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その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:宮崎真一 | ||||||||||||||
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さて、現在のPCパーツ市場のトレンドの一つに“省電力”が挙げられる。もちろん、それはCPUも例外ではなく、Intelは拡張版Intel SpeedStepテクノロジ(以下EIST)を、AMDはCool'n'Quiet(以下CnQ)といった省電力機能をデスクトップ向けCPUに実装することで低消費電力を実現している。![]() つまり、いくら性能が高くても消費電力がズバ抜けて大きいのであれば現在のトレンドに即していないという見方もある。そこで、ワットチェッカーを用いてシステム全体の消費電力を測定したものが左のグラフである。IntelプラットフォームとAMDプラットフォームともにCPUだけ交換して測定しているので、数値の差はそのままCPUの消費電力の差と同義である(Core 2 Extreme QX9770はDDR3環境で測定しているためパーツ構成が異なる)。ただし、IntelプラットフォームとAMDプラットフォームでは当然のことながらマザーボードが異なるため、両プラットフォーム間におけるCPUの比較は適切ではなく、参考程度にとどめてもらいたい。なお、OS起動後30分間放置した時点をアイドル時、先のPCMark05のMultithreaded Test 2においてももっとも消費電力が大きくなった時点を高負荷時とし、EISTやCnQは有効にして測定している。 ![]() グラフを見ると、Phenom X4 9850 BEの消費電力の大きさが目に付く。高負荷時ではAthlon X2 6400+からさらに50W弱高くなってしまっている。同CPUはTDPが125Wであることを考えると妥当な数字と言えなくもないが、このクラスのCPUを利用するのであれば電源ユニットの選択にも気を配りたい。一方でTDPが140WのPhenom X4 9950 BEのほうがPhenom X4 9850 BEより消費電力がかなり低くなっている点が気にかかる。AMDによるとこれはCPUの個体差によるものとのことだが、なんらかの低消費電力化が図られているのではないだろうか。 ![]() さて、モデルナンバーの末尾にeが付与されている低消費電力モデルを見てみると、TDPが45WのAthlon X2 4050e(2.1GHz)は良好な結果を示した。TDPが65WのPhenom X4 9350eはPhenomシリーズの中では断トツに低消費電力で、Athlon X2 6000+よりも消費電力が小さくなっている。低クロックのAthlon X2シリーズにはおよばないが、扱いやすいクアッドコアモデルだと言えるだろう。 ![]() Intel製CPUでは、やはりCore 2 Extreme QX9770の消費電力が頭一つ出てしまっている。しかし、それに迫るほど消費電力が高いのがCore 2 Quad Q6700である。Core 2 Quad Q6700は、65nmプロセスルールを採用した世代的に古いCPUである。消費電力では微細化した45nmプロセスルールを採用するCore 2 Quad Q9000シリーズやCore 2 Quad Q8000シリーズに一日の長がある。それは、Core 2 Duoファミリーでも同様で、最上位モデルである45nmプロセスルール採用のCore 2 Duo E8600が、65nmプロセスルールで製造されたCore 2 Duo E6600と同程度というほどである。消費電力を気にかけるのであれば、45nmプロセスルールの製品を積極的に選びたい。 ![]() さて、先ほどのPCMark05のCPU Testの結果を、高負荷時の消費電力で割った値をグラフに示す。つまり、1Wあたりのパフォーマンス(CPU Score)が表わされるわけだが、こうすると45nmプロセスルールを採用したCPUの強さが目立つ結果となった。なかでもPentium DC E5200は、ローエンド向けCPUながらもワットパフォーマンスならCore 2 Extreme QX9770を上回っており、電気代も含めたコストの面では魅力的なCPUであることは間違いない。 |
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最後に価格面での比較を行ないたい。コストパフォーマンスを重視するため、PCMark05のCPU Testの結果を、僚誌AKIBA PC Hotline!の9月12日調査における各CPUの平均価格で割ったものをグラフ化してみた。なお、Core 2 Duo E6600とAthlon 64 X2 6400+、Pentium 4 530J(3GHz)に関してはすでに市場から姿を消しているため、ここではN/Aとしている。![]() グラフを見ると、Core 2 Extreme QX9770のコストパフォーマンスの悪さが目に付く。さすがに、このクラスのCPUはコストよりも絶対性能を重視した選択であることがこの結果からうかがい知れる。さて、コストパフォーマンスが高いCPUはと言うと、Celeron Dual-Core E1200に次いでPentium DC E5200と、ローエンド向けCPUが上位を占める形となった。これらのCPUは、いずれも実売で1万円を切っており、お買い得感はかなり高い。 ![]() また、AMD製CPUではAthlon X2ファミリーのコストパフォーマンスの高さに注目したい。Athlon X2は現時点で販売されている最上位モデルのAthlon X2 6000+でさえ実売で1万2,000円前後と、リーズナブルな価格は魅力的だ。今さらデュアルコアと思うユーザーもいるかもしれないが、安価にPCを組みたいのであれば、AMDプラットフォームは一考の価値ありだろう。 |
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以上のベンチマーク結果から見ると、ミドルレンジ向けCPUなら45nmプロセスルールを採用するCore 2 Duo E8500(3.16GHz)がベストの選択肢ではないだろうか。消費電力が小さく、それでいてCore 2 Quadを凌駕する場面が見られ、パフォーマンスに関しても十分満足がいくレベルだ。実売で2万2,000円前後とミドルレンジの価格帯でも中位に属し、手が届きやすいのもうれしいところではないだろうか。![]() 一方、ローエンド向けCPUでは、Pentium DC E5200を推したい。同CPUは、コストパフォーマンスが高く、性能も上位モデルであるCore 2 Duo E7200(2.53GHz)とそれほど大きな差が付いていない点は賞賛できるポイントだ。さすがにCore 2 Quadファミリーの上位モデルとの差は顕著となるが、ローエンド向けである点を考慮に入れて割り切った利用をするのであれば、お買い得なCPUであることは間違いない。 |
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![]() 45nmプロセスルールを採用して消費電力の低減を実現したCore 2 Duo E8500。デュアルコアながらもクアッドコアに迫るパフォーマンスを発揮する |
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![]() Pentium Dual-Core E2180の上位モデルとしてリリースされたPentium DC E5200。45nmプロセスルールを採用したほか、2次キャッシュも1MBから2MBへと強化されている |
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特別定価:1,980円
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