特集
最適なマザーボード選びの基礎知識 1/2
最適なマザーボード選びの基礎知識 2/2
チップセット別パフォーマンス検証 1/2
チップセット別パフォーマンス検証 2/2
ハイエンド編 1/5
ハイエンド編 2/5
ハイエンド編 3/5
ハイエンド編 4/5
ハイエンド編 5/5
アッパーミドル編 1/4
アッパーミドル編 2/4
アッパーミドル編 3/4
アッパーミドル編 4/4
ミドルレンジ編 1/7
ミドルレンジ編 2/7
ミドルレンジ編 3/7
ミドルレンジ編 4/7
ミドルレンジ編 5/7
ミドルレンジ編 6/7
ミドルレンジ編 7/7
ローエンド編 1/5
ローエンド編 2/5
ローエンド編 3/5
ローエンド編 4/5
ローエンド編 5/5
スモールフォームファクター編 1/3
スモールフォームファクター編 2/3
スモールフォームファクター編 3/3
投票結果一覧
その他の特集(2011年)
激突!Bulldozer vs. Sandy Bridge
達人に学ぶPCパーツ使いこなし術
超本命パーツ35傑
独占!PCパーツなんでもランキング
PCパーツセレクション300
Sandy Bridge 自作超大全
PC自作スタートアップ講座2011
Sandy Bridge再始動
“後乗せサクサク”アップグレード術
震撼性能! Sandy Bridgeに死角なし!!
PCパーツ100選2011
マザーボード100選2011
過去のその他の特集(2010年)
過去のその他の特集(2009年)
過去のその他の特集(2008年)
過去のその他の特集(2007年)
過去のその他の特集(2006年)
読者プレゼント
プレゼント申し込みへ
ユーザー登録からアンケートページへ進んでください。
CLUB IMPRESS会員登録
プレゼントの対象は「最新号購入者」のみとなります。
アンケートにお答え頂くにはCLUB IMPRESSへの登録が必要です
マザーボード100選 2009
チップセット別パフォーマンス検証
TEXT:宮崎真一
Intel X58が圧倒的優位 AMD 790FXの健闘も光る
 各チップセットの性能がどの程度異なるのか、PCMark Vantageを用いて比較したのが下のグラフである。今回は総合スコア(PCMark)のほか、メモリスコア(Memories)を抽出している。

 やはり、Core i7に対応したX58が総合スコアで唯一6,000を超えるなど頭一つ出た印象だ。メモリスコアももっとも高く、DDR3のトリプルチャンネルアクセスが功を奏したと見てよいだろう。NVIDIA製チップセットのパフォーマンスも良好で、nForce 790i Ultra SLIはX58にもっとも近い性能を見せている。その一方で、 G45やG41のパフォーマンスが振るわない。これは、システムメモリの一部をビデオメモリとして利用するUMA(Unified Memory Architecture)方式がボトルネックになってしまっているためだろう。この点は、NVIDIAのGeForce 9400/9300も同じで、Intel G45などに比べると多少は性能が上回るものの、グラフィックス機能非搭載タイプのものとの差は大きい。

 AMDチップセットでもグラフィックス機能非搭載の790FXや790Xのスコアが高い。総合スコアはX48やP45も超えており、CPUに違いがあるとはいえ、Phenom IIがメモリコントローラを内蔵している分、Core 2よりも有利な結果につながっているようだ。
image
新世代チップセットが良好なHDDアクセス性能を見せるが……
 さらに各チップセットのHDDアクセス性能を見るべく、CrystalDiskMark で比較を行なった。結果では、ICH10シリーズが高い性能を示す一方で、SB750もそれに匹敵する良好な結果を見せた。ただし、3世代前のICH7でも同程度の性能を見せており、HDDアクセス性能はマザーボードのBIOSチューニングの差が出やすいため、チップセット同士の純粋な比較が難しいことを如実に物語っている。ただし、傾向として最新世代のチップセットのほうが良好な性能を見せていることは分かるだろう。
image
AMD 790GXとGeForce 9400が双璧を成す統合型チップセット
 AMD 790GXをはじめ、AMD 780GなどのAMD CPU向け統合型チップセットは、それぞれRadeon HD 3300、Radeon HD 3200と呼ばれるグラフィックスコアを内蔵し、ローエンドビデオカードに匹敵するほどのグラフィックス性能を備え、UVD(Unified Video Decoder)に代表される動画再生支援機能の使い勝手のよさから人気を集めている。さらに、LFB(Local Frame Buffer)という専用のビデオメモリを搭載した製品もあり、UMA方式のボトルネックを軽減し、グラフィックス性能を底上げできるという点にメリットがある。

