| その他の特集(2011年) | |||
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| TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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AMDから45nmプロセスルールを採用したPhenom II X4がついにデビュー。IntelのCore i7/Core 2 Quadに対抗できる製品がようやくAMDから登場してきたことでCPU市場は大いに盛り上がっている。 |
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開発コードネーム「Deneb」と呼ばれていた45nmプロセスルール製造のPhenomシリーズがついに登場した。ブランドネームは「Phenom II」に改められ、モデルナンバーも「9xx」といった3桁のものに改められている。これは同じく3桁のプロセッサー・ナンバーを持つIntelのCore i7を意識したものであることは明白だろう。なお、クアッドコアCPUであることを表わす「X4」はそのまま継続されている。 45nmプロセスルールを採用したことで最高クロックを大幅に更新しており、今回は3GHzの「Phenom II X4 940 Black Edition」と2.8GHzの「Phenom II X4 920」の2モデルが登場した。前者はこれまでのBlack Edition同様にCPUの倍率ロックが外されており、同社独自ツールの「AMD OverDrive」やマザーボードのBIOSでCPU倍率を変更できる。 Phenom II X4のスペックの詳細は下に掲載しているが、CPUの基本構造には変化がなく、大部分は従来のPhenom X4を引き継いでいる。四つのコアを1ダイに内蔵するネイティブクアッドコアで、4コアそれぞれに512KBの2次キャッシュを内蔵する。さらに各コアで共有する3次キャッシュを内蔵するが、これは従来の2MBから6MBへと4MB増量されている。CPUにメモリコントローラを内蔵し、DDR2-1066のデュアルチャンネルアクセスに対応する点は従来どおりだ。 また、プロセスルールの縮小による電力効率のアップに加え、省電力機能のCool'n'Quietも3.0にアップグレードされており、従来のPhenomの最上位モデル(Phenom X4 9950 Black Edition)よりも動作クロックは上昇しているにもかかわらず、TDPは125Wが保たれている。 AMDによれば、Phenom IIでは、動作クロックが最大3GHzに向上したことで12%、2次キャッシュが4MB増えて6MBになったことで5%、そしてIPC(Instructions Per Clock=クロックあたりの命令処理数)の向上によって3%、それぞれPhenomからの性能アップを果たしていると言う。 |
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| Phenom II X4はここが変わった! | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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→プロセスルールに45nm SOIを採用 →動作クロックが最大3GHzに向上 →3次キャッシュが6MBに増量 →Cool'n'Quiet 3.0に対応 |
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| Phenom IIの性能を引き上げている要素のまとめ。IPC(クロックあたりの命令処理数)、動作クロックの向上、2次キャッシュの4MB増量が効いている。最後に「DDR3-1333」とあるのは、今後登場するAM3版での強化点だ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
外観はPhenomとほぼ同じブランド/モデル名のマーキングを除けば従来のPhenom X4と同じ。AM2+プラットフォームを採用し、表面はヒートスプレッダで覆われている |
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CPUクーラーも同梱Phenom II X4 940 Black Editionのパッケージ。イメージデザインは従来と同じ。従来のBlack Editionには付属しなかったCPUクーラーも同梱 |
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なお、今回登場した2モデルはともにAM2+プラットフォームを採用しており、BIOSをPhenom II対応のバージョンにアップデートすれば既存のAM2+プラットフォーム対応マザーボードでもフルパフォーマンスで利用できる。マザーボードメーカー各社も迅速に対応をすませている。また、AMDでは3月までに「AM3」という新しい仕様を採用したPhenom IIを投入することも明らかにしている。DDR3-1333のデュアルチャンネルに対応することでさらなる性能向上が期待でき、こちらも大いに楽しみである。ちなみに、このAM3版のPhenom IIはDDR2対応のメモリコントローラも内蔵するため、AM2+プラットフォーム対応マザーでも動作させられると言う。 詳細な性能や省電力性などは後ほど検証するが、従来に比べてどちらも大幅に強化され、AMDファンにとっては待望の新製品となっている。さらに、45nmプロセスルールを採用したことでオーバークロック耐性も期待でき、倍率ロックフリーのBlack Editionで登場してきたこともあってオーバークロッカーにも大いにアピールする魅力を持っている。それを実証するように発売直後からいきなり人気が爆発。品切れとなるショップも続出している。 ライバルのIntelも対抗している。1月半ばに価格改定を行ない、Phenom II X4と性能面で競合するCore 2 Quadの価格を引き下げた。これにより最上位モデルのCore 2 Quad Q9650(3GHz)が従来の5万円台半ばから3万円台前半まで一気に下がり、3万円以上で販売されていたCore 2 Quad Q9550も2万円台半ばの買いやすい価格になった。それ以下のモデルも段階的に値下がりし、買い得感が大きく増している。さらに、IntelはCore 2 Quadの新モデルとして、プロセッサー・ナンバー末尾に「s」が付く低消費電力モデルの投入を2月に予定している。低電圧駆動により電力消費を抑えており、TDPはノーマルのCore 2 Quadの95Wに対し65Wを実現。静音・省電力派への強力なアピールになりそうだ。 このように、Phenom IIの登場をきっかけにCPU市場はにわかに活性化してきた。Phenom II、新Core 2 Quadの登場を受けて今後の勢力図がどのように変化するのか、実に興味深い。本特集ではPhenom IIを徹底分析し、Intel CPUと多角的な比較を行なっていく。 |
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売り切れ店が続出!AMDファン待望の製品の上、オーバークロック面での注目度も高いことから登場直後から人気が爆発。売り切れとなる店舗が続出した |
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ソケット仕様はSocket AM2のままソケット仕様に関しては、従来のPhenomと同様にSocket AM2をそのまま使える。今後登場するAM3版も、Socket AM2でも使える予定だ |
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従来のマザーボードが使える既存のAM2+プラットフォーム対応のマザーボードで利用可能。ただし、正しく認識させるためにはBIOSのアップデートが必要だ |
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| CPU別キャッシュ/メモリ/システムバスの仕様 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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発売日:4月28日
定価:1,080円(税込)
発売日:2011年12月22日
販売価格:1,029円(税込)
発売日:2011年11月15日
販売価格:1,575円(税込)
発売日:2010年12月9日
販売価格:1,764円(税込)
発売日:2010年11月27日
販売価格:999円(税込)
発売日:2010年3月12日
販売価格:2,310円(税込)
発売日:2010年3月16日
販売価格:882円(税込)

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