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PCパーツ100選 2009
TEXT:橋本新義
ビデオカード編
image2008年後半のビデオカード市場は、Radeonシリーズの攻勢により、またもや全体のコストパフォーマンスが底上げされる展開に。2009年もGPGPU対応ソフトの増加など、話題はまだまだつきることがなさそうだ。
imageWindows 7で何が変わる?
 2009年以降のビデオカードの大きなトピックは、Windows 7の登場だろう。Windows 7には、Direct3Dをベースにした文字表示機能「Direct2D」や2D表示機能「DirectWrite」が新しく搭載される。これらの機能に対応したアプリケーションでは、多数のフォントを高い精度で表示する環境(DTPソフトなど)や複雑なグラフの描画などで、従来CPUが負担していた部分をGPUで軽減できるようになる。これまで以上にGPUが活躍する機会が増えていくだろう。

 また、Windowsの「画面の設定」パネルでも、現在ではメーカー製ドライバを使わなければ不可能だった画面の回転設定などが実行できるようになる予定だ。
imageWindows 7では新操作メニューの増加もポイント。従来のフリップ3Dに加え、タスクバーアイコンから直接特殊メニューを呼び出す「Aero Peek」や、開いているウィンドウの一つを左右に振ると、ほかのウィンドウがすべて最小化される「Aero Shake」が加わる予定だ
1万円台の製品の性能が大幅アップ GPGPUもついに実用段階へ?
 2008年後半のビデオカードで大きなトピックとなったのは、ミドルレンジクラス(1万円から2万円前後)と、ローエンドクラス(1万円以下)の新製品の登場と、それに伴う性能の向上だ。

 とくに、9月に製品が登場したATI Radeon HD 4670/4650は、従来の1ランク上の製品に近くなるほどの大幅な性能向上が施され、ミドルレンジクラスの中でも目玉的な存在となっている。2008年6月に登場して、Radeonブランドを復権させた上級機、HD 4870/4850と合わせて、パーツショップでの大人気製品となっている。対してNVIDIA勢は、先行して発売していたGeForce 9500 GTと、本来は1ランク上のクラスとなるGeForce 9600 GTの実売価格を下げるなどして対抗している。

 こうした動向の結果、ミドルレンジとローエンドクラスの製品の性能の底上げが急速に行なわれ、お買い得感は大きく増した。もともとこのクラスは「最新ゲーム以外はほぼオールマイティ」と言える性能だったが、「最新ゲームでも負荷の軽いものはプレイ可能」ぐらいのレベルにまで上がったという印象だ。

 また、あわせてトピックとなったのは、GPGPU(General Purpose GPU)だ。これは、GPU(ビデオカードの中核パーツで、画面描画に必要な計算を処理する)の能力を、ほかの計算用途でも使おうという動きである。科学技術計算などでは先行して使われていたのだが、今冬にはついに一般ユーザー向けのソフトウェアでこれを活用するタイトルが登場してきた。
製品選びのポイント(1)
注目を浴びるGPGPU
image一般ユーザーには縁遠かったGPGPUだが、NVIDIAが9月にデモ用ソフト「NVIDIA GeForce PowerPack」をダウンロード配布したことで一気に身近に。
製品選びのポイント(2)
リテールクーラーが高性能化
imageここ数年のトピックであったリテールクーラーの性能強化もより一層進んだ。とくに動作音の低減は、ファンコントロールの強化などで高レベルに。
製品選びのポイント(3)
公式ドライバ/ツールが強力に
imageここ数年地味ながら着実に強化されてきたドライバの設定機能にも注目。オーバークロックやファンコントロール機能など、自作PC派に便利な機能も多い。
製品選びのポイント(4)
消費電力増大はどこまで進む?
imageますます加速する高性能化の半面、ビデオカードの消費電力はじわじわと増大。ミドルレンジクラスでも補助電源端子を備えた製品が増加しつつある。
 また、本来のGPGPUとは若干異なるが、ゲーム以外で3Dグラフィックスを使うソフトウェアも登場してきた。代表的なのはWindows Vista(のWindows Aero)だが、Google EarthやAdobe Photoshop CS4といったタイトルも対応するなど、こちらも徐々に普及の兆しを見せている。

