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最新CPU&マザーボード徹底比較
TEXT:宮崎真一
最新CPU一斉ベンチマーク検証
imageIntelは45nmプロセスルールをローエンドにも推し進め、AMDも依然としてPhenom X4やAthlon X2の新モデルをリリースするなど、CPUのラインナップは多様化している。そういった状況の中では、自分にふさわしいCPUはどれなのか選択に困る場面もしばしば起こり得る。ここでは、いくつかのベンチマークテストを通じて主要なCPUの特徴を浮き彫りにする。
Core 2 QuadかPhenom X4か まずはSandra XIIで検証
 まず、CPU選びの大前提として問題となるのが、IntelのCore 2シリーズとAMDのPhenomもしくはAthlon X2のどちらを取るかだろう。もちろん、両プラットフォームはマザーボードも異なってくるため、CPUの要素だけを比較しても決め手にはなり得ない。しかし、ことパフォーマンスを重視した場合、どちらが優れているかはおのずと見えてくる。

 そこで、SiSoftwareのSandra XII SP2cのCPU関連のテストとなるProcessor Arithmetic BenchmarkおよびProcessor Multi-Media Benchmarkを行なった結果が右のグラフである。Sandra XII SP2cは比較的、Intel製CPUのほうがスコアが高い傾向にある。今回もその例に漏れず、とくにMulti-Media Int x8 iSSE4.1(以下Multi-Media Int x8)とMulti-Media Float x4 iSSE2(以下Multi-Media Float x4)でCore 2 Extreme/Quadシリーズが段違いの差を見せ付けている。

 しかし、この中で注目したい点は、Core 2 Quad Q8200(2.33GHz)とCore 2 Quad Q6700(2.66GHz)である。Multi-Media Int x8ではCore 2 Quad Q8200が高いのに対して、Multi-Media Float x4ではその優劣が入れ換わっているのだ。これは、Core 2 Quad Q6700のほうがシステムバスクロックは劣るが、2次キャッシュ容量で上回るため。

 さらに下位モデルに目を移すと、ローエンドモデルであるPentium Dual-Core E5200(2.5GHz、以下Pentium DC E5200)が、かつてのミドルレンジモデルのCore 2 Duo E6600(2.4GHz)を超えるパフォーマンスを見せている点は時代の歩みを感じる。しかし、それでもPentium DC E5200とCeleron Dual-Core E1200(1.6GHz)の差はハッキリしており、ローエンドモデルであるCeleronはデュアルコアになってもそれほど高い性能は望めない。とはいえ、シングルコアのCeleron 400シリーズからの性能向上は目覚ましく、ローエンドまでデュアルコア化されたメリットは計り知れない。

 また、Sandra XII SP2cは不得手となるAMD製CPUだが、Phenom X4/X3シリーズのMulti-Media Float x4の高さは特筆に値する。これは、Phenom X4/X3シリーズではメモリコントローラや3次キャッシュを内蔵する点が功を奏していると考えられ、Phenom X4 9950 Black Edition(2.6GHz、以下Phenom X4 9950 BE)がCore 2 Quad Q8200に今一歩までのパフォーマンスを発揮している。
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PCMark05ではデュアルコアながらもCore 2 Duo E8600の健闘が光る
 続いて実アプリケーションでのパフォーマンスに比較的近い結果が表われるPCMark05の結果を上に示す。今回は、CPU性能を見るためCPU Testの結果のみを抽出している。

 まずは、CPU Testの総合スコアから見てみると、Sandra XII SP2cに近い傾向が表われている。やはり、パフォーマンスではCore 2 Extreme QX9770(3.2GHz)の牙城は揺るぎない。その一方で、Core 2 Quad Q8200の落ち込みは大きく、クアッドコアと言えども2次キャッシュ容量が少なく、動作クロックも低いと上位モデルからかなり置いていかれる形となる。そんな中で、Core 2 Duo E8000シリーズ、とくにE8600(3.33GHz)のパフォーマンスは秀逸である。さすがにCore 2 Quadの上位モデルには差を付けられてしまうものの、Core 2 Quad Q9400(2.66GHz)と肩を並べるほど高いスコアを出している。下位モデルであるCore 2 Duo E7300(2.66GHz)との開きも大きく、同シリーズはデュアルコアながらもCore 2 Quadに匹敵するポテンシャルを備えていると言ってよいだろう。

 AMD製CPUはSandra XII SP2cほどIntel製CPUに離されてはいないが、それでもPhenom X4 9950 BEがCore 2 Duo E7300を少し上回る程度と非力さは否めない。しかし、PCMark05のテストの中でもその名のとおりマルチスレッド性能を測定するMultithreaded Test 2に移るとPhenom X4の強みが発揮され、Phenom X4 9950 BEはCore 2 Quad Q9400に準じるスコアを見せている。しかし、その一方でPhenom X3 8750(2.4GHz)の結果は芳しくなく、クロックが低いPhenom X4 9350e(2GHz)に大きく離されるだけでなく、Athlon X2 6400+(3.2GHz)やAthlon X2 6000+(3.1GHz)にもいくつかの項目で負けてしまっている。Phenom X3 8750はトリプルコアと、コア数ではAthlon X2シリーズよりも優位性があるものの、Athlon X2シリーズより動作クロックが低くなっており、それが足を引っ張っていると考えられる。そんなPhenom X3 8750ではあるが、ファイルの復号化のパフォーマンスを示すFile DecryptionだけはPhenom X4 9850 Black Edition(2.5GHz)並みの値を出しており、良好な結果を残している。これは、Phenom X4シリーズと同じ3次キャッシュを搭載している点が、結果に大きく影響したと見られる。
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【検証環境】
マザーボード:GIGABYTE GA-X48T-DQ6(Intel X48+ICH9R)、ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R)、GIGABYTE GA-MA790GP-DS4H(AMD 790GX+SB750)
メモリ:Kingston Technology KHX11000D3LLK2/2G(PC3-11000 DDR3 SDRAM、CL=7、2GB)×2、ノーブランド PC2-8500 DDR2 SDRAM(CL=5) 1GB×2
ビデオカード:ASUSTeK EN8600GT SILENT/HTDP/256M/A(NVIDIA GeForce 8600 GT)
HDD:Western Digital WD Caviar Blue WD7500AAKS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、750GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
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