特集
2009年の自作PCを考える
CPU編 1/4
CPU編 2/4
CPU編 3/4
CPU編 4/4
メモリ編 1/2
メモリ編 2/2
マザーボード編 1/5
マザーボード編 2/5
マザーボード編 3/5
マザーボード編 4/5
マザーボード編 5/5
ビデオカード編 1/4
ビデオカード編 2/4
ビデオカード編 3/4
ビデオカード編 4/4
HDD編 1/2
HDD編 2/2
SSD編 1/3
SSD編 2/3
SSD編 3/3
BDドライブ編
サウンドカード編
テレビキャプチャデバイス編 1/2
テレビキャプチャデバイス編 2/2
ケース編 1/3
ケース編 2/3
ケース編 3/3
電源編 1/3
電源編 2/3
電源編 3/3
ベアボーンPC編
液晶ディスプレイ編 1/3
液晶ディスプレイ編 2/3
液晶ディスプレイ編 3/3
CPUクーラー編 1/3
CPUクーラー編 2/3
CPUクーラー編 3/3
そのほかのパーツ編 1/3
そのほかのパーツ編 2/3
そのほかのパーツ編 3/3
その他の特集(2011年)
激突!Bulldozer vs. Sandy Bridge
達人に学ぶPCパーツ使いこなし術
超本命パーツ35傑
独占!PCパーツなんでもランキング
PCパーツセレクション300
Sandy Bridge 自作超大全
PC自作スタートアップ講座2011
Sandy Bridge再始動
“後乗せサクサク”アップグレード術
震撼性能! Sandy Bridgeに死角なし!!
PCパーツ100選2011
マザーボード100選2011
過去のその他の特集(2010年)
過去のその他の特集(2009年)
過去のその他の特集(2008年)
過去のその他の特集(2007年)
過去のその他の特集(2006年)
読者プレゼント
プレゼント申し込みへ
ユーザー登録からアンケートページへ進んでください。
CLUB IMPRESS会員登録
プレゼントの対象は「最新号購入者」のみとなります。
アンケートにお答え頂くにはCLUB IMPRESSへの登録が必要です
PCパーツ100選 2009
CPU編
TEXT:鈴木雅暢
image性能で圧倒するCore i7
Core 2シリーズの安定感も光る
定番のベンチマークテストで最新CPUの力関係を明らかに
 現行CPUの性能と消費電力の力関係はどのようなものなのか、ベンチマークテストの結果を見てみよう。テストに利用した環境は別掲したとおり。まずはFuturemarkの定番ベンチマークテスト「PCMark Vantage」から。これは実際のアプリケーションのコードを利用し、Windows Vista環境における作業をシミュレートする内容となっている。

 結果でまず目立つのは、Core i7の強さだ。Core 2 Quadの最上位モデルQ9650が6,516というスコアに対し、Core i7は、2.66GHzの920を含めて3モデルすべてが7,000以上のスコアをマークしている。クアッドコアとデュアルコアの比較では、3.16GHzのCore 2 Duo E8500よりも2.33GHzのCore 2 Quad Q8200のスコアが少し上回っている。AMD勢は全体的に分が悪く、最上位のPhenom X4 9950 Black EditionでもCore 2 Quadの最下位モデルにおよばず、Core 2 Duo E8500とほぼ互角のスコアにとどまっている。最新のAthlon X2 7750 Black Editionはデュアルコアとしてはなかなか優秀で、Pentium Dual-Core E5200を上回っている。ちなみに、Core i7-965 Extreme Editionは、Celeron Dual-Core E1200の約2.8倍のスコアだ。

