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最新・クアッドコア自作の極意
TEXT:保坂陽一
最強・最小のクアッドコアマシンを作ろう!!
imageコンパクトかつ高性能なマシンへのチャレンジは、自作の醍醐味の一つ。どこまでコストをかけられるかというのも焦点ではあるが、ここではクアッドコアCPUを使用して、現在考えられる中でもっともハイスペックな小型マシンを考えてみよう。
microATXか? Mini-ITXか?
 microATXやMini-ITXといったスモールフォームファクターのマシンは、性能を高めにくい上に、高価であり、そのサイズゆえに拡張性も限られてしまうことが多い。さらにはハイエンドなクアッドコアCPUを使おうとすると、発熱や消費電力が問題になることも。しかし、限られた空間を最大限活用した超高性能小型マシンというのは、PCに限らず男のロマンである。ここでは3Dゲームも遊べて、メインマシンとしてバリバリ使える小型PCを考えてみよう。

 3Dゲームと言うからにはビデオカードは搭載したいところだが、microATXでフルサイズのビデオカードを搭載できるケースとなると、ミドルタワーと大差ないものがほとんど。ということで、製品数の増えているMni-ITXケースで探してみると……理想に近いのはキューブタイプだろうか。加えて、電源出力もそれなりのものが欲しいので、AC電源タイプなどは選外となる。ATX電源を搭載できるなら、出力的に文句はないが、電源が大きいので内部が狭くなってしまう。そんな中で、SilverStoneのSST-SG05は、300Wとそれなりの出力の電源を標準搭載しながら、Mini-ITXより拡張スロット1本分大きい、Mini-DTXに対応。フロントに12cm角ファンも備え、冷却性能にも期待が持てる。今回はこのケースで使うことを前提にほかのパーツを決めていこう。
image拡張スロットは2本分欲しい!
Mini-ITXケースでは、マザーボードに合わせて拡張スロットが1本だけのものが基本なので、搭載できるビデオカードが限定されてしまう。SST-SG05なら2本分使えるので選択肢も広がる
なるべくコンパクトでビデオカードが使えそうなケースは……
Lian Li
PC-Q07
実売価格:10,500円前後
問い合わせ先:03-5298-3880(ディラック)
URL:http://www.lian-li.com/
Mini-ITX 付属電源なし
imageATX電源採用でメンテナンス性も良好
フルアルミのMini-ITXケースで、サイドパネル(兼マザーボードベース)は着脱が可能。ATX電源が搭載可能だが、奥行きにあまり余裕はなく、シャドーベイも一つのみとなっている
SilverStone
SST-SG05B
実売価格:11,500円前後
問い合わせ先:03-5298-3880(ディラック)
URL:http://www.silverstonetek.com/
Mini-DTX 300W
image冷却重視のゲーマー向けキューブ
300W電源を標準搭載し、フロントには12cm角ファンを装備。拡張スロットが2本使えるMini-DTXに対応しており、奥行きが25cm程度までのアッパーミドルクラスのビデオカードが使用できる
アビー
acubic C10
直販価格:19,980円(ピュアホワイト)
問い合わせ先:045-306-6686
URL:http://www.abee.co.jp/
Mini-ITX 付属電源なし
imageATX電源採用のほぼ立方体ケース
質感の高いフルアルミキューブ。5インチベイやATX電源が活用できるほか、オプションパーツでシャドーベイの拡張なども可能だ。拡張スロットは1本のみで融通が利かない面もある
どのマザーを選んでも制限はある
 ケースに続いて、肝心のクアッドコアCPUの選択だが、何より対応するマザーボードがなくては話にならない。そもそもMini-ITXでビデオカードを使おうとしているわけで、搭載する拡張スロットの仕様も気になるところだ。単純に省電力マシンとしてオンボードグラフィックス性能を重視するのであれば、現状ではIntel系ならG45かGeForce 9300チップセット、AMD系で言えばAMD 780Gチップセットを搭載したマザーボードが最上位モデルとなる。もともと780Gマザーボードで、ハイエンドMini-ITXというジャンルを切り開いたAMDプラットフォームだが、最近はIntel勢に押され気味だ。J&W TechnologyのMINIX-780G-SP128MBは発売から1年近く経つ製品だが、オンボードグラフィックス機能を活用して、Phenom X4の省電力モデル辺りと組み合わせるにはよい選択肢だろう。ただ、対応CPUはSocket AM2でTDP 95Wまでとされており、拡張スロットはPCI Express x16形状のx4接続。最強を目指す今回の趣旨から考えると、やや弱いと言える。

 調べてみると、Mini-ITXでフルレーンのPCI Express x16スロットが使える製品はほんの一握り。実際のところZOTACのGeForce 9300-ITX WiFiくらいしかなさそうだ。オンボードグラフィックス機能も気になるところだが、今回はこれに省電力版Core 2 Quadの最上位モデル、Q9550Sを組み合わせる。
使用するクアッドコアCPUの候補
Intel
Core 2 Quad Q9550S
実売価格:35,000円前後
TDP 65W 2.83GHz
image省電力版の最高モデル
省電力で文句なしの高性能を持つクアッドコアCPU。割高な価格が一番のネックだろう
AMD
Phenom II X4 810
実売価格:17,500円前後
TDP 95W 2.6GHz
image本命のSocket AM3だが……
Phenom IIの中では省電力で低価格。しかし、Mini-ITXではまだ対応マザーがない……
AMD
Phenom X4 9350e
実売価格:13,000円前後
TDP 65W 2GHz
image低価格ではあるが性能は今一つ
低価格・省電力で、AMD 780Gチップセットと組み合わせるにはよいが、絶対的なパワーに劣る
Intel × Mini-ITX
Intelチップセットの内蔵グラフィックス機能の弱さが問題であったが、G45やGeForce 9300を採用したMini-ITXマザーの登場や、Core 2シリーズの高い性能もあり、スペックに対する不満は解消されてきた。ちなみに、Atomマザーボードは低価格だが、3Dゲームなどを遊ぶには厳しく、今回は最初から選外だ
ZOTAC
GeForce 9300-ITX WiFi
実売価格:20,000円前後
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
URL:http://www.zotac.com/
LGA775 GeForce 9300
image無線LAN機能付属のGeForce 9300マザー
オンボードグラフィックスにも期待が持てるLGA775対応Mini-ITXマザー。PCI Express x16スロットでビデオカードの拡張も可能。無線LANカードも付属しているなど、機能満載だが、内部Serial ATAポートは二つしか備えていない
AMD × Mini-ITX
どちらかと言うと、780Gや790GXといった高性能グラフィックス機能統合チップセットに期待のかかるAMD構成。省電力版Phenomなどと組み合わせれば、バランスのよいマシンができる。しかし、Socket AM3に対応したMini-ITXマザーはまだ発売されておらず、新製品の登場に期待したいところである
J&W Technology
MINIX-780G-SP128MB
実売価格:17,000円前後
問い合わせ先:03-3980-6442(恵安)
URL:http://www.jwele.com/
Socket AM2 AMD 780G
image優秀なインターフェースと内蔵グラフィックス機能
AMD 780G採用のMini-ITXマザーとしてロングセラーとなっている製品。メモリはSO-DIMMだが、機能に不足はなく、Serial ATAポートも四つ備える。しかしこちらの拡張スロットはPCI Express x16形状のx4スロット
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