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高付加価値こそPC自作の神髄 1/2
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自作PCのチェック・管理に役立つツール
PC自作トラブルシューティング 1/2
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特集一覧(2010年)
PCパーツ大図鑑700
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ベストバイ価格帯はココだ!!
ド本命パーツ選び徹底指南66連発!!
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TEXT:鈴木雅暢
単純な数値性能では決まらない!
高付加価値こそPC自作の神髄
世界的な不況が伝えられる中でも自作市場の活気は依然として失われていない。次々と新技術が投入され、矢継ぎ早に新製品が登場してくるという状況ではないものの、その分各パーツとも技術的に成熟が進んでおり、パーツ価格も緩やかな低下傾向にある。最新情報に振り回されずじっくりと落ち着いて取り組める状況になっており、これからPC自作に取り組もうという方には都合のよい機会と言えるのではないだろうか。本特集では、これからPC自作に挑戦してみようという方、あるいは久々にPCを自作するので状況を整理したいという方向けに、各種PCパーツの基本やトレンドをまとめつつ、選び方のポイント、組み立て手順、設定などを整理していく。
■
なぜPCを自作するのか? 満足感の高い1台を
なぜPCを自作するのか。その動機としてまず第一に挙げられるのは、やはり自分に最適な自分だけのPCが作れることにあるだろう。すべての構成パーツを自分で選べるため、自分の必要とする用途や予算に応じてパーツを自由に選択できる。自分にとって優先度の高いパーツだけを強化し、代わりに優先度の低いパーツのコストを下げることで全体のコストを上げずに満足感の高いPCを作ることができる。
たとえば、地デジ録画をストレスなく楽しむには、とにかくたっぷりとHDD容量が欲しい。しかし、大容量のHDDを搭載したメーカー製PCは上位モデルとされる傾向にあり、CPUやビデオカードも高性能でよけいなコストが上乗せされてしまったりと、なかなか思いどおりの製品を見付けるのは難しい。その点、自作PCなら、HDD容量が欲しいなら3TBだろうが6TBだろうが、好きなだけ搭載できるし、かかるコストも純粋にHDDの市場価格だけですむためムダがない。また、静音性にこだわったり、色や形など、ビジュアル面の統一感など、性能や機能以外の部分まで自分の好きなように構成できるのも、自作ならではの楽しみと言える。
PC自作が行なわれるようになった初期の頃は「高性能なPCをできるだけ安く手に入れるため」、あるいは「できるだけ安くPCを作るため」といった動機が強かったように思う。しかし、今ではどうだろうか。今では単純に価格の安さ、価格あたりの性能という面だけから言えば、世界規模で部品調達を行なえる大手メーカーの製品のほうが安いこともめずらしくないだろう。しかし、その性質上、どうしてもステレオタイプなマシン構成になるのは避けられない。逆に、自作PCならではの個性を反映した構成なら、まだまだコスト面でのメリットも失われていないと言える。
アップグレードのしやすさも大きい。メーカーの独自仕様などを含まない汎用的なパーツで構成されている自作PCなら、簡単にパーツ単位で追加したり、交換したりできる。PCを使いこなしていくうちに要求する性能の水準が上がってきたり、新しい機能を追加したりしたくなることは少なくないだけに、大きな魅力と言えるだろう。
自作PCのメリット
(1)メーカーのお仕着せじゃない
好きなパーツを選んで組み合わせるため、自分に最適なPCが作れる。性能や機能はもちろん、見た目にこだわったり、静音にこだわったりと、個性を反映させられる
(2)ムダがないから安くすむ
CPUだけ強化したり、ストレージだけ贅沢にしたりと、必要なパーツに集中して強化できるので、最小限のコストで高級機並みの満足感が得られる
(3)将来的にアップグレードできる
標準規格に準拠した汎用パーツで構成される自作PCは、一部パーツだけ将来的にアップグレードすることが可能。メーカー製は独自仕様であることも多く難しい
(4)知識が自然と身に着く
PCの構成を考え、パーツを選び、組み立て、セットアップする、トラブルを解決する、という一連の作業を通して、PC全体や各種パーツについての知識が身に着く
自作PCのデメリット
(1)トラブルが起こる可能性
組み立て作業自体は簡単だが、組み立てる過程でなんらかのトラブルが発生する可能性はある。それは自分のミスだったり、パーツの故障だったり、相性問題だったりとさまざまで、自分で解決しようという姿勢が必要だ
(2)安くなるとは限らない
大手メーカーなどは規模を活かして大量に仕入れたり、長期契約などにより低コストでの部品調達を可能にしたりしており、構成によっては自作のほうがトータルコストが高くなることもある
(3)保証の不安がある
パーツ単位での保証は受けられるが、PC全体としての保証は受けられない。また特定のパーツの組み合わせで起こる相性問題は基本的に対象外だ。保証内容を把握しつつ、相性保証など、販売店独自の保証をうまく利用したい
初心者でも知っておきたいPCトレンド
Core i7とPhenom II
定番のCore 2 Quad/Core 2 Duoに加え、高性能なCore i7、Phenom IIが登場。省電力に秀でたAtomなども含めてCPUの選択肢が多様化している
品質重視の設計
PCが生活に欠かせない存在になりつつあることの現われか、マザーボードや電源ユニットなどの基幹パーツでは品質面が重要な要素として注目されるように
メモリ、HDDの大容量化
メモリやHDDが低価格化し、大容量の搭載もとくに贅沢なことではなくなった。このような基本パーツが特別な差別点とはなり得なくなっている
SSDの定着
データストレージとしてフラッシュメモリを記録媒体とするSSDが台頭。HDDの代替、あるいはHDDと併用する新しい基本パーツとしての地位を確立した
省電力志向
PCの基本性能の向上に伴い、より高い性能を求めるのではなく、静音化や小型化といった別のベクトルのニーズが発生し、定着しつつある
PCケースの進化
静音化のためにPCシステム全体で冷却の効率化に取り組む考え方が定着。密閉型、天面排気などトレンドを取り入れた個性豊かな製品が多数登場してきている
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