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マザーボードの実装と機能 1/2
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最新・クアッドコア自作の極意
マザーボードの実装と機能
TEXT:宮崎真一
BIOS設定のココに注目!
Hyper-Threadingの有効/無効化でCore i7の性能アップ&消費電力ダウンを狙う
エンコード形式によって変わる処理速度と消費電力
 クアッドコアCPUを利用するのであれば、マザーボードに用意されたBIOS設定項目も有効に活用したいところ。とくに、Core i7がサポートしているHyper-Threading(以下HT)という機能は、4コアのCPUで論理的に8スレッド分の処理を同時にこなすことができ、マルチスレッド対応アプリケーションにおいて、そのメリットは大きい。

 しかし、用途によってはHTを無効にしたほうがパフォーマンスが向上する場合がある。まずは、TMPGEnc 4.0 XPressを用いて、HTを有効にした場合と無効にした場合とで、各動画形式のエンコードに要する時間の比較をしてみた。MPEG2からMPEG4/AVCへのエンコードでは、HTを無効にするとスレッドが減ったためかパフォーマンスが低下している。逆に、WMVへのエンコードでは38秒も速くなった。これは、HTを有効にした場合、コアごとのキャッシュの取り合いなどのオーバーヘッドが発生するためではないかと考えられる。

 同時に、それぞれのエンコードを行なった際のシステム全体の最大消費電力も測定した。まず、MPEG4/AVCではHT無効でCPUの処理能力が落ちるとともに消費電力が低下している。逆に、DivXへのエンコードでは消費電力が上昇してしまっている。これは、HTを無効にすることで、CPUのリソースの利用度が増えてしまったのではないだろうか。