 一方、Intel G45は、HD動画の再生支援機能を搭載するなど、旧世代のG35から着実に機能アップが図られた。ただし、AMDやNVIDIAの統合型チップセットと比べると、性能と機能の両面で見劣りするので、魅力は小さい。そのため、Intel CPU向けの統合型チップセットではNVIDIAのGeForce 9400/9300への注目度のほうが高くなっている。

 それでは、実際にこれらの統合チップセットが持つパフォーマンスがどの程度のものなのか、3DMark06を用いて比較を行なった。下のグラフから、やはりAMD 790GXが良好なスコアを示している。さすがに、デスクトップ用ビデオカードのRadeon HD 4350には劣るものの、総合スコアで2,000を超えている点は立派と言える。さらに、Intel CPU向けのGeForce 9400は、AMD 790GX以上の結果を残している。3DMark06はCPU性能も加味されるほか、Intel/AMDとプラットフォームが異なる時点で純粋にチップセット同士の性能差を比較することはできないが、それを加味しても、GeForce 9400のグラフィックス性能は申し分ない。

 その一方で、やはりIntel G45のパフォーマンスは今一つ。G31や945GCとの性能差は大きいのだが、AMD 790GXやGeForce 9400などに比べるとどうしても見劣りしてしまう。G45やG41に内蔵されたグラフィックスコアは、ハードウェアレベルでDirectX 10をサポートするとはいえ、実際に3Dゲームなどをプレイするには力不足だ。

