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最新・クアッドコア自作の極意
TEXT:宮崎真一
AMD OverDrive 3.0が登場
AMD CPUを遊び尽くす
imageAMDのCPUはハイエンドモデルでも手頃な価格で入手しやすいことから、オーバークロックなどの遊べる要素が多く、注目しているユーザーも多い。メーカー純正のOCツール、AMD OverDrive 3.0も登場し、楽しみがさらに広がりつつある。
新機能を引っ提げて登場したAMD OverDrive 3.0
 AMDはPhenom II X4 955 Black Editionのリリースに合わせて、同社独自のオーバークロックツールであるAMD OverDrive(以下AOD)のバージョンを3.0にアップした。

 CPUのコアごとに動作倍率を変更できる点などは前バージョンと変わらないが、AOD 3.0では新たに、メモリの自動オーバークロック機能「Black Edition Memory Profiles」や、アプリケーションごとに各コアの動作倍率を最適化する「AMD SMARTプロファイル」、それにファンの回転数をコントロールする「ファン制御」といった機能が追加されている。また、一部機能が制限されるものの、AM3だけでなく、AM2+やAM2プラットフォームのマザーボードでも利用が可能だ。それでは、AOD 3.0の機能を見ていこう。
・AMD OverDrive 3.0トップメニュー(システム情報)
image
四つのメニューからなるAOD 3.0。AOD 3.0はAMDの専用Webサイトで公開されている。Webサイトは英語表記だが、日本語OSを使っていれば、AOD 3.0をインストールした際に、自動的に日本語インターフェースが使えるようになる
imageまずは簡易モードから詳細モードに
初期状態では簡易モードになっており、CPUコアごとに動作倍率を変更するなどのAODならではの機能が使えなくなっている。詳細モードにするには「設定」メニューに用意された「パフォーマンス制御モード」を変更する必要がある
image(2)ステータスモニタ
「ステータスモニタ」では、各コアごとに動作クロックや動作倍率、それにコア電圧とコアの温度が表示されるほか、現在のCPU使用率の様子をグラフで確認することができる
image(3)パフォーマンス制御
オーバークロックを行なうのが「パフォーマンス制御」だ。下部にあるスライドバーを動かすことで動作倍率や各種クロック、電圧などを設定でき、OSを再起動することなく即座に反映できる
image(4)設定
「設定」では、設定した内容をプロファイルとして保存できるほか、そのプロファイルをOS起動時に読み込ませ、AOD 3.0の起動の手間を省くことができる
マニアックな設定も思いのまま
AMD OverDriveでコアごとにオーバークロックしてみる
スライドバーを動かすだけでコアごとの倍率を簡単に設定可能
 AODが持つ、コアごとに倍率を設定できるという機能の効果のほどが気になるところだろう。実際にPhenom II X4 955 Black Editionを用い、それぞれのコアをオーバークロックすることで、どの程度性能が変わるか検証してみた。

 ベンチマークには、2スレッドで動作するFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3 Version 1.00を使用。まず、オーバークロックするコアを18倍に設定し、それ以外を定格の16倍のままにとどめて測定。結果は2コアだけでなく4コアすべてをオーバークロックしたときがもっともよいパフォーマンスを発揮した。消費電力も4コアでのオーバークロック時のほうが大きくなる傾向にあるが、最大でも差は5Wと小さかった。

 結果は掲載していないが、試しに円周率を計算するシングルスレッドアプリのSuperπを実行すると、1コアと4コアのオーバークロックでほとんど差がなかった。このことから、グラフィックス処理を行なわないシングルスレッド処理の場合は、1コアのみの倍率アップでも意味はあると思われる。
imageオーバークロックするならBlack Editionがオススメ
AODを用いても、Black EditionのCPUでなければ倍率を定格以上に設定できない。コアごとに異なるオーバークロック設定を適用するなど、AODならではの機能で遊ぶならBlack Editionを用意したい。

現状、AMDの最上位CPUとなるPhenom II X4 955 Black Editionでも実売で3万円を切っており、オーバークロックを楽しみやすくなっている
CPU名 クロック 3次キャッシュ コア数 実売価格
Phenom II X4 955 BE 3.2GHz 6MB 4 27,000円前後
Phenom II X4 940 BE 3GHz 6MB 4 21,000円前後
Phenom II X3 720 BE 2.8GHz 6MB 3 14,000円前後
Athlon X2 7850 BE 2.8GHz 2MB 2 8,000円前後
コアごとに動作倍率を設定してオーバークロック
「パフォーマンス制御」にある「クロック/電圧」のページでは、CPU、メモリ、North Bridgeの現在のクロックが表示されるほか、それぞれの電圧もモニタリングされている。また、ページ内に用意されているスライドバーを動かすことで、簡単にCPU倍率と電圧を変更することができる
image
imageスライドバーを動かしてCPUコアの動作倍率を変更
クロック設定箇所で、「すべてのコアを選択」というチェックボックスを外すことで、CPU各コアの動作倍率をすべて任意に変更できるようになる
image
image
【検証環境】
CPU:Phenom II X4 955 Black Edition(3.2GHz)
マザーボード:MSI 790FX-GD70(AMD 790FX+SB750)
メモリ:Corsair Memory CM3X2G1600C9DHX(PC3-12800 DDR3 SDRAM、CL=9、2GB)×2
ビデオカード:玄人志向 GF9800GT-E512HW(NVIDIA GeForce 9800 GT)
HDD:Western Digital WD Caviar Blue WD5000AAKS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
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