その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||
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人気の上位CPU対決 | ||||||||||||||
Intel | ||||||||||||||
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実売価格:22,500円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:0120-868686(インテル) URL:http://www.intel.co.jp/ |
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大幅値下げで魅力倍増の定番モデル 動作クロック:2.83GHz コア数:4 システムバス:1,333MHz 2次キャッシュ:6MB×2 3次キャッシュ:- TDP:95W |
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AMD | ||||||||||||||
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実売価格:21,500円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:0053-165-0441(日本AMD) URL:http://www.amd.co.jp/ |
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Socket AM3対応のニューフェース 動作クロック:3GHz コア数:4 システムバス:4,000MHz 2次キャッシュ:512KB×4 3次キャッシュ:6MB TDP:125/95W |
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まずはIntelとAMD、お互いの主力クラスの売れ筋モデルの対決だ。同じクアッドコアで動作クロックも近い両者だが、アーキテクチャが決定的に異なる。大容量2次キャッシュを含むデュアルコアのダイを二つ搭載しているCore 2 Quad、一つのダイに四つのコアとDDR3対応メモリコントローラ、3次キャッシュまでも内蔵するPhenom II X4、この差がどう影響しているのか、じっくりと見ていこう。環境は別掲しているが、マザーとメモリ以外は完全に統一している。 最初のテストはSiSoftのSandra 2009(SP3c)。CPUコアの基本的な演算性能とメモリ性能を比較している。演算性能では整数演算(Dhrystone ALU)、浮動小数点演算(Whetstone iSSE3)ともにCore 2 Quadが若干上で、SSE系命令を使ったテストでも整数演算(Integer)以外はCore 2 Quadのほうが勝っている。一方、メモリ性能(Memory Bandwidth)ではPhenom II X4が2倍近くよいスコアが出ている。これはDDR3とDDR2の差以上に、Phenom II X4がメモリコントローラを内蔵していることのメリットが出ていると思われる。 このCPUコアとメモリの基本性能が一般的なアプリケーションでどれだけ活かされているか、FuturemarkのPCMark Vantageのスコアをサブスコアも含めて見ていこう。結果はまさにがっぷり四つ、総合スコアだけでなく、サブスコアも拮抗している。写真や映像のデジタル保存を行なう「Memories」、検索やウイルススキャンなどを行なう「HDD」ではCore 2 Quadが、オーディオのトランスコードなどを行なう「Music」、暗号化/復号化などが中心の「Communications」ではPhenom II X4が強いが、ほかは互角。総合スコアでもわずか「5」だけPhenom II X4が上回るが、これは完全に互角と言ってよい。 |
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次はクリエイティブアプリケーションの性能を見てみよう。CINEBENCH R10による3DCGレンダリングテストでは、1コアのみ使う「1 CPU」と全コアを使う「x CPU」の値を掲載している。興味深いのは、1 CPUではCore 2 Quadのほうが上だが、x CPUではPhenom II X4のほうがよいこと。これはやはりデュアルコアを二つ合わせてクアッドコアにしているCore 2 Quadよりも、4コアを内蔵しているPhenom II X4のほうがマルチコアの効率がよいということかもしれない。TMPGEnc 4.0 XPressによるエンコードテストは、フルHDサイズ(3分33秒)のWMV HDをH.264にトランスコードする時間を計測したもの。ほぼ互角だが、こちらもわずかにPhenom II X4のほうが短い時間で終えている。 ゲーム性能はどうだろうか。定番ベンチマークの3DMark Vantageでは、用意されているプリセットのうち、高解像度高負荷設定の「Extreme」と標準設定の「Performance」を実行しているが、どちらもわずかにCore 2 Quadが勝っている。また、実際のゲームをベースにしたテストとしては、まずはCPUへの負担が高いことで知られるグランド・セフト・オートIVのベンチマークテストを実行した。2種類の解像度で行なったが、いずれもPhenom II X4がよいスコアを出している。3Dゲームとしては比較的ライトな部類に入るストリートファイターIV ベンチマークも、1,920×1,200ドットと1,280×720ドットの二つの解像度で実施した。こちらもやはりPhenom IIX4のほうが優秀なスコアをマークしている。どちらのテストもGPUの負荷が比較的低い解像度時に差が広がっている。 最後にワットチェッカーを利用した消費電力のテスト結果を見てみよう。公称のTDPは95Wで同じ両者だが、ここでは大きな差が付き、アイドル時で32W、高負荷時では44WもPhenom II X4マシンのほうが消費電力が高かった。 |
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上位CPUはエンコードに強い このクラスの上位CPUはどんな用途でも高速だが、とくに動画エンコードなどマルチスレッドに対応した処理では強く、下位PCと決定的な違いが見られる |
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【検証環境】 [LGA775環境] マザーボード:GIGABYTE GA-EP45-UD3P(Intel P45+ICH10R) メモリ:UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、2GB×2) [Socket AM3環境] マザーボード:MSI 790FX-GD70(AMD 790GX+SB750) メモリ:OCZ Technology Reaper HPC OCZ3RPR1866C9LV6GK(PC3-15000 DDR3 SDRAMをPC3-10600で使用、1GB×3<2枚のみ使用>) [共通環境] ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX 285リファレンスカード HDD:Seagate Barracuda 7200.11 ST3320613AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 |
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総合的に見ると、アプリケーションテストではわずかながらPhenom II X4が優勢と言えるだろう。価格も少し安いことを考えると、コストパフォーマンスではより差がある。一方、消費電力ではCore 2 Quadの勝ち。静音化などはこちらのほうがやりやすそうだ。どちらを選ぶかは好みの問題だろう。 | ||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
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発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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