 また、地味ながら見逃せないトピックが、使い勝手の強化にかかわる部分だ。大きなトピックとしては、搭載されたクーラーの性能向上が挙げられる。とくに静音性という点では、リテールクーラーの性能が大幅にアップ。GPU温度に応じて回転数を変動させるファンコントロール機能の強化やヒートパイプの普及などで高性能化され、アイドル時などはかなり静かなものが多くなった。

 また、ATIとNVIDIAが提供するドライバの機能も強化。オーバークロック機能やファン回転数設定など、細かな設定項目が搭載されるようになった。

 とくにWindows Vistaでは、登場当初にXP版ドライバから削除された機能などもほぼ復活。逆にVista版のみに搭載される機能も散見されつつある。

 ただし、不利になった点も。代表的なところは消費電力の増大だ。ミドルレンジクラスでも補助電源端子を搭載する製品が増加しつつあり、ハイエンドクラスでは250Wオーバーというレベルに達している。性能向上率の高さから、ある程度はやむを得ない側面もあるが、将来的には低減化を望むところだ。
これだけは知っておきたいビデオカードスペック
imageGPU(注目度:高)
ビデオカードに搭載された中核パーツである、GPU(Graphic Processing Unit)の種類を示す。PC全体におけるCPUのように、基本的な計算能力を決定するパーツで、製品選びのときは一番に確認したい部分。なお、実際の性能は型番の数字のとおりとは限らないので、購入時は今回検証したベンチマークなどを参考にするとよい。
ストリーミングプロセッサ数(注目度:高)
GPUに内蔵された、基本となる計算ユニットの数。役割はCPUにおけるコアに近いことから、NVIDIAの最近のカタログでは「コア数」と表現されることもある。基本的に多ければ多いほど性能が高いが、NVIDIAとATIでは1基あたりの能力が異なるので、メーカーやGPUの世代が違うと数での単純な比較は難しい。
コアクロック(注目度:中)
GPU本体の動作クロックを示す。基本的には速ければ速いほどよいが、実際の性能はストリーミングプロセッサ数にも影響されるため、単純比較は禁物だ。
シェーダークロック(注目度:低)
NVIDIA GeForceシリーズのみで使われるスペック。前述のストリーミングプロセッサの動作クロックを示す。高速であればあるほど性能が高い。
imageビデオメモリ(注目度:高)
GPUとならぶビデオカードの中核パーツである、メモリの種類と容量を示す。代表的なものにはDDR2/GDDR3/GDDR5の3種があり、後者ほど性能が高い。容量は、基本的に多ければ多いほどベターだ。
メモリクロック(注目度:高)
上記のビデオメモリの動作クロックを示す。基本的には速ければ速いほどよいが、次のメモリバス幅との関係が重要になる。製品によって差が大きいところなのできちんと確認したい。
メモリバス幅(注目度:中)
GPUとメモリが接続されているバス(データ転送路)の幅を示し、「バス幅×メモリクロック=データ転送速度」となる。隠れた重要スペックだ。一時期はバス幅をリファレンスより絞って性能を下げる代わりに低価格化した製品が多く出ていたが、最近はほとんど見なくなった。
imageインターフェース(注目度:中)
ビデオカードをマザーボードに接続する、スロットの規格を示す。一昔前はAGP 8Xスロットが主流だったが、現在ではPCI Express x16が主流だ。また、PCIスロット用も販売はされているが、数はかなり少ない。
image出力端子(注目度:中)
ビデオカードと各種ディスプレイを接続する端子の種類を示す。基本はデジタル/アナログ兼用の「DVI-I」だが、AV機器との接続に便利なHDMIや、昔ながらのDsub 15ピン端子(いわゆるVGA出力)を搭載する製品も多い。
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