 以上から、エンコードを行なう内容によって、HTを有効/無効に切り換えることで、より高いパフォーマンスが得られるということが分かった。

 また、FPSゲームのCrysisの場合は、マルチスレッド非対応と言われるゲームということで、HTを無効にしたときのほうが多少フレームレートが上昇したが、最大でも0.4程度と誤差と言える範囲の結果となった。シングルスレッド処理とはいえ、必ずしもHTを切ったほうが有利というわけでもないようである。
imageBIOSでHyper-Threadingを有効に
HTの設定は、大抵はBIOS設定内のCPUに関するメニューの中に用意されており、ユーザー側で任意にON/OFFを切り換えることができる
image
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【検証環境】
CPU:Intel Core i7-920(2.66GHz)
マザーボード:ASUSTeK Rampage II Extreme(Intel X58+ICH10R)
メモリ:OCZ Technology OCZ3B2000LV6GK(PC3-16000 DDR3 SDRAM、CL=7、2GB×3)
ビデオカード:玄人志向 GF9800GT-E512HW(NVIDIA GeForce 9800 GT)
HDD:Western Digital WD Caviar Blue WD5000AAKS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
ASUSTeK
Rampage II Extreme
実売価格:43,000円前後
問い合わせ先:news@unitycorp.co.jp(ユニティ)
URL:http://www.asus.co.jp/
Intel X58+ICH10R LGA1366 RAID 0/1/0+1/5 ATX
image豪華な16フェーズVRMを搭載したOC向きの1枚
オーバークロッカーおよびゲーマー向けのX58マザーボード。基板上に実装されたボタンやトグルスイッチで手軽にオーバークロックを行なえるTweakItや、稼働フェーズ数を制御することで省電力化を実現するEPU-6 Engineなど、豊富な独自機能を備える。CPU用のVRMは16フェーズ構成を採用するのに加えて、メモリやチップセットの電源回路も3フェーズ構成と、かなり豪華な作りになっており、オーバークロックに最適だ
imageSpecification
対応CPU:Core i7
メモリスロット:PC3-16000 DDR3 SDRAM×6(最大24GB)
拡張スロット:PCI Express 2.0 x16×3(x16/x16/x1またはx16/x8/x8で動作)、PCI Express 2.0 x1×2、PCI×1
主なインターフェース:Serial ATA 2.5×7、eSATA×1、Ultra ATA/133×1、USB 2.0×6、IEEE1394×1
LAN:1000BASE-T×2
GIGABYTE
GA-EP45-UD3R(rev. 1.0)
実売価格:15,000円前後
問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル)
URL:http://club.gigabyte.co.jp/
Intel P45+ICH10R LGA775 RAID 0/1/0+1/5 ATX
image手堅い構成で価格を抑えたお買い得モデル
CPU周辺部に2オンス銅箔層と呼ばれる冷却層を実装し、冷却能力を高めたP45搭載マザーボード。VRMの省電力機能であるDynamic Energy Saver Advancedもサポートしている。また、BIOS ROMを多重化して安全性を高めたDual BIOSも装備。スタンダードモデルという位置付けのため、VRMは6フェーズ構成だが、通常用途ならこれで十分。実売価格1万円台半ばとリーズナブルな点も魅力だ
imageSpecification
対応CPU:C2D/Quad/XE、Pentium XE/D/4、Celeron
メモリスロット:PC3-10900 DDR2 SDRAM×4(最大16GB)
拡張スロット:PCI Express 2.0 x16×1、PCI Express x1×3、PCI×3
主なインターフェース:Serial ATA 2.5×8、Ultra ATA/133×1、USB 2.0×8、IEEE1394×2
LAN:1000BASE-T×1
MSI
X58 Pro
実売価格:22,000円前後
問い合わせ先:web@msi-computer.co.jp(エムエスアイコンピュータージャパン)
URL:http://www.msi-computer.co.jp/
Intel X58+ICH10R LGA1366 RAID 0/1/0+1/5 ATX
imageDrMOSなどハイエンドモデル並みの実装で低価格を実現
X58チップセットを搭載した低価格ハイエンドマザー。PCI Express 2.0 x16スロットを3本備え、うち1本が4レーン動作となる。VRMにはPower MOSFETとドライバICを一つのチップに統合したDrMOSを備えており、従来のVRMに増して高効率化が図られ、発熱を低減できると言う。省電力機能のGreenPower Centerとあわせ、さらに消費電力を抑えることが可能だ。バックパネルにはeSATAポートを1基装備している
imageSpecification
対応CPU:Core i7
メモリスロット:PC3-10600 DDR3 SDRAM×6(最大24GB)
拡張スロット:PCI Express 2.0 x16×2、PCI Express 2.0 x4(x16形状)×1、PCI Express x1×2、PCI×2
主なインターフェース:Serial ATA 2.5×7、eSATA×1、Ultra ATA/133×1、USB 2.0×6、IEEE1394×1
LAN:1000BASE-T×1
MSI
790FX-GD70
実売価格:21,000円前後
問い合わせ先:web@msi-computer.co.jp(エムエスアイコンピュータージャパン)
URL:http://www.msi-computer.co.jp/
AMD 790FX+SB750 Socket AM3 RAID 0/1/0+1/5 ATX
image拡張性と機能に優れたAM3マザーのフラグシップモデル
高効率化チップのDrMOSを搭載したPhenom II対応マザーボードで、DDR3メモリをサポート。ユニークな独自機能を備え、基板上のダイヤルでベースクロックの変更が行なえるOC Dialやベースクロックの上限を自動的に検出し、適用させるMAX FSBを搭載。さらに、BIOS設定からBIOSアップデートが可能なM-Flashも備える。拡張スロットのほか、バックパネルインターフェースも充実しており、非常に拡張性が高い
imageSpecification
対応CPU:Phenom II
メモリスロット:PC3-17000 DDR3 SDRAM×4(最大16GB)
拡張スロット:PCI Express 2.0 x16×4(x16/-/x16/-またはx8/x8/x8/x8で動作)、PCI Express x1×1、PCI×2
主なインターフェース:Serial ATA 2.5×8、eSATA×1(1基のUSB 2.0ポートと排他利用有)、Ultra ATA/133×1、USB 2.0×8、IEEE1394×1
LAN:1000BASE-T×2
【省略記号】
C2D:Core 2 Duo、C2Quad:Core 2 Quad、C2XE:Core 2 Extreme、Pentium XE:Pentium Extreme Edition
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