アッパーミドル編 2/4 | マザーボード100選 2009

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激突！Bulldozer vs. Sandy Bridge

震撼性能！　Sandy Bridgeに死角なし!!

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アッパーミドル編

TEXT：鈴木雅暢

ASUSTeK

P6T

実売価格：27,000円前後

Intel X58+ICH10R

LGA1366

ATX

RAID 0/1/0+1/5

装備とコストのバランスに優れる人気製品

ハデな冷却機構などを省きつつ、X58マザーボードとして必要十分な品質、機能とコストパフォーマンスをうまく両立した製品。上位モデルに比べ電源部は簡略化されているが、それでもCPUコア8フェーズ、アンコア部とメモリがそれぞれ2フェーズと十分な内容だ。6本のメモリスロット、3本のPCI Express x16スロットを搭載し、NVIDIA SLI/3-way SLIにも対応するなど拡張性も十分確保されている。消費電力を最適化する「EPU-6 Engine」、基板裏面を利用して冷却する「StackCool 2」などの独自機能も備える。

SPECIFICATION

対応CPU：Core i7
メモリスロット：PC3-16000 DDR3 SDRAM×6（最大12GB）
ディスプレイ：－
グラフィックス機能：－
拡張スロット：PCI Express 2.0 x16×2、PCI Express 2.0 x4（x16形状）×1、PCI Express x1×1、PCI×2
インターフェース：Serial ATA 2.5×8、eSATA×1、Ultra ATA/133×1、USB 2.0×6、IEEE1394×1
LAN：1000BASE-T×1

冷却性

拡張性

品質

3-way SLIに対応
PCI Express x16スロットを3本搭載しており、ATI CrossFireX/NVIDIA SLIに両対応する。いずれも3枚挿しの3-Way構成に対応する

8＋2フェーズの電源回路
CPUコア8フェーズ＋アンコア部2フェーズの電源回路を搭載。上位モデルからは簡略化されているが、Core i7用としては標準的な構成

ライター鈴木雅暢のコメント
No.1ブランドの底力

ASUSTeKのX58マザーボードとしては最廉価版だが、品質面はもちろん、NVIDIA SLI/CrossFireXに両対応するなど、機能面ともに十分でまったく不足を感じない。それでいて上位モデルとはきっちり差別化できているところがNo.1ブランドの底力か。

ライター宮崎真一のコメント
機能性を落とすことなく低価格を実現

高価なX58マザーボードが多い中、VRMや冷却機構、それに付属品などを簡略化することで実売で3万円以下という価格を実現した本製品の存在価値は大きい。また、サポート対象外ながらもLGA775用のCPUクーラーがそのまま利用できる点もおもしろい。

編集者Tのコメント
効果的な機能に絞り込んだ絶妙なバランス

ヒートパイプ連結式の冷却機構、多フェーズ化された電源回路、専用チップを搭載した省電力機能といった、ASUSTeK製マザーボードから流行した機能をバランスよく盛り込み、ゲーマーから安定第一のユーザーまで不満を感じさせない構成は見事。

DFI

LANPARTY JR X58-T3H6

実売価格：29,000円前後

Intel X58+ICH10R

LGA1366

microATX

RAID 0/1/0+1/5

拡張性抜群のmicroATXマザー
Core i7が使えるX58マザーボードとしては貴重なmicroATXフォームファクターの製品。電源回路は6＋2＋2フェーズで、実装コンデンサも全域に固体コンデンサを使用している。また、microATXながら6本のメモリスロット、2本のPCI Express x16スロットを装備してNVIDIA SLI/CrossFireXに両対応するなど、拡張性にも優れている。

SPECIFICATION

対応CPU：Core i7
メモリスロット：PC3-14400 DDR3 SDRAM×6（最大24GB）
ディスプレイ：－
グラフィックス機能：－
拡張スロット：PCI Express 2.0 x16×2、PCI Express x4×1、PCI×1
インターフェース：Serial ATA 2.5×6、Ultra ATA/100×1、USB 2.0×6
LAN：1000BASE-T×1

冷却性

拡張性

品質

ライター鈴木雅暢のコメント
microATX好きとしては見逃せない1枚。妥協のない拡張性もよいが、ケース内が狭いmicroATXだからこそ品質面や放熱能力は重要であり、固体コンデンサやヒートパイプの搭載はありがたい。

ライター宮崎真一のコメント
Core i7向けマザーでmicroATXの選択肢は多くない。そんな中、本製品はVRMにデジタルPWMを採用し、SLIやCorssFireXに対応するなどハイエンドユーザーにもオススメできる1枚。

GIGABYTE

GA-EX58-UD4 (rev. 1.0)

実売価格：27,000円前後

Intel X58+ICH10R

LGA1366

ATX

RAID 0/1/0+1/5

リーズナブルながら堅実な設計が魅力
Core i7用X58マザーボードとしてはリーズナブルな価格ながら高品質設計のマザーボード。電気抵抗を減らし発熱を抑える2倍厚のグラウンド層などを採用した「Ultra Durable3」、消費電力を最適化する「DES Advansed」も備える。消費電力、発熱の大きいCore i7も安心して利用できる。NVIDIA SLIには非対応だが、ATI CrossFireXの利用は可能だ。

SPECIFICATION

対応CPU：Core i7
メモリスロット：PC3-16000 DDR3 SDRAM×6（最大24GB）
ディスプレイ：－
グラフィックス機能：－
拡張スロット：PCI Express 2.0 x16×2、PCI Express x4×1、PCI Express x1×1、PCI×3
インターフェース：Serial ATA 2.5×8、Ultra ATA/133×1、USB 2.0×8、IEEE1394×2
LAN：1000BASE-T×1

冷却性

拡張性

品質

ライター鈴木雅暢のコメント
リーズナブルな価格でUltra Durable3の高品質設計が手に入るのは大きな魅力だ。SLI対応を見送り、低価格化したことを評価したい。全部入りと安い製品だけが人気を集める市場はつまらない。

ライター宮崎真一のコメント
普及価格帯でUltra Durable3に対応した点は魅力的。SLIは非サポートだが、Core i7でビデオカードはシングルでの運用を考えるのであれば、本製品は品質も高く扱いやすい。

【省略記号】
C2D：Core 2 Duo、C2Quad：Core 2 Quad、C2XE：Core 2 Extreme、Pentium DC：Pentium Dual-Core、Pentium XE：Pentium Extreme Edition、PCI-E：PCI Express、SATA：Serial ATA