特集
ついに登場したPhenom II CPUの勢力図はどうなる?
Phenom IIのアーキテクチャはこう変わった
Phenom IIのパフォーマンスを見る 1/3
Phenom IIのパフォーマンスを見る 2/3
Phenom IIのパフォーマンスを見る 3/3
Phenom IIvs.Core 2/i7 ベンチマーク大検証“表” 1/2
Phenom IIvs.Core 2/i7 ベンチマーク大検証“表” 2/2
Phenom IIvs.Core 2/i7 ベンチマーク大検証“裏” 1/2
Phenom IIvs.Core 2/i7 ベンチマーク大検証“裏” 2/2
Phenom II対応マザーとCore 2対応マザーを比較 その差を見きわめる
Phenom II対応マザー vs. Core 2対応マザー 3本勝負! 1/2
Phenom II対応マザー vs. Core 2対応マザー 3本勝負! 2/2
BIOSアップデートでPhenom IIに対応させる
BIOS設定でPhenom IIのポテンシャルを引き出す
どのクアッドコアで組む? 最新自作レシピ 1/3
どのクアッドコアで組む? 最新自作レシピ 2/3
どのクアッドコアで組む? 最新自作レシピ 3/3
旧世代マシンにおけるPhenom IIアップグレード指南 1/2
旧世代マシンにおけるPhenom IIアップグレード指南 2/2
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対決 PhenomII vs. Core 2 Quad
どのクアッドコアで組む?
最新自作レシピ
imageCPUの選択肢が広がり、性能重視からコスト重視まで、幅広いマシン構成が考えられるようになったクアッドコア自作。ここではライター陣に実際に構成を考えてみていただいた。それぞれの構成でAMDとIntel両環境の違いについても確認してみよう。
1台目 ポイントはPhenom II+SSD
勝ち組スタンダードPC
imagePC製作・TEXT
鈴木雅暢
最近、ちょこちょこと安SSDを買っては換装して遊んでいたが、某旧式ノートPCで原因不明のトラブルで初の挫折。根性が足りない!?
安定性・拡張性を押さえつつ遊べる要素を盛り込む
 私の考えるスタンダードマシンの条件は、日常的な用途でストレスなく使えること、アップグレードの余地を残すこと、割高なパーツを使用しないことの3点。作成時点で特別な用途が決まっていないなら、そのときの旬のお買い得パーツで構成しつつ、後にも柔軟なパワーアップの余地を残すフットワークを大事にしたい。

 ということで、今回は旬の人気パーツであるPhenom II X4 940 Black Editionを軸に、大容量メモリとSSDを組み合わせたマシンを考えてみた。Phenom II X4は45nmプロセスで消費電力も下がったとはいえ、クアッドコアだけにマザーボードは電源まわりのしっかりしたものが欲しい。ここではDrMOSを採用したMSIのDKA790GX Platinumを選んでいる。加えてオーバークロックも楽しめるようにCPUクーラーも強化。ThermaltakeのV1 AXを選ぶこととした。グラフィックス機能はAMD 790GXの内蔵GPUでも個人的には十分であるが、より汎用性を高めるためにコストパフォーマンスの高いRadeon HD 4670ビデオカードを搭載しておいた。

 ストレージには安価なMLC SSDと容量単価で1TBに追い付いてきた1.5TBの大容量HDDの組み合わせを採用した。SSDにはOSと利用頻度の高いアプリケーションのみを入れ、データはHDDにと使い分ける。安いMLC SSDはランダム書き込みが集中すると俗に「プチフリ」と呼ばれるレスポンス悪化が起こるために一部ではとても嫌われているが、SSDへの書き込みが集中しないようWindows Vistaの設定をカスタマイズすることでほぼ回避可能だ。具体的な設定としては、

・RamPhantom3などでOS管理外領域のメモリをすべて使ってRAMディスクを作成する(バックアップはしない)
・ページファイルを「なし」
・自動デフラグを「しない」
・システム/ユーザーのテンポラリ領域をRAMディスクに移動
・WebブラウザのキャッシュをRAMディスクに移動
・スーパーフェッチをOFF
・ReadyBoostをOFF
・Windows Search(インデックス作成)をOFF
・システムの復元をOFF
・SSDは常に全容量の5割以上を空き領域にして使う(なるべく大容量を使う)