 CINEBENCH R10は、MAXON Computerの3DCGソフト「CINEMA 4D」をベースにしたベンチマークテスト。最大16wayまでのCPU(コア)に対応している。コア(論理コア含む)をすべて利用してレンダリングを行なう「x CPU」ではPCMark Vantageよりもさらにコア数の優位がはっきりと現われている。Core i7は4コア+Hyper-Threadingを備えるだけにほかを圧倒しており、とくにCore i7-965 Extreme Editionは、Core 2 Quad Q8200やPhenom X4 9950 Black Editionの2倍近いスコアをマーク。Celeron Dual-Core E1200の6倍に相当する。廉価版とはいえ現行のデュアルコアCPUをこれだけ引き離しているのだから驚く。1コアのみでレンダリングを行なう「1 CPU」では動作クロックが大きく影響しており、Core 2 Duo E8500がCore 2 Quad Q9650よりもよいスコアをマークしている。Core i7勢の1 CPUのスコアが動作クロックのわりに高いのはTurbo Boostの効果だろう。
image
image
省電力なCore 2シリーズコストパフォーマンスならAMDも
 消費電力はアイドル時/高負荷時両方のシステム全体の消費電力をワットチェッカーで測定している。結果はCore i7勢の消費電力の大きさが目立つ。Core 2 Quadに比べて高負荷時で30~40W、アイドル時で50W前後も消費電力が大きくなっている。もっとも、PCMark Vantageのスコアを高負荷時の消費電力で割ったワットあたりのパフォーマンスで見ると、Core i7は逆にCore 2 Quad、Core 2 Duoよりも電力効率自体は優れていることが分かる。ただ、アイドル時の電力がCore 2シリーズの約1.5倍になっている点は気になるところだ。一方、AMD CPUは、Phenom X4 9950 Black Editionを除いてTDPのわりに消費電力が大きい傾向があり、電力効率もよくない。

 最後のグラフは、PCMark Vantageのスコアを実売価格で割り、100円あたりのパフォーマンスを算出して比較したものだ。Celeron Dual-Core E1200、Pentium Dual-Core E5200とおなじみの顔ぶれに次いで、Athlon X2 7750 Black Editionが食い込んでいる。そのほかのAMD CPUの結果もよく、性能だけ見ると振るわなかったAMD CPUも、実売価格が安い分、コストパフォーマンスはむしろ優秀だということが分かる。Core i7も最下位モデルの920なら悪くないが、マザーボードやメモリが高価な点は考慮に入れる必要はある。

 全体に、性能優先ならCore i7、消費電力も気にするならCore 2シリーズ、コストパフォーマンスならAMD CPUやCeleron/Pentium Dual-Coreが有利という傾向がはっきり現われた結果と言える。
image
image
image
【検証環境】
[Core i7環境]
マザーボード:ASUSTeK Rampage II Extreme(Intel X58+ICH10R)
メモリ:Corsair Memory TR3X3G1333C9(PC3-10600 DDR3 SDRAM 1GB×3)

[Core 2 Quad/Duo環境]
マザーボード:ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R)
メモリ:Team Elite TEDD2048M800HC5(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)

[Phenom X4/X3、Athlon X2環境]
マザーボード:GIGABYTE GA-MA790GP-DS4H(rev. 1.0)(AMD 790GX+SB750)
メモリ:Team Elite TEDD2048M800HC5(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)

[共通環境]
ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX 280リファレンスカード
HDD:Western Digital WD VelociRaptor WD3000GLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
Back
Page Top
Next

サイト内検索

DOS/V POWER REPORT 最新号

DOS/V POWER REPORT 最新号表紙

DOS/V POWER REPORT
2024年冬号

発売日:12月28日
特別定価:2,310円

書籍(ムック)

PC自作・チューンナップ虎の巻 2023【DOS/V POWER REPORT特別編集】

発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税


このレトロゲームを遊べ!

発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税


特濃!あなたの知らない秋葉原オタクスポットガイド

発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税


わがままDIY 3

発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税


忍者増田のレトロゲーム忍法帖

発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税


楽しいガジェットを作る いちばんかんたんなラズベリーパイの本

発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税


DVDで分かる! 初めてのパソコン自作

発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』2

発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 風雲編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 怒濤編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


わがままDIY 2

発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』

発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税


わがままDIY 1

わがままDIY 1

発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税

読者プレゼント

アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。

本誌最新号・プレゼント申し込み

*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。

ユーザー登録から アンケートページへ進んでください