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TEXT:Jo_Kubota |
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CPUとビデオカードの最良の組み合わせはどれだ!? |
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CPUとビデオカードの性能の関係について、ある程度の目安が分かったところで、四つの組み合わせを用意し、それぞれがどの程度の性能を発揮するのか見ていこう。用意した構成は、IntelおよびAMD CPUそれぞれ2種類で、対応マザーボードおよびビデオカードを加えて2万3,851円で収まる候補を作っている。候補AはPentium E5300にGeForce GTS 250を搭載するGeForce GTS 250(512MB)、候補BはCore 2 Duo E7500にRadeon HD 4670を搭載するHD 4670 512M DDR3という組み合わせだ。バランスとしては前者がビデオカード寄り、後者がCPU寄りという感じだ。そして候補CはAthlon II X2 240にGTS 250(512MB)、候補DはPhenom II X2 545にRaonde HD 4830を搭載するXIAi AF4830-512XD3 Greenを組み合わせている。筆者がスペックから受ける印象では候補Dが有力そうだが、実際のところは果たしてどうだろうか。 |
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ASUSTeK |
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P5KPL-AM EPU |
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最安値:5,637円 |
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問い合わせ先:news@unitycorp.co.jp(ユニティ)
URL:http://www.asus.co.jp/ |
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LGA775 |
Intel G31+ICH7 |
DDR2 |
microATX |
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システムバス 1,600MHz&DDR2-1066対応
チップセットはIntel G31だが、オーバークロック設定も充実したmicroATXマザーボード。日本製の固体コンデンサを採用し、品質も高い |
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BIOSTAR |
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TA780G M2+ |
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最安値:6,180円 |
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問い合わせ先:info@mvkc.jp(エムヴィケー)
URL:http://www.biostar.com.tw/ |
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Socket AM2 |
AMD 780G+SB700 |
DDR2 |
microATX |
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拡張性の高さが魅力のSocket AM2マザーボード
microATXながらメモリスロット4本、Serial ATAポートを6基装備するなど拡張性の高さが魅力のマザーボード |
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Palit Microsystems |
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GeForce GTS 250(512MB) |
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10,980円 |
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Intel |
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Pentium E5300 |
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6,300円 |
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ASUSTeK |
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P5KPL-AM EPU |
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5,637円 |
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一見するとバランスが悪そうだが、CPUの価格を最低限に抑え、ビデオカードに注力したパターン。CPUのオーバークロックでどれだけビデオカードの性能を引き出せるかが鍵だ |
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候補B ビデオカード性能をCPUでどこまで補える? |
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FORCE3D |
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HD 4670 512M DDR3 |
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5,680円 |
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Intel |
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Core 2 Duo E7500 |
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11,670円 |
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ASUSTeK |
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P5KPL-AM EPU |
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5,637円 |
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こちらは一転して、CPUをパワフルにしてビデオカードをローエンドにすることでコストパフォーマンスを抑えた構成だ。はたしてこの構成は吉と出るか凶と出るか |
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Palit Microsystems |
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GeForce GTS 250(512MB) |
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10,980円 |
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AMD |
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Athlon II X2 240 |
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6,260円 |
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BIOSTAR |
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TA780G M2+ |
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6,180円 |
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最新のAthlon II X2 240とGTS 250(512MB)を主軸に置いた構成。候補Aと構成が似ており、E5300との対決がどのようになるかが見もの |
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AOpen |
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XIAi AF4830-512XD3 Green |
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8,480円 |
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AMD |
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Phenom II X2 545 |
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9,170円 |
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BIOSTAR |
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TA780G M2+ |
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6,180円 |
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今回、唯一3次キャッシュを搭載するPhenom II X2 545にRadeon HD 4830と、どちらもミドルレンジの製品を組み合わせ、四つの中でもっともバランスがよさそうな構成だ |
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今回は、候補AとCの低価格CPUをともに500MHzほどオーバークロックし、性能を底上げした結果も合わせて掲載した(激安CPUのオーバークロックについて詳しくはこちらを参照)。結果は全体を通して候補Bの組み合わせはスコアが低く、ビデオカードがボトルネックになっているのが分かる。モンスターハンター フロンティア オンラインでは、候補Aがほかを大きく上回ったのが印象的。ストリートファイター IV、Call of Duty:World at Warはともに低解像度であれば、どれも平均50fpsを超えており、十分に遊ぶことが可能と言えるが、候補Bのみ高解像度になると大幅にフレームレートが下がるので、避けたほうがよいだろう。有力と思われた候補Dだが、ストリートファイター IVの低解像度時にほかを圧倒する性能を見せるも、AF4830-512XD3の限界か、高負荷時に性能の落ち込みが激しく、GTS 250(512MB)を搭載する候補AとCに一歩譲る形となった。最後に消費電力だが、同じGTS 250(512MB)を搭載し、互角の性能であった候補AとCだが、ここでアイドル時、高負荷時ともに8W前後の明確な差で候補Aがリードした結果となった。
また、候補A、Cともに20%ほどのOCに成功しており、その際は多くのテストで低解像度時に15%前後の性能向上を果たした。高負荷時の伸び率は控えめだが消費電力もあまり上昇していないことにも注目したい。積極的にOCを狙っていきたいところだ。 |
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【検証環境】
メモリ:Transcend Technology JetRam JM4GDDR2-8K(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)
HDD:Western Digital WD Caviar Blue WD3200AAKS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP2 |
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