 これだけやれば、まず大丈夫だろう。アイドル時にもバックグラウンドでの妙な書き込みは一切なくなるはずである。なお、このカスタマイズが細かなトラブルのもとになる可能性もなくはないので、自己責任でお願いしたい。

 ここまで安SSDにこだわるのは、SSDがまだまだ過渡期のパーツと考えているからだ。不確定要因が多いし、進化のスピードもあまりに速い。予算があり余っているのなら別だが、大金を出してまで購入するのはリスクが大きい。まだしばらくは安SSDを飼い慣らして遊ぶほうがおもしろいと思うがどうだろうか。逆に言えば、スタンダードPCとしても、それだけSSDの性能は魅力的ということだ。
image
シルバーを基調にしたスッキリとしたビジュアルに仕上がった。エアフローも十分。サイズのSCY-598Meshは、1万円とは思えないデキで、Phenom II環境ももちろんOK
パーツリスト
CPU AMD Phenom II X4 940 Black Edition(3GHz) 29,000円前後
CPUクーラー Thermaltake V1 AX 6,000円前後
マザーボード MSI DKA790GX Platinum(AMD 79OGX+SB750) 21,000円前後
メモリ UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800
(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)
5,000円前後
SSD OCZ Technology Core V2 OCZSSD2-2C30G
(Serial ATA 2.5、30GB、SSD)
9,000円前後
HDD Seagate ST31500341AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、1.5TB) 12,000円前後
光学ドライブ LG Electronics GH22NS40(Serial ATA 2.5) 4,000円前後
ビデオカード HIS H467QS512P(Radeon HD 4670) 11,000円前後
電源 Thermaltake Toughpower QFan 650W 16,000円前後
ケース サイズ SCY-598Mesh 10,000円前後
そのほか アイネックス 2.5インチHDD変換マウンタ HDM-03 1,000円前後
合計 124,000円前後
ココがポイント!!
imageBlack Editionで遊ぶ
おおげさにはしたくないが、倍率フリーのPhenom II X4 940 BEで遊ぶためにはCPUクーラーも強力なものが欲しい。V1 AXは静音性とのバランスもよいのでオススメだ
image涼しげなブルーのアクセント
ビデオカードはコストパフォーマンスを最優先としたが、静音性やビジュアルのイメージも考えてHISのRadeon HD 4670搭載カードをチョイス。電源も静音性に定評のある650Wタイプである
imageSSDとHDDによる旬のコラボ
システム起動用にSSD、データ保存用には1.5TB HDDと使い分けることで、SSDならではの快適なレスポンスと、大容量ストレージを両立させている
CPUをCore 2 Quadにすると……
同じコンセプトのマシンをCore 2 Quadを中心として作る場合も、周辺パーツ選びの基本的な方向性は変わらない。マザーボードの電源まわりにはこだわりたいので、マザーボードはよいものを。また、ドライブがすべてSerial ATA接続であり、今後の拡張を考えるとSerial ATAポートが多いほうが望ましい。ここではコストパフォーマンスも考慮して、Core 2 Quad 9550(2.83GHz)とASUSTeKのP5Qを選んでみた。比較してみると、CPUの価格、性能的には近いものとなっているが、消費電力はこちらのCore 2 Quad環境のほうがやや低くなっている。Intel環境を選ぶなら、登場間近の低消費電力版のCore 2 Quadなどを使って、静音重視で仕上げてみるのもよいだろう。
imageCore 2 Quad Q9550とPhenom II X4 940 BEの価格はほぼ同等。安価な対応マザーボードを選べば、Phenom IIでもコストで負けることはない
CPU Intel Core 2 Quad Q9550
(2.83GHz) 
27,000円前後
マザーボード ASUSTeK P5Q(Intel P45) 14,000円前後
Phenom II環境から -9,000円前後
image
image
【比較用Core 2 Duo E8400マシンスペック】
CPU:Intel Core 2 Duo E8400(3GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5Q(Intel P45+ICH10R)
メモリ:UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)
ビデオカード:HIS H467QS512P(Radeon HD 4670)
システムHDD:Western Digital WD Caviar Green WD10EADS(Serial ATA 2.5、5,400rpm、1TB)

【共通項目】
OS:Windows Vista Ultimate SP1
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