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