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PCパーツ100選 2009
電源編
TEXT:長畑利博
玄人志向
KRPW-J500W
実売価格:11,000円前後
問い合わせ先:なし(初期不良交換のみ購入店舗にて対応)
URL:http://kuroutoshikou.com/
500W 80PLUS Active PFC
image低価格と高品質の両立を目指したセレクトモデル
高いコストパフォーマンスをウリにした玄人志向電源のセレクトシリーズ。Jシリーズはコンデンサに国内メーカー製の105℃品電解コンデンサを搭載、Active PFC対応、80PLUS取得など、高い品質を確保しつつも、手の出しやすい価格帯を実現しているのが特徴。80PLUS認証については、OEM元であるEnhance Electronicsによる認証試験のデータが公開されており、50%負荷時で84.11%の変換効率を記録している。
image1次側/2次側コンデンサともに日本ケミコン製の105℃品を採用する。超力 500Wと同じく、Enhance ElectronicsによるOEMのため内部構造は似ている
imageATX24ピンが11.88~11.94V。PCI Expressは11.97~12.01V。電圧はやや低めだがブレ幅も小さく安定している
image
ファン:12cm角×1(底面)
電源コネクタ:ATX20/24ピン×1、ATX/EPS12V×1、ペリフェラル×5、Serial ATA×4、PCI Express 6ピン×2、FDD×1
タオ エンタープライズ
SilentCool630
実売価格:7,500円前後
問い合わせ先:048-486-6675
URL:http://www.taoenter.co.jp/
550W
imageICチップ化を進めた低価格電源
本製品一番の特徴は、電源部品の多くを占める回路部をICチップに置き換えることで、基板上の部品点数を5割削減。その分故障発生率を低下させ、発熱量や重量も減少させた点だ。また、機能面では、ケースファンの回転数をコントロールできるペリフェラルコネクタが装備されている点や、それに接続したファンを最大速度で回転させるターボファンスイッチなどがある。+12Vは4系統でそれぞれ20A、+5Vsbは3Aとなっている。
image1次側コンデンサはJanFuの85℃品、2次側コンデンサは同じくJunFuの105℃品。ICチップ化により部品数を削減しているため、内部にはかなり余裕がある
imageATX24ピンが11.95~12.10V。PCI Expressは12.04~12.19V。負荷による電圧低下の幅が大きく、また波の数も多く不安定
image
ファン:12cm角×1(底面)
電源コネクタ:ATX20/24ピン×1、ATX/EPS12V×1、ペリフェラル×6、Serial ATA×6、PCI Express 6ピン×2、FDD×2、ファン(ペリフェラル)×2
image製品の平均レベルが全体的に向上
甲乙付け難い結果に
 最新CPUのCore i7とハイエンドビデオカードの組み合わせいう比較的負荷の高い環境を用意して、これまで紹介した11製品をチェックした。今回はCore i7環境で安定動作が見込めるラインとして500W以上の電源をセレクト。過去に本誌で掲載してきた人気の定番製品に加え、秋冬に登場した新製品や、近く登場予定の新製品を追加する形でテストしている。

 まず電圧の安定性については、各製品の紹介部分でグラフを掲載しているが、頭一つ抜けてThermaltake Toughpower QFan 650Wの安定度が高い。それに続く形でCoolerMaster UCP 900W、OCZ Technology EliteXStream OCZ1000EXS、玄人志向 KRPW-J500W、サイズ 超力 500W、AcBel R88 Power 600Wの5製品が並ぶ。いずれも負荷による変動が少なく、電圧変化を示す波の数も少ない。上記の製品よりは若干波が多いものの、Seasonic S12 ENERGY+ SS-650HTについても十分安定度は高いと言えるレベルであることを付け加えておく。

 静音性に関しては、Toughpower QFan 650Wと超力 500Wがほぼ互角。そしてS12 ENERGY+ SS-650HT、KRPW-J500Wがそれに続く結果となっている。もっとも数値が大きいのはUCP 900Wで、ややファンの風切り音が耳に付く。これは内部の部品がかなり密度の高い設計になっているため、冷却のために風量が必要であったものと思われる。とは言っても、本製品も1,000Wクラスのハイエンド電源としては静音性は高い部類に入るのは間違いない。また、低価格モデルであるタオ エンタープライズ SilentCool630や恵安 GORI-MAX 750Wでも、静音性に関しては合格点に達していると言えるだろう。

 消費電力については、やはり80PLUS Silverに準拠したR88 Power 600WとUCP 900Wが優秀な結果を出している。とくに高負荷時は頭一つ抜けた省電力性を発揮した。総出力とのバランスから見ても優れた結果と言えるだろう。EliteXStream OCZ1000EXSも、1,000Wという大出力から考えるとかなりよい成績だ。全体的に見ても80PLUS認証取得モデルは平均して優秀な値を記録していると言える。なお、独自に80%以上の高効率をうたっているGORI-MAX 750Wも、アイドル時に限れば80PLUS対応モデル並の消費電力となっている。
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【検証環境】
CPU:Intel Core i7-920(2.66GHz)
マザーボード:ASUSTeK Rampage II Extreme(Intel X58+ICH10R)
メモリ:センチュリーマイクロ CAK2GX3-D3U1333(PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB×3)
ビデオカード:MSI R4870-T2D512-OC(ATI Radeon HD 4870)、SSD:Mtron MOBI 3500 MSD-SATA3525032 (Serial ATA 2.5、SLC、32GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1、室温:26℃
騒音測定距離:ファンから約10cm
暗騒音:33.2dB
計測機器:三和電気計器 PC20
総評
 今回は安定性に優れ、かつ高い静音性を持ち、プラグインケーブル装備で使い勝手も上々なToughpower QFan 650Wをゴールドレコメンドに決定した。すべてに日本メーカー製コンデンサ採用しない点はやや残念だが、ガラスエポキシ基板の採用など、品質面に確かなこだわりが感じられる。次点は非常に悩むところだ。価格こそ高めだが、ハイエンドモデルではUCP 900WとEliteXStream OCZ1000EXSの安定性と余裕の定格出力は素晴らしいものがある。省エネ性能もバツグンだ。ハイエンドパーツを多用するユーザーには文句なしでオススメできる。ただ、一般的な自作ユーザーにとってはコストパフォーマンスが高いミドルレンジのKRPW-J500Wと超力 500Wの2モデルが、静音性・安定性ともに高く、魅力的だ。両者とも日本ケミコンの105℃コンデンサを採用しており、品質も評価できる。そしてこの2者を比べると拡張性、静音性の面でやや超力 500Wが勝るという感じだ(ただし、KRPW-J500Wは安定性重視のためにあえてコネクタ数を減らしている)。今回は悩んだ末、実売価格でもわずかに安い超力 500Wをシルバーレコメンドに選択した。
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