その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:宮崎真一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3D性能・総合性能・動画再生支援機能を比較 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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AMD 780Gを筆頭に、統合型チップセットではAMDプラットフォームの評判が高い。しかし、ここに来てIntelも負けじとIntel G45をリリース。そこにNVIDIAも加わり、まさに三つ巴の様相を呈している | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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グラフィックス機能統合型チップセットを使うと、ビデオカードなしでシステムを構築できるため、コストの削減が図れる。そして、最近このセグメントで重要視されているのが動画再生支援機能のサポートだ。これは、チップセットに内蔵されたグラフィックスコアが動画再生処理の一部をにない、CPUの負荷を軽減するというもの。これにより、非力なCPUであってもBlu-ray DiscなどのHDコンテンツの再生を容易に行なえるようになる。 Intel製チップセットでは、これまで統合型チップセットにHD動画の再生支援機能を有しておらず、これを搭載するAMD製チップセットに人気が集まっていた。しかし、G45に同機能が搭載されたことで、統合型チップセットのパワーバランスが大きく変わろうとしている。ちなみにG45の下位モデルとなるG43は、G45の基本仕様を踏襲しているものの、動画再生支援機能は搭載されていない。 また、統合型チップセットのグラフィックス性能も向上が著しい。とくに、AMD 790GXは、ローエンド向けGPUであるRadeon HD 3450を超えるパフォーマンスを発揮することで注目を集めており、負荷の軽いゲームならば、ビデオカードを要することなく快適なプレイが可能だ。 |
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Intel | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
G45 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
DirectX 10にハードウェアレベルで対応するGMA X4500HDと呼ばれるグラフィックスコアを内蔵。最大の特徴はHD動画再生支援機能を搭載したことで、Intelプラットフォームの弱点を一つ払拭する存在となった。ビデオメモリはDVMT(Dynamic Video Memory Technology)により、動的に確保される。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
WinDVD 9 Plusといった再生プレイヤーなら、動画再生支援の設定を有効にすることで、同機能が利用できる | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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AMD | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
790GX | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Radeon HD 3300というグラフィックスコアを内蔵したAMD 780Gの後継モデル。グラフィックス専用のローカルフレームバッファ(LFB)を搭載することが可能で、UMA方式のボトルネックを低減し、パフォーマンスの向上を図れる。また、South Bridgeには、SB700の上位となるSB750を採用。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
AMD 780Gから基本アーキテクチャは変わっていないが、コアクロックが500MHzから700MHzに向上した | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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NVIDIA | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
GeForce 8200 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
NVIDIAのAMD CPU向けチップセット。SPPとMCPをまとめた1チップ構成を採り、DirectX 10に対応したグラフィックスコアを備える。また、動画再生支援機能としてPureVideo HDを搭載し、CPU性能に頼らずにHDコンテンツの再生も可能だ。Streaming Processorを16基搭載している。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ビデオカードとチップセット内のグラフィックスコアでSLIを構成し、パフォーマンスを向上させるGeForce Boostを使うこともできる | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
統合型チップセットの仕様 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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統合型チップセットは、システムメモリの一部をビデオメモリと共用するUMA(Unified Memory Architecture)方式を採用している。ビデオメモリの容量を多く取れば描画性能は向上するが、その分システムメモリの容量が減少する。また、データ転送用のバスも共用することになり、システム全体のパフォーマンスが低下してしまう場合がある。こうした点を含めた性能を見るため、それぞれのチップセットでビデオメモリ容量を512MBに設定したときの総合性能を、PCMark Vantage Build 100で比較した。 まず、Intel CPU環境から見ていくと、NVIDIAのGeForce 7150がもっとも低い結果となった。その一方で、高いスコアを示したのがG45だ。最新チップセットではメモリインターフェースも改良が施され、UMA時のボトルネックもいくぶんか解消されていることが分かる。G43はG45の下位に位置するためか、若干スコアが劣る結果となった。 一方、AMD CPU環境では、GeForce 8200の総合性能の高さが目立つ。また、AMD 790GXは、下位モデルとなるAMD 780Gからパフォーマンスが向上しているのが分かる。両プラットフォームでCPUが異なるとはいえ、GeForce 8200がG45に次ぐスコアを出している点も興味深い。結論として、最新世代のチップセットのほうがスコアが高い傾向にあり、性能を求めるのであれば、新しいチップセットを選ぶべきだ。 |
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【検証環境】 CPU:Intel Core 2 Quad Q6600(2.4GHz)、Intel Pentium Dual-Core E2180(2GHz、p.51の動画再生支援機能検証で使用)、AMD Phenom X4 9850 Black Edition(2.5GHz)、AMD Athlon X2 BE-2350(2.1GHz、p.51の動画再生支援機能検証で使用) マザーボード:ASUSTeK P5Q-EM(Intel G45+ICH10R)、GIGABYTE GA-EG43M-S2H(rev. 1.0)(Intel G43+ICH10)、ASUSTeK P5E-V HDMI(Intel G35+ICH9R)、GIGABYTE GA-G33-DS3R(Intel G33+ICH9R)、GIGABYTE GA-MA790GP-DS4H(rev. 1.0)(AMD 790GX+SB750)、GIGABYTE GA-MA78GPM-DS2H(rev. 1.0)(AMD 780G+SB700)、MSI K9N2GM-FIH(NVIDIA GeForce 8200)、MSI P6NGM-FIH(NVIDIA GeForce 7150+nForce 630i) メモリ:Corsair Memory TWIN2X2048-8500C5D(PC2-8500 DDR2 SDRAM、CL=5、1GB×2) ビデオカード:Sapphire HD 3450 256MB DDR2 PCI-E(ATI Radeon HD 3450、こちらのHybrid Graphics検証で使用) HDD:Western Digital WD RE2 WD7500AYYS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、750GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 |
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特別定価:2,310円
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