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ライバルパーツ対決! 買うならどっちだ?
電源対決
TEXT:長畑利博
Round1
80PLUS Silver三つ巴、高品質モデル頂上対決
Corsair Memory
CMPSU-850HXJP
実売価格:27,000円前後
問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル)
URL:http://www.corsairmemory.com/
+12V×1(70A)
imageゲームユーザー向けの高性能電源
ゲーマー向けハイエンド電源。+12V出力を1系統に絞り70Aという大出力を備えるため、消費電力の大きなビデオカードにも対応可能。本製品はATX/EPS12V、PCI Expressなどの一部ケーブルは本体直付けだが、Serial ATAケーブルなどはプラグイン式でフラットタイプを採用している。
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Enermax
REVOLUTION85+ ERV850EWT
実売価格:33,000円前後
問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル)
URL:http://www.enermaxjapan.com/
+12V×6(30/30/30/30/30/30A)
imageすべてのケーブルにプラグイン式を採用
ほかの電源にはあまりない特徴的な機能を持つ製品。各種のコネクタを備えた拡張性の高さや13.5cm角の大型ファン採用による静音性重視といった機能面だけでなく、1次/2次平滑回路ともに日本ケミコン製のコンデンサや8重保護回路の採用など品質面も充実。また、ATX24ピンまでもプラグイン仕様だ。
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Seasonic
M12D SS-850EM
実売価格:33,000円前後
問い合わせ先:046-236-3522(オウルテック)
URL:http://www.seasonic.com/
+12V×2(40/40A)
imageバランスのよさで人気の高い定番モデル
今回紹介している80PLUS Silver認証取得電源の中ではもっともコンパクトな製品。DC/DCコンバータを電圧の最終調整を行なう2次平滑回路側に搭載することで、電圧のブレを抑えるなど、こだわりの作りが見られる。コンデンサは1次/2次平滑回路ともに日本ケミコン製の105℃品を採用。
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80PLUS Silver認証取得製品が増えるハイエンド電源
 ここでは80PLUS Silverを取得したハイエンド電源3種類を出力安定性、静音性、消費電力、使い勝手の4項目から比較した。なお比較用として、無印の80PLUS認証を取得している「Elephant MAX 1000W」(定格出力1,000W)も同時にテストを行なっている。テスト環境はCore i7-920とGeForce GTX 295搭載ビデオカードを組み合わせたハイスペック構成を用意し、各種ベンチマークで負荷をかけてみた。

 まずは電圧の安定性をチェック。高負荷時の消費電力が大きなCore i7だけでなく、スペック上の最大消費電力が289WにもなるGeForce GTX 295を使用していることもあり、マザーの消費電力が大きく、ATX24ピンの電圧が全体的に低下する傾向にある。高負荷時ではすべての製品で+12Vのラインを割り込むことがあり、ERV850EWTは大きく+12Vを下回るやや残念な結果となっている。

 次に静音性については、高負荷時の動作音がもっとも静かなのがCMPSU-850HXJP。ほかより一回り大きな14cm角ファンを採用し、消費電力が小さいことから発熱も小さく、ファン回転数もある程度抑えられたと思われる。SS-850EMは低負荷時はもっとも静かだが高負荷時はややファンの回転数が高めになる。ケース内の温度低下を重視した設計であると考えられる。ERV850EWTは2製品の中間に位置している。

 同じ定格出力で80PLUS Silver認証取得の3製品だが、消費電力を見るとERV850EWTがやや高め。基板内のパーツ点数が多いことから、こうした結果につながったと思われる。とは言ってもどの製品も80PLUS無印のElephant MAXと比べると消費電力が小さいことが分かる。

 最後に使い勝手についても触れておきたい。ケーブルについては、高級モデルだけあっていずれも60cm前後と長め。電源を底部に配置するケースでEPS12Vなどがマザーボードに届かないというトラブルもあまり発生しないだろう。個別に見ると、SS-850EMはほかの2製品が大型筐体を採用しているのに対し、奥行きが160mmと比較的コンパクトなため、取り付けるにあたってケースを選ばない。CMPSU-850HXJPはプラグインケーブルにフラットタイプを使っており、ケーブルが曲げやすく配線しやすいが、配線方法によってはエアフローを阻害する場合もあるので結束ケーブルなどでまとめておくことをオススメしたい。
出力安定性比較
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Corsair Memory CMPSU-850HXJP
ATX24ピンの電圧が低めだが、わずかに12Vを切る程度。各電圧ともブレは0.1V以内に収まっている
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Enermax REVOLUTION85+ ERV850EWT
ATX24ピンは初めから12Vを割り込んでおり、0.2V弱のブレが発生している。EPS12V、PCI Expressのブレ幅は0.1V以内
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Seasonic M12D SS-850EM
ATX24ピンの電圧が低めだが12Vを割ることは少ない。EPS12V、PCI Expressともにブレ幅は0.05V以内
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恵安 Elephant MAX 1000W
ATX24ピンの電圧は11.6Vを切る。EPS12VとPCI Expressとの電圧が0.1Vほど低下するが、一度下がるとブレ幅自体は小さい
Corsair Memoryの勝利!
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Corsair Memoryの勝利!
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【検証環境】
CPU:Intel Core i7-920(2.66GHz)
マザーボード:ASUSTeK P6T Deluxe V2(IntelX58+ICH10R)
メモリ:Corsair Memory TR3X6G1333C9 (PC3-10600 DDR3 SDRAM、2GB×3)
ビデオカード:エルザ ジャパン GLADIAC GTX 295(NVIDIA GeForce GTX 295)、騒音測定時のみ玄人志向 GF8500GT-E256H/HP(NVIDIA GeForce 8500 GT)
HDD:日立GST Deskstar P7K500 HDP725050GLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP2
室温:31℃、暗騒音:34.9dB
騒音計測距離:電源背面から7cm
  Corsair Memory CMPSU-850HXJP Enermax REVOLUTION85+ ERV850EWT Seasonic M12D SS-850EM
定格出力 850W 850W 850W
搭載ファン 14cm角 13.5cm角 12cm角
ATX20/24ピン(長さ) 1(60cm) 1(60cm) 1(55cm)
ATX/EPS12V(長さ) 1(60cm) 2(60cm) 2(58cm)
ペリフェラル 最大12 最大6 8
SerialATA 最大12 最大12 11
PCIExpress6+2(長さ) 最大6(50cm) 最大6(50cm) 2(60cm)、2(55cm)
FDD 最大2 最大1 2
本体サイズ(W×D×H) 150×180×86mm 150×190×86mm 150×160×86mm
ゲーム用途で選ぶなら
 今回テストした3製品からハイエンドビデオカードを利用するゲームPC用電源を一つを選ぶとしたらCMPSU-850HXJPだろう。当初は初の80PLUS Gold認証取得製品として発売が予定されていたこともあり、消費電力、静音性ともに優れている。複数枚のビデオカード構成やストレージなどを多用するのであれば、レーン数が多いERV850EWTも悪くない。SS-850EMは安定性も十分で、何と言ってもコンパクトさがメリットと言えるだろう。
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