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Phenom IIのアーキテクチャはこう変わった
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Phenom IIvs.Core 2/i7 ベンチマーク大検証“表” 1/2
Phenom IIvs.Core 2/i7 ベンチマーク大検証“表” 2/2
Phenom IIvs.Core 2/i7 ベンチマーク大検証“裏” 1/2
Phenom IIvs.Core 2/i7 ベンチマーク大検証“裏” 2/2
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対決 PhenomII vs. Core 2 Quad
Phenom IIvs.Core 2/i7 ベンチマーク大検証“表”
TEXT:橋本新義
ゲームでも進歩がうかがえるPhenom II
 次に、最新ゲームタイトルでの性能を探ってみたい。今回はカプコンの「ロスト プラネット コロニーズ(DirectX 10版)」に搭載された「Performance Test」を使い、各種の画質設定解像度とアンチエイリアシング以外の画面設定を最高(またはDX10)に設定した上で、1,280×720ドットと1,920×1,200ドットの2種類の解像度で性能を測定した。Scene 1は前作での「CAVE」のようにCPU性能が重視され、スコアはCPUパワーに大きく左右される。対してScene 2はGPU性能が重視される。

  今回の設定ではGPUのGeForce GTX 260側がボトルネックとなっている傾向があり、スコアが僅差となっている項目が多いが、それでもCPUの影響が大きい1,280×720ドットでのScene 1では、CPUのコア数により速度が明らかに異なっており、とくにCore i7-920のスコアが際立っている。また、Phenomシリーズ同士では、やはりPhenom IIの性能向上率が高く、9950 BEでは劣っていたQ9550/Q9550sに対して940 BEでは逆転している点が目立つ。このようにCPUパワーが影響する局面では、Phenom IIでの改良が大きな効果を発揮する結果を出している。
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省電力性ではCore 2に一日の長
 続いては、システム全体の消費電力だ。今回は、サンワサプライのワットチェッカー「TAP-TST5」を使用。“アイドル時”は、Windows起動から15分間放置した状態でもっとも低い消費電力の値を、“高負荷時”はCPUストレステストプログラム「OCCT Perestroika v2.0.0a」を実行したときの最高消費電力を測定している。ビデオカードの仕様でアイドル時の消費電力が比較的大きな点に留意してほしい。

 さて、注目のPhenom IIだが、940 BEと9950 BEを比較してみると、負荷時では何と35W、アイドル時でさえも21W低減されており、大きく省電力化されていることが分かる。

 Intel勢と比較すると、Phenom IIX4 940 BEは負荷時こそQ9550(通常版)におよばないものの、アイドル時はほぼ互角で、この分野でも健闘がうかがえる。また、9950 BEとCore i7-920の両者はかなり消費電力が高いことも注目できるだろう。なお、Phenom II920(相当)のアイドル時の消費電力が大きいのは、BIOS設定の都合上Cool'n'Quietが動作していないためだ。

 そして、Core 2 Quad Q9550sは、低電圧版の名に恥じない消費電力低減を果たしている。ここで新たに追加したQ8200sこそ通常版と比べて僅差だが、Q9550sは高負荷時で10W以上通常版より低い。これは素晴らしい結果と言えるだろう。
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 最後に、消費電力と密接に関係するCPUの発熱のデータを紹介したい。ただし今回はCPUコア付近のヒートシンクの温度を直接測定している。

 これはCore TempなどのCPU温度表示ツールを用いて測定したところ、AMD系CPU温度が室温より低いなど異常値と思われる温度を示したためだ。そこで今回は、サイズの非接触型温度計「ワイヤレスどこでも温度計」(SCKTW-1000WH)を使い、OCCT実行時におけるヒートシンクの温度を計測している。なお、室温は20℃だ。

 今回は使用したCPUクーラーが高性能な「ZALMAN CNPS9900LED」で、さらにファンコントロール機能をOFFに設定したことから、温度はかなり低めに出ていることをご承知いただきたい。とくにこの結果からは、初代PhenomとPhenom IIの間にほとんど差がないように見えるが、Windows上からモニタしたOCCTの値は、33.5℃対40℃と、それなりに大きなものとなっていた。

 さて、発熱テストの全体的な傾向としては、基本的に消費電力に比例しているが、やはりクロックの低いCore 2 Quad Q8200や、デュアルコアのCore 2 Duo E8500が低発熱であること、初代PhenomやCore i7-920の発熱の大きさがが目立つものとなっている。あわせて、Phenom IIやCore 2 Quad sシリーズでは、従来モデルから着実な改善がなされている点も確認できる。
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まとめ
 Phenom IIを中心として、2009年初頭の注目CPUを一斉比較してみたが、こうして見てみると、改めてPhenom IIの性能や消費電力といった点がバランスよくまとまっていることが理解できるだろう。いわゆる電力効率の低さは、ある意味従来のPhenomで最大の弱点だっただけに、そのポテンシャルの高さが見て取れる。Phenom IIはコストパフォーマンス的な点だけでなく、性能でも十分にヘビーな自作ユーザーの要求に応えられるCPUとなったと言える。

 とくに前世代にあたるPhenom X4 9950 BEと比較すると、パフォーマンス/電力効率ともに段違いの改善が認められる結果となっており、AMDのクアッドコアCPUは新たな段階に進んだと言えるだろう。

 また、Intel製CPUで注目のCore 2 Quad sシリーズも、通常版に比べて性能を落とさずに消費電力を低減しており、低電圧版というイメージにふさわしい仕上がりだ。とくにQ9550sは完成度が高い。

 そして、これらの強力な新製品により、ミドルレンジCPUの世代が交代し、Intel vs. AMDの激戦が再開されることは間違いない。2009年は、CPUに大きく注目する年となりそうだ。
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