その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:長畑利博 | ||||||||||||||
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市販のCPUクーラーの冷却性能が本領を発揮するのは、CPUのオーバークロック時である。そこで、実際にオーバークロック耐性の高いCore i7-920(C0ステッピング品)を利用し、クーラーの違いによってどこまでオーバークロックの範囲が広がるかをテストしてみた。 テスト内容は「OCCT Perestroika v3.01」を使い、システムに30分連続で負荷をかけ続けてシステムがダウンしなければオーバークロック成功と見なした。ただし標準の設定ではCPUの温度が80℃を超えてしまうとテストが終了してしまうため、クーラーの限界を試せるよう、リミッタを99℃に変更してある。 さらにオーバークロックは動作クロックの上限を重視し、ベースクロックなどの設定についても製品ごとに変更して、可能な限り高クロックで安定動作するように設定している。最終的な個別の調整については、下の動作クロックのグラフを参照してほしい。 結論から言うと、クーラーによってオーバークロックの上限は大きく変わる。リテールクーラーでは3.4GHzを超えるとシステムがダウンしてしまうが、CoolerMaster V10などの冷却性能の高いクーラーを使った場合は、今回使用したCPUの空冷におけるほぼ上限であろう4.03GHzでの安定動作を確認できた。 定格での動作時とは異なり、こちらはファンの回転数や風量も重要。それだけにXIGMATEK Dark Knight S1283VやCoolerMaster V10は、限界近い環境で動作させると回転数も相当上がるため、かなりの騒音となってしまった。高負荷環境での性能に定評のあるThermalright TRue Black 120 Plusは、オーバークロック上限、冷却性能、静音性ともに高いバランスを示す結果となった。 |
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ヒートパイプ直接接触やペルチェ素子の採用など、高級製品ほど凝ったギミックを持っており、その効果も高いことが証明される結果となった | ||||||||||||||
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【検証環境】 【Core i7環境】 CPU:Intel Core i7-920(2.66GHz) マザーボード:ASUSTeK Rampage II Extreme(Intel X58+ICH10R) メモリ:Kingston Technology KHX16000D3T1K3/3GX(PC3-16000 DDR3 SDRAM、CL=9、1GB×3) ビデオカード:玄人志向 GF8500GT-E256H/HP(NVIDIA GeForce 8500 GT) SSD:Intel X25-M Mainstream SATA SSD SSDSA2MH080G1(Serial ATA 2.5、MLC、80GB) 室温:28℃ 暗騒音:33.2dB 【Core 2 Quad環境】 CPU:Intel Core 2 Quad Q9550(2.83GHz) マザーボード:ASUSTeK P5K-E(Intel P35+ICH9R) メモリ:Patriot Memory PSD24G800KH(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、2GB×2) ビデオカード:MSI NX7900GS-T2D256EZ(NVIDIA GeForce 7900 GS) HDD:日立GST Deskstar P7K500 HDP725050GLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB) 室温:29℃、暗騒音:34.9dB 【共通環境】 OS:Windows Vista Ultimate SP1 動作音測定距離:12cm ※Thermalright TRue Black 120 Plusにはサイズ GentleTypoon D1225C12B4AP-14(12cm角、1,450rpm)を装着。CoolerMaster V10はメモリと干渉したため、角度を90゚変更して取り付けた |
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CoolerMaster | ||||||||||||||
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実売価格:18,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:support@coolermaster.co.jp(クーラーマスター) URL:http://www.coolermaster.co.jp/ |
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ペルチェ素子搭載の超大型クーラー 12cm角ファンを2基とペルチェ素子を搭載した大型クーラー。CPU部分だけでなくその周辺への冷却効果も備えている |
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Thermalright | ||||||||||||||
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実売価格:9,500円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:support@scythe.co.jp(サイズ) URL:http://www.thermalright.com/ |
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搭載ファンはユーザーが決める ファンは別売りで、12cm角ファンを二つまで搭載可能。冷却性能や静音性重視など、ユーザーの好みに応じたファンを搭載できる |
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Thermaltake | ||||||||||||||
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実売価格:6,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:info.jp@thermaltake.com(日本サーマルティク) URL:http://www.thermaltake.co.jp/ |
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扇形のユニークなフィンを採用 扇状のフィンに挟み込まれるように搭載された11cmファンは、LED発光機能付き。クリップ式で取り付けも簡単 |
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XIGMATEK | ||||||||||||||
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実売価格:4,500円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:inf@fastcorp.co.jp(ファスト) URL:http://www.xigmatek.com/ |
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抜群のコストパフォーマンス 銅製のヒートパイプが直接CPUに接触する構造で高い冷却性能を実現。コストパフォーマンスが非常に高いのも特徴 |
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ZALMAN | ||||||||||||||
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実売価格:7,500円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク) URL:http://www.zalman.co.kr/ |
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独自の8の字形ヒートパイプを採用 銅を多用した贅沢なCPUクーラー。3本のヒートパイプを8の字に曲げて6本構成と同等の性能を実現している |
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サイズ | ||||||||||||||
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実売価格:4,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:support@scythe.co.jp URL:http://www.scythe.co.jp/ |
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定番CPUクーラーの後継機 ベストセラーANDY SAMURAI MASTERの後継機種。3分割フィンと6本のヒートパイプで、優れた冷却性能と静音性を両立 |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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