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最新・クアッドコア自作の極意
TEXT:目黒廣道
クアッドコアCPU
アップグレード指南
imageクアッドコアCPUにアップグレードする方法はCPUだけ交換すればよい場合もあれば、マザーボードを同時に交換する場合もあるなど、現在使用しているPC構成によって変化する。ここではケース別アップグレード方法を紹介しよう。
クアッドコアCPUにアップグレードする
 新製品が数多く登場し、価格もかなりこなれてきたクアッドコアCPU。そろそろアップグレードを考えてもよいかな?と思っているユーザーもいることだろう。クアッドコアCPUへのアップグレード方法はユーザーが使用しているP
Cの構成によって異なるが、デュアルコアCPUからのアップグレードなら、おおよそ以下の3種類に分けられる。

(1)CPUのみ交換
(2)CPU、マザーボードを交換
(3)CPU、マザーボード、メモリを交換


 ここでは上記の三つのパーツのみのアップグレードに絞って解説してみよう。
 (1)のケースは、使用しているマザーボードがクアッドコアCPUに対応している場合に有効だ。もっともコストを低く抑えられるが、利用可能なクアッドコアCPUに制限があることも多い。また、新しいクアッドコアCPUでは性能をフルに発揮できないことがある。

 (2)のケースはもとのマザーボードはクアッドコアに対応していないが、コストをできる限り抑えてアップグレードしたいときに有効だ。その代わり、今後登場するCPUに対応できない可能性があるなど、将来性にやや不安が残る。

 (3)のケースは、Core i7やSocket AM3版Phenom IIなど、最新のクアッドコアCPU環境に移行したい場合だ。高いパフォーマンスを期待でき、今後登場する高クロックのCPUに交換できる可能性が高いなど、将来性も期待できる。

 それでは、初期のCore 2 Duo E6000シリーズが登場した2006年時のパーツを基準に構成したPCを、それぞれ紹介した三つのパターンでクアッドコアCPUにアップグレードしたときの効果を検証してみよう。
imageメーカーサポートページをチェック
使用しているマザーボードがクアッドコアCPUに対応しているかは、マザーボードメーカーのWebサイトで確認することができる
imageBIOSアップデートを忘れずに
クアッドコアCPUに対応しているマザーボードであっても、BIOSをアップデートしないと正常に使用できないことがある
主なデスクトップPC向けチップセットのクアッドコア対応状況
○:対応  △:マザーボードメーカーが独自に対応している場合がある  ×:非対応
Intel CPU向け Core i7 Core 2 Quad(45nm版) Core 2 Quad(65nm版)
Intel 965シリーズ ×
Intel 3/4シリーズ × 1
Intel X58 × ×
NVIDIA nForce 500iシリーズ × ×
NVIDIA nForce 600iシリーズ ×
NVIDIA nForce 700iシリーズ ×
NVIDIA GeForce 7000シリーズ ×
NVIDIA GeForce 9000シリーズ ×
AMD CPU向け Phenom II X4(AM3版) Phenom II X4(AM2+版) Phenom X4
AMD 600シリーズ(AM2)
AMD 700シリーズ(AM2+) 2
AMD 700シリーズ(AM3) × ×
NVIDIA nForce 500シリーズ(AM2)
NVIDIA nForce 600aシリーズ(AM2+)
NVIDIA nForce 700aシリーズ(AM2+)
NVIDIA nForce 900aシリーズ(AM2+)
NVIDIA nForce 900aシリーズ(AM3) × ×
NVIDIA GeForce 6000シリーズ(AM2)
NVIDIA GeForce 7000シリーズ(AM2+)
NVIDIA GeForce 8000シリーズ(AM2+) 2
1:P31など、システムバス1,066MHz対応チップセットは△
2:一部のマザーボードは○
Intel製クアッドコアCPUへのアップグレード
1 CPUのみ交換する
 Intel 965以降を搭載したマザーボードであればCore 2 Quad/Core 2 Extremeを利用できる可能性があり、その場合はCPUのみの交換だけですむ。今回使用したP965搭載マザーボード「ASUSTeK P5B Deluxe/WiFi-AP」はCore 2 Quad Q9000シリーズまで動作するので、アップグレードの選択肢が多く、性能の向上幅も大きい。ただし、マザーボードによってはリビジョンによって対応CPUが変わる場合もあるので、この辺りは使用しているマザーボードメーカーのWebサイトで、サポートしているCPUの情報をしっかりと確認してほしい。

 また、Q6000シリーズしか使えないマザーも多いが、現在新品で入手できるのはQ6600だけ。それ以外は中古を探すしかない。
image
予算:~約35,000円
2 CPUとマザーボードを交換
 マザーボードの交換を視野に入れる場合は、最新のCore i7か価格のこなれたCore 2 Quadのどちらも選択できるが、DDR2 SDRAMを流用したい場合はCore 2 Quad環境しか選べない。

 Intel 3シリーズ以降のチップセットを搭載しているマザーボードなら、システムバス1,333MHz対応の45nm版Core 2 Quadにも正式対応しており、なおかつコストパフォーマンスも高い。テストで使用したP45搭載の「ASUSTeK P5Q-E」では、ベンチマーク結果を見て分かるように、同じQ9550でも上のグラフのP965搭載マザーとの組み合わせよりも高い値を出している。

 IntelのCPUにこだわらないのであれば、Phenom II X4と対応マザーという選択肢(次ページの「2」)もある。
image
予算:約35,000~55,000円
3 CPUとマザーボード、メモリを交換
 CPUとマザーボード、メモリまで交換する場合、予算が許すのであればCore i7を狙いたい。Core 2 QuadでもDDR3 SDRAM対応のマザーボードがあるが、コストと将来性のバランスを考えると、選択する意味はあまりないだろう。

 ベンチマークではCore i7の最下位グレードである920とCore 2 Quadの上位グレードでは大差ないスコアで、メモリ分のコストを合わせると一見不利に見えるが、将来性を考えたら一番オススメできるアップグレードパスと言える。

 ただし、電源の定格出力など、アップグレード前のPC構成によっては新たにパーツを交換する必要に迫られることもある。この辺りはかけられるコストと相談しつつ、ほかのパーツのアップグレードについても考えておきたい。
image
予算:約60,000円~
【検証環境】
【P965環境】
マザーボード:ASUSTeK P5B Deluxe/WiFi-AP(Intel P965+ICH8R)
メモリ:ノーブランドPC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB(CL=5)×2

【P45環境】
マザーボード:ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R)
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB(CL=5)×2

【X58環境】
マザーボード:DFI LANPARTY UT X58-T3eH8(Intel X58+ICH10R)
メモリ:OCZ Technology OCZ3X1333LV3GK(PC3-10600、CL=7、1GB×3)

【共通環境】
ビデオカード:NVIDIA GeForce 7600 GTリファレンスカード
HDD:Seagate Barracuda 7200.10 ST3250410AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
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