 結論として、もし統合型チップセットにグラフィックス性能を求めるのであれば、Intel CPU向けならGeForce 9400を、AMD CPU向けなら790GXを選ぶべきだと言えるだろう。
image
【検証環境】
CPU:Intel Core i7-940(2.93GHz)、Intel Core 2 Quad Q9550(2.83GHz)、Intel Core 2 Duo E8500(3.16GHz、Intel 945GCで使用)、AMD Phenom II X4 940 Black Edition(3GHz)
マザーボード:Intel DX58SO(Intel X58+ICH10R)、Intel DX48BT2(Intel X48+ICH9R)、ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R)、MSI G45M-FIDR(Intel G45+ICH10R)、MSI P43 Neo-F(Intel P43+ICH10)、GIGABYTE GA-EG41MF-S2H(rev. 1.0)(Intel G41+ICH7)、GIGABYTE GA-G31M-S2L(Intel G31+ICH7)、ASUSTeK P5GC-MX/1333(Intel 945GC+ICH7)、ASUSTeK Striker II Extreme(NVIDIA nForce 790i Ultra SLI)、ASUSTeK Striker II NSE(NVIDIA nForce 790i SLI)、ASUSTeK Striker II Formula(NVIDIA nForce 780i SLI)、GIGABYTE GA-E7AUM-DS2H(rev. 1.0)(NVIDIA GeForce 9400)、XFX MI-9300-7AS9(NVIDIA GeForce 9300)、ASUSTeK M3A79-T Deluxe(AMD 790FX+SB750)、MSI DKA790GX Platinum(AMD 790GX+SB750)、GIGABYTE GA-MA790X-UD4(rev. 1.0)(AMD 790X+SB750)、MSI KA780GM-M(AMD 780G+SB700)、MSI K9N2 Diamond(NVIDIA nForce 780a SLI+nForce 200、DDR2-800で動作)
メモリ:センチュリーマイクロ CAK1GX3-D3U1066(PC3-8500 DDR3 SDRAM、CL=7、1GB×3、Intel X58で使用)、OCZ Technology OCZ3P1333LV6G(PC3-10600 DDR3 SDRAM、CL=7、2GB×3、Intel X48/NVIDIA nForce 790i Ultra SLI/nForce 790i SLIで使用)、Kingston Technology KHX8500D2T1K2/4G(PC2-8500 DDR2 SDRAM、CL=5、2GB×2、AMD 790FX/790GX/790X/780Gで使用)、UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、2GB×2、そのほかで使用)
ビデオカード:MSI R4870-T2D512-OC(ATI Radeon HD 4870)、ATI Radeon HD 4350リファレンスカード(3DMark06で使用[MSI G45M-FIDRに搭載])
HDD:日立GST Deskstar 7K1000.B HDT721032SLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
主要な統合型チップセットの仕様
North Bridge名 Intel G45 Intel G41
グラフィックスコア名 GMA 4500HD GMA 4500
コアクロック 667MHz 非公開
Streaming Processor数 10 非公開
メモリアクセス方式 UMA(DVMT) UMA(DVMT)
HD動画再生支援機能
マルチGPU機能 CrossFireX CrossFireX
DirectXのバージョン DirectX 10 DirectX 10
デジタルデュアル映像出力 HDMI+DVI HDMI+DVI
North Bridge名 Intel G31 Intel 945GC
グラフィックスコア名 GMA 3100 GMA 950
コアクロック 400MHz 400MHz
Streaming Processor数 10 4 Pixel/1 Vertex
メモリアクセス方式 UMA(DVMT) UMA(DVMT)
HD動画再生支援機能
マルチGPU機能 CrossFireX
DirectXのバージョン DirectX 10 DirectX 9/SM 4.0
デジタルデュアル映像出力
North Bridge名 AMD 790GX AMD 780G
グラフィックスコア名 Radeon HD 3300 Radeon HD 3200
コアクロック 700MHz 500MHz
Streaming Processor数 40 40
メモリアクセス方式 UMA(オプションでLFB搭載) UMA(オプションでLFB搭載)
HD動画再生支援機能 UVD UVD
マルチGPU機能 CrossFireX、Hybrid Graphics Hybrid Graphics
DirectXのバージョン DirectX 10 DirectX 10
デジタルデュアル映像出力
North Bridge名 NVIDIA GeForce 9400/9300 NVIDIA nForce 780a SLI
グラフィックスコア名
コアクロック 580/450MHz 500MHz
Streaming Processor数 16 16
メモリアクセス方式 UMA UMA
HD動画再生支援機能 PureVideo HD PureVideo HD
マルチGPU機能 GeForce Boost、Hybrid PhysX GeForce Boost、HybridPower
DirectXのバージョン DirectX 10 DirectX 10
デジタルデュアル映像出力
Back
Page Top
Next

サイト内検索

DOS/V POWER REPORT 最新号

DOS/V POWER REPORT 最新号表紙

DOS/V POWER REPORT
2024年冬号

発売日:12月28日
特別定価:2,310円

書籍(ムック)

PC自作・チューンナップ虎の巻 2023【DOS/V POWER REPORT特別編集】

発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税


このレトロゲームを遊べ!

発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税


特濃!あなたの知らない秋葉原オタクスポットガイド

発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税


わがままDIY 3

発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税


忍者増田のレトロゲーム忍法帖

発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税


楽しいガジェットを作る いちばんかんたんなラズベリーパイの本

発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税


DVDで分かる! 初めてのパソコン自作

発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』2

発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 風雲編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 怒濤編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


わがままDIY 2

発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』

発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税


わがままDIY 1

わがままDIY 1

発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税

読者プレゼント

アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。

本誌最新号・プレゼント申し込み

*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。

ユーザー登録から アンケートページへ進んでください