その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||
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トリプルコア×デュアルコア対決 | ||||||||||||||
Intel | ||||||||||||||
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実売価格:14,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:0120-868686(インテル) URL:http://www.intel.co.jp/ |
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定番デュアルコアブランドの廉価モデル 動作クロック:2.93GHz コア数:2 システムバス:1,066MHz 2次キャッシュ:3MB 3次キャッシュ:- TDP:65W |
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AMD | ||||||||||||||
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実売価格:14,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:0053-165-0441(日本AMD) URL:http://www.amd.co.jp/ |
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プラス1コアの余裕が活きるトリプルコア 動作クロック:2.8GHz コア数:3 システムバス:4,000MHz 2次キャッシュ:512KB×3 3次キャッシュ:6MB TDP:95W |
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ここでは、1万円台半ばと実売価格はほぼ同じだが、デュアルコアとトリプルコアというコア数の違いがある2モデルを詳細に検証していく。コア数の違いがどう影響するのか注目だ。なお、テスト環境は上位CPU対決と共通である。 SiSoftのSandra 2009(SP3c)のスコアにはコア数の違いがはっきり現われている。CPUの演算テストでは、ほぼどれも1.5~1.6倍ときっちりコア数の分の差となっている。Phenom II X3はSIMD整数演算(Integer)が得意なのか、これのみ2倍のスコアとなっている。メモリ性能(Memory Bandwidth)はPhenom II X3が圧倒しており、Core 2 Duoよりも約2.2倍よいスコアとなっている。デュアルチャンネルDDR3-1333とデュアルチャンネルDDR2-800の理論帯域の差(約1.66倍)を上回る大差が付いているのは、Phenom II X3がメモリコントローラを内蔵していることが大きい。 FuturemarkのPCMark Vantageは、実際のアプリケーションを使い、Windows Vista上での日常操作をシミュレートし、総合的なスコアと各用途別のサブスコアを出す。結果はPhenom II X3がほぼ全面的に強く、サブスコアでCore 2 Duoが上回っているのは「HDD」のみで、ほかはPhenom II X3が勝っている。総合スコアでも1,000近い決定的な差を付けている。使われているアプリケーション自体は2コア(2スレッド)までしか使わないものばかりだが、複数タスクを並行して実行する内容が多く含まれており、そこでコア数の差が出ていると思われる。 |
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CINEBENCH R10は、MAXONの3DCGソフト「CINEMA 4D」をベースにしたテスト。レンダリングテストでは、1コア(スレッド)のみを使う1 CPUと、全コアを使ったx CPUのスコアが計測できる。1 CPUでもPhenom II X3のほうが若干上と、Round1でテストしたCore 2 QuadとPhenom II X4の比較とは違う結果が出たが、Core 2 Duo E7500ではキャッシュ容量やシステムバスクロックが上位モデルに比べて制限されている部分が出ていると思われる。x CPUではPhenom II X3のほうがCore 2 Duoの約1.5倍と、きっちりコアの数だけ性能差が付いている。TMPGEnc 4.0 XPressによるエンコードテストもまたPhenom II X3が圧倒的に速く、こちらの差は1.7倍と、コア数以上の差が付いている。 ゲーム性能を見てみよう。3DMark Vantageでは、ExtremeでCore 2 Quadがわずかに、PerformanceではPhenom II X3のほうがはっきりとスコアがよい。マルチスレッドでAI処理や物理演算などを行なうCPU SocreではどちらもPhenom II X3のほうが上回っているが、Extremeではスコア算出の際にCPU Scoreの影響をほとんど受けないためこのようになっているのだろう。 CPUの負担が大きく、マルチスレッドに最適化されているグランド・セフト・オートIVでは、やはりトリプルコアのPhenom II X3が約1.7倍もCore 2 Duoよりもよいスコアを出している。ストリートファイターIVもGPUの負担が軽いためかCPUの差が出ているようで、Phenom II X3が約1.5倍よいスコアとなった。 ワットチェッカーを利用したシステム全体の消費電力の測定では、Phenom II X3は前ページのPhenom II X4とほとんど変わらず大きい。Core 2 Duo E7500と比べると、アイドル時で41W、高負荷時では63Wも高い。静音化にはCore 2 Duoのほうが圧倒的に有利だ。 |
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アプリのマルチスレッド化が進む デュアルコアとトリプルコアの対決ではアプリケーションレベルでも意外に大きな差が付いた。3スレッド以上のマルチスレッドに対応したソフトが増えたことが大きいと思われる (C) CAPCOM U.S.A., INC. 2008,2009 ALL RIGHTS RESERVED. |
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結論としては、性能面ではPhenom II X3がはっきり優位と言ってよいだろう。初代Phenom X3でトリプルコアが登場した当時は期待外れという印象が強かったが、当時よりアプリケーションのマルチスレッド対応が進んでいることが大きい。また、Phenom II X3の価格もクアッドコア寄りではなくデュアルコア寄りに設定されるようになって、コストパフォーマンスという意味では飛躍的にアップしたと言える。もっとも、消費電力については上位CPU並みに気を使う必要があり、Core 2 Duo E7500はその点に付け入る隙があるだろう。 | ||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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