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マザーボード100選 2009
TEXT:橋本新義
ローエンド編
14,000円未満
imageここ2、3年で完成度が向上しているローエンドクラスのマザーボードだが、2008年でそうした傾向はさらに加速。多くのメーカーが力を入れる激戦区と化している。
ココをチェック(1)
PCパーツ全体の価格下落の影響を受け価格性能比が向上
上位クラスをしのぐシェア争いとチップセットの機能向上が後押し
 製品選びの話題として注目できるポイントの1点目は、何と言ってもコストパフォーマンスの向上が著しい点。価格の下落は、ローエンドのみならず、ハイエンド製品を除いたマザーボード市場全体の傾向となっているが、実際のところ、ローエンドにおいては、去年までのミドルレンジ以上のグレードのモデルがこの価格帯まで落ちてきたと言うのが的確なほど、価格下落が激しくなっている。

 これは、この低価格帯でシェアを伸ばそうとするメーカーが積極的に魅力的な製品を投入しているからだ。なかでもBIOSTARとFOXCONN、Jetwayの3社は積極的に注目度の高い製品を送り出している。こうしたメーカーが加わった結果、シェア争いと価格競争が上位クラスより激しいものとなっているというワケだ。

 また、価格性能比の向上という点では、この価格帯のマザーボードで使われるチップセットの仕様が変わった点も注目だ。以前はローエンド用チップセットと言えば、対応するCPU(のシステムバス)やメモリスロット数、South Bridgeの性能などで上位機種とは差別化されるのが一般的だったが、最新世代のチップセットでは、こうした基本機能は1世代前のハイエンドモデルとほぼ変わらないまでに向上し、内蔵GPUの性能(動作クロックや動画再生支援機能など)で差別化が図られるというパターンへとシフトしつつある。激安マザーの常連ながら、正式にシステムバス1,333MHzとクアッドコアCPUをサポートするIntel G31などは、好例と言えるだろう。

 こうしたメーカー間の競争やチップセットのコストパフォーマンスの向上で、ローエンドマザーのお買い得度は大きく増しているのである。
imageIntel 945GCからG31が中心に
このクラスの定番だったIntel 945GCに代わり、より高速なシステムバス(1,333MHz)に対応したG31を採用する製品がスタンダードに
imageローエンドマザーでもクアッドコアCPUが動く
VRMの強化などにより、以前のこのクラスでは搭載不可能だったクアッドコアのCPUに対応する製品が増加している
激安自作が今アツい!
実は昨今の自作PC市場では、マザーボードのみならず、PCパーツ全般の価格が下がっている。たとえば、CPUはデュアルコアでも5,000円前後、メインメモリも1GBモジュール2枚組が3,000円前後、HDDは320GBクラスが4,000円そこそこで入手可能だ。また、記録型DVDドライブが3,000円、電源付きケースも5,000円台から選べる。最安価の製品を選んだ場合、OS別であれば、何と3万円を切る価格で自作が可能になっているのだ。以前は3万円クラスの激安PCと言えば実用面で難がある場合も多かったが、現在は十分使えるPCが自作可能な点も大きな違いだ。内蔵グラフィックス機能の性能も大幅に向上しており、軽めの3Dゲームなら普通にプレイが可能であり、現在の激安自作PCは数年前のただ安いだけだった激安PCとは一線を画す存在になっていると言える。
ココをチェック(2)
オンボード機能が大幅強化
 ここ数年、チップセットに標準搭載される機能の強化が著しい。とくに内蔵GPUのグラフィックス機能の進化は顕著で、このクラスの製品でも多く使われているAMD 780Gや同790GX、NVIDIA GeForce 9300などは、出力端子の種類や速度などで、低価格な単体ビデオカードに迫るものとなっている。また、目立たないながら注目したいのがRAID機能。AMDやNVIDIA製チップセットでは事実上標準搭載となっているため、現在ではローエンドクラスの製品でも大多数が対応するようになった。また、オンボードサウンドも5.1チャンネル以上をサポートする高機能チップを搭載した製品が多い。
imageHDMIやDisplayPortまで搭載
2年前は搭載機種を探すのが難しかったHDMI出力端子も普及。DisplayPort端子を搭載するマザーも徐々に登場している
image
内蔵グラフィックス機能も大幅強化
FFベンチ3での測定。AMD 780GはIntel G45の内蔵GPUはおろか、ローエンドクラスの単体GPUすら超えるほどの性能を発揮している
ココをチェック(3)
安価なATXマザーボードが激増
 2008年のローエンドマザーで目立ったのは、従来このクラスでは数が少なかったATXマザーボードが増加している点だ。これは、全般的なパーツの価格下落の影響で従来はもっと高価だったメインストリーム製品が安価に販売されるようになった影響が大きいが、ここ半年では、最初から低価格を意識して設計されたATXマザーも登場している。

 低価格なATXマザーが増加したため、このクラスの製品選びの幅は大きく広がっている。とくにケース側は量産効果でATXのほうが安価なことが多いため、ATXマザーが安ければぜひそちらを選びたい、という方も多いと思われる(ATXケースにはmicroATXマザーも搭載可能なので、見栄えや気分の問題も大きいが)。

 あわせて、オーバークロック設定なども、メインストリームクラスの機能を持った製品が増加。「安くて遊べる」マザーが増えているのもポイントだ。
image人気の低価格ATXマザーボード
ATXケースにはmicroATXマザーボードも入るとはいえ、やはり拡張性が高いATXマザーは魅力的。低価格製品でもOC関連機能が強化されてきた
ココをチェック(4)
低消費電力PC向けにも使える!
 ローエンドマザーボードの隠れたポイントが、消費電力の低さだ。搭載されているデバイスの数が比較的少ないため、それだけ消費電力を抑えられるのだ。

 実際に、ローエンドクラスの945GC搭載モデルと、省電力機能も搭載するP45搭載のハイエンドモデルで、消費電力を比較してみたが、アイドル時では2W、高負荷時では9Wもローエンドのほうが消費電力が低い結果となった。今回は同条件に揃えるためビデオカードを搭載しているが、内蔵グラフィックス機能を使えばさらに消費電力は削減可能だ。

 上位機種で搭載されているような凝った省電力機能はないが、その分「素」で消費電力が低いことは覚えておきたい。
imageフェーズ数の少なさによるメリットも
ローエンドマザーはVRM部のフェーズ数が少ない。これは大出力には弱いものの、電力変換効率自体は高い(とくに小電力時)
image
機能の少ないローエンド製品は電力消費も小さい
同じCPUやメモリ、ビデオカードを搭載したPCでも、マザーボードが違えばこれだけ消費電力が異なってくる
【検証環境】
ビデオカード:ATI Radeon HD 4350リファレンスカード
そのほかはp.42と同じ
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