ビデオカード対決 3/4 | ライバルパーツ対決！買うならどっちだ？

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パーツ同士の性能差
本当のところが知りたい！

その他の特集（2011年）

激突！Bulldozer vs. Sandy Bridge

震撼性能！　Sandy Bridgeに死角なし!!

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ビデオカード対決

TEXT：Jo_Kubota

Round2

コストパフォーマンス最高のクラスで
真の“買い”はどれだ？売れ筋価格帯対決

HIS

H485QS512P

実売価格：16,000円前後

問い合わせ先：03-3980-6442（恵安）
URL：http://www.hisdigital.com/

Radeon HD 4850

GDDR3 512MB

高性能静音クーラーを装備する人気製品

SPECIFICATION
コアクロック：625MHz
ビデオメモリバス幅：256bit
メモリクロック：1.986GHz
接続インターフェース：PCI Express 2.0 x16
出力インターフェース：DVI-I×2、HDTV OUT×1

XFX

HD-477A-YDFC

実売価格：16,000円前後

問い合わせ先：info@synnex.co.jp（シネックス）
URL：http://www.xfxforce.jp/

Radeon HD 4770

GDDR5 512MB

HD 4770搭載モデル初のオリジナルクーラー採用製品

SPECIFICATION
コアクロック：750MHz
ビデオメモリバス幅：128bit
メモリクロック：3.2GHz
接続インターフェース：PCI Express 2.0 x16
出力インターフェース：DVI-I×2、HDTV OUT×1

Leadtek

WinFast GTS250 512MB

実売価格：15,500円前後

問い合わせ先：03-5215-5650（アスク）
URL：http://www.leadtek.co.jp/

GeForce GTS 250

GDDR3 512MB

強力な外排気型クーラーが魅力

SPECIFICATION
コアクロック：738MHz
ビデオメモリバス幅：256bit
メモリクロック：2.2GHz
接続インターフェース：PCI Express 2.0 x16
出力インターフェース：DVI-I×2、HDTV OUT×1

ZOTAC

ZT-98GES3G-FSL

実売価格：12,000円前後

問い合わせ先：03-5215-5650（アスク）
URL：http://www.zotac.com/

GeForce 9800 GT 66W版

GDDR3 512MB

PCI Express電源コネクタなしで使える

SPECIFICATION
コアクロック：550MHz
ビデオメモリバス幅：256bit
メモリクロック：1.8GHz
接続インターフェース：PCI Express 2.0 x16
出力インターフェース：DVI-I×2、HDTV OUT×1

■	売れ筋価格帯の4製品を徹底比較

　性能の似た三つ目のグループはもっとも製品数、種類が多い価格帯でもあり、Radeon HD 4850/4770、GeForce GTS 250/9800 GTを搭載するビデオカードがひしめき合っている。これらのGPUを搭載したビデオカードから1製品ずつ人気製品を選び、比較していこう。なお、この項以降はミドルレンジを想定したマシンとしてCPUにIntel Core 2 Duo E8500を搭載したPCを用意して検証を行なっている。

　まずは前ページで紹介したストIVベンチだが、Leadtek WinFast GTS250 512MB（以下、GTS250）がほか3製品から頭一つ抜けてトップに立った。XFXのHD-477A-YDFC（以下、HD-477A）はZOTACのZT-98GES3G-FSLに対してやや優位の結果だ。

　次に定番FPSゲームの「Call of duty:World at War」（以下、CoD:WaW）の結果を見てみよう。1,280×1,024ドットではHD-477Aがわずかにリードしたが、1,920×1,200ドットの高解像度ではHISのH485QS512P（以下、H485QS）とGTS250に逆転を許してしまっている。この辺りはメモリの帯域幅の違いが出たと言ってよいだろう。

　そして国産RPGとして、初のUnreal Engine 3.0を採用した「The Last Remnant」のベンチマーク結果だが、GTS250がトップとなった。またストIV、CoD:WaWではRadeonに負けていたZT-98GES3G-FSLが、ここでは逆転している。HD-477Aはメモリの帯域幅が狭いためか、思ったよりスコアは伸びなかった。

　エンコードの比較では、いずれも優劣がはっきり付くほどの差はなく、わずかにH485QSが速い程度となっている。

　システム全体の消費電力では、アイドル時はZT-98GES3G-FSLとH485QSがともに100Wで並び、高負荷になるとHD-477AはGTS250より100W以上も低く、省電力性の高さを見せ付けている。

　最後にGPU温度だが、ZT-98GES3G-FSLは1スロットタイプのGPUクーラーのため、高負荷時の温度は高めだ。

Leadtekの勝利！

引き分け

Leadtekの勝利！

HISの勝利！

XFXの勝利！

引き分け

【検証環境】
CPU：Intel Core 2 Duo E8500（3.16GHz）
マザーボード：ASUSTeK P5Q Turbo（Intel P45＋ICH10R）
メモリ：ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2
HDD：Western Digital WD VelociRaptor WD3000HLFS（Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB）
OS：Windows Vista Ultimate SP2

■	省電力性に優れるHD-477A 性能で明確な違いがあるGTS250

　単純に性能だけを見ると安定して高い結果を残したGTS250に軍配が上がるだろう。ただし、性能と引き換えに消費電力もこのグループでは強烈なものとなっているのは注意したい。H485QSとHD-477Aの性能差は小幅だが、少しでも性能を求めるならH485QS、省電力性ならHD-477Aと言えそうだ。ZT-98GES3G-FSLは性能面では一歩劣るものの、1スロットクーラーであるため省スペースなマシンには最適だろう。