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新世代パーツの台頭
(4)ビデオカード編
TEXT:橋本新義
新世代はここがすごい!(2)
ミドルレンジモデルが今アツい!
3Dベンチマークと実売価格でコストパフォーマンスを試算
 最新世代のビデオカードで大きな特徴となっているのが、ミドルレンジクラス製品(こちらのGPU製品ラインナップ表を参照)の大幅な強化だ。

 ミドルレンジGPUのうち、上位の製品では、前世代に対して2倍以上の3Dグラフィックス性能を備える。つまり、同じ価格帯で大幅に高性能化された製品が入手できるようになっている。

 こうした大幅な性能向上は、昨年末からこのクラスに投入されたGPUが、ハイエンドクラスGPUと同じ非常に強力なアーキテクチャ(基本設計)やメモリバス幅を備えていることに由来する。このクラスに位置するNVIDIAのGeForce 8800 GT/9600 GT、ATIのRadeon HD 3870/3850の4機種は、すべてがこうした「ハイエンドGPUとの共通設計」を基本としているため、全体としての性能が大きく向上した、というわけなのだ。

 対して比較的下位の製品では、性能レベル自体は前世代と比べて同等程度ではあるものの、実売価格が大幅に低下している。現行製品でも比較的ロングセラー(2007年4月発売)のGeForce 8600 GTでは、発売当初の実売価格が2万円前後だったのに対し、現在では実売1万2,000円前後。製品によっては1万円を割るものもある。つまりは1年で半額以下となったワケだ。同じ製品が1年で半額になっているのだから、コストパフォーマンスが大きく向上するのは半ば当然と言える。

 さらに、ミドルレンジクラスの製品は、ビデオカード全体を見ても売れ筋価格帯となるため、ビデオカードメーカーが差別化のための工夫――高性能クーラーの搭載や独自設計の基板など――を凝らした製品が多い。こうした点でもコストパフォーマンスが向上している。

 では実際のところ、コストパフォーマンスはどれほど向上しているのだろうか? 今回は、最新ゲーム「Crysis」でのGPUベンチマークと「3DMark06」を実行し、それを実売価格1,000円あたりの値に換算することで、コストパフォーマンスの目安を算出してみた。

 その結果が上のグラフだが、一目瞭然と言えるほど劇的なものだ。ミドルレンジ上位に属するGeForce 8800 GTと同 9600 GTを筆頭に、ローエンドやハイエンドクラスの結果に比べて、明らかに優位となっていることが見て取れるだろう。
image大きくコストパフォーマンスが上昇
上位クラスの大幅な性能向上と、下位クラスの価格低下により、全体的なコストパフォーマンスは前世代の2倍以上
image個性的な独自設計モデルが多数
売れ筋価格帯のため、オーバークロックモデルや、強力クーラー搭載モデルなど、メーカー独自設計を取り入れた個性的な製品が多い
image
image
【検証環境】
こちらと同じ
今が旬のミドルレンジGPUたち
GeForce 8800/9600 GT、Radeon HD 3850が優秀
 こうしたミドルレンジGPUの中でも、現在注目したいのが、上位陣の製品だ。高い3Dグラフィックス性能を要求する最新ゲームタイトルでは、これらのGPUを搭載したカードが事実上の必須となるからである。また、ゲームタイトルの描画負荷は年々増している傾向にあるので、MMORPGなどをプレイするユーザーもこのクラスを購入しておけば、数年のアップデートに堪える余裕を持てることになる。

 とくに性能を重視する際にオススメなのが、クラスの中でも最高速となるNVIDIA GeForce 8800 GTだ。ハイエンドクラスとなる9800 GTXに近い性能をミドルレンジの価格で入手できる。

 登場当初は搭載されるクーラーの冷却能力がGPUの発熱に足りておらず、結果として静音性で不利だったが、現在発売されている製品ではほぼ解決されている。さらにカードメーカーオリジナルの強力なクーラーを搭載した製品も多い。

 そしてコストパフォーマンスでこれを超えるのが、GeForce 9600 GTだ。8800 GTに対しては若干性能は劣るものの、ショップ店頭で手頃感が一気に増す2万円以下の製品も多い。また、GPUの発熱と消費電力が8800 GTより低いため、扱いがその分楽である点も見逃せない。

 ATIのGPUでは、Radeon HD 3850が注目だ。性能では残念ながら9600 GTに比べて1ランク下といった印象だが、ショップ店頭では実売価格が1万8,000円台前後に下がりつつある。また、アイドル時の消費電力が非常に(ローエンド製品と比べても)低いなど、扱いやすさでは有利だ。
image
GeForce 9600 GT
1,000円あたりのCrysis fps:1.79
1,000円あたりの3DMarks:490
前世代のハイエンドに近い性能と実売2万円前後という手頃な価格をあわせ持つ、NVIDIAの主力GPUだ
image
GeForce 8800 GT
1,000円あたりのCrysis fps:1.76
1,000円あたりの3DMarks:443
9600 GTに対して価格は1ランク上だが、より高解像度/高負荷に強いことから、ヘビーゲーマーに人気のGPUである
image
Radeon HD 3850
1,000円あたりのCrysis fps:1.36
1,000円あたりの3DMarks:466
上位機種3870や前世代のハイエンドである2900 XTとほぼ同一の基本構造を持つ。ATI独自の動画再生支援機能も魅力
リファレンス設計ながら手頃なGeForce 9600 GT搭載カード
AOpen
Aeolus F96GT-WDC512X
実売価格:19,000円前後
問い合わせ先:048-288-0988(エーオープンジャパン)
URL:http://aopen.jp/
imageGeForce 9600 GT搭載製品の中でも比較的安価なカードだ。設計はクーラーを含めてリファレンス準拠だが、9600 GTのクーラー自体が十分高性能なため、扱いやすい。
GPU:NVIDIA GeForce 9600 GT
コアクロック:650MHz
メモリクロック:1.8GHz
ビデオメモリ(バス幅): GDDR3 SDRAM 512MB(256bit)
対応スロット:PCI Express 2.0 x16
1GBの大容量メモリを搭載したRadeon HD 3850搭載カード
Sapphire
RADEON HD 3850 1GB GDDR3 PCI-E
実売価格:20,000円前後
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
URL:http://www.sapphiretech.com/jn/
imageオリジナル設計の基板とクーラー、さらにこのクラスではめずらしい1GBのメモリを搭載したRadeon HD 3850カード。大容量のメモリを要求する最新ゲームで威力を発揮する。
GPU:ATI Radeon HD 3850
コアクロック:703MHz
メモリクロック:1.65GHz
ビデオメモリ(バス幅): GDDR3 SDRAM 1GB(256bit)
対応スロット:PCI Express 2.0 x16
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