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CPU性能全方位比較 1/6
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CPU性能全方位比較 4/6
CPU性能全方位比較 5/6
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AM2とAM2+の性能差を検証する 1/2
AM2とAM2+の性能差を検証する 2/2
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チップセットを一挙紹介 2/3
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発表! 最新CPU番付
TEXT:芦澤英一
最新CPUのパフォーマンスを最大限に発揮するための
チップセットを一挙紹介
image45nmプロセスルール版のIntel Core 2シリーズと、ネイティブクアッドコアを採用したAMD Phenomシリーズが登場したが、それらの性能を存分に発揮させるためには、Intel 3シリーズ、AMD 7シリーズといった対応チップセットを搭載したマザーボードが重要なファクターとなる。
最新CPUに対応したIntel 3シリーズチップセット
 Intel 3シリーズと呼ばれるチップセットには、現在のところ、ハイエンドのX38、ミドルレンジのP35/G35/G33、ローエンドのP31/G31がラインナップされている。X38は従来規格のPCI Express 1.1と比較して2倍の転送速度を持つPCI Express 2.0に対応し、フルレーンのCrossFireに対応するなどのメリットがあるが、搭載マザーボードは3万円以上の高価な製品が多い。

 現在主力と言えるのが、P35/G33を搭載したミドルレンジクラスの製品で、バリエーションも豊かだ。P31/G31や旧世代のP965/G965が公式に対応するCPUのシステムバスは1,066MHzまでだが、マザーボードメーカーの独自対応で多くの製品が1,333MHzに対応している。
imageNVIDIA nForce 780i SLIはPenryn対応
NVIDIAの最新チップセットnForce 780i SLIはPCI Express x16スロットの帯域をフルに使った3-way SLIをサポートする。計48レーンのうち、32レーンはPCI Express 1.1の2倍の転送速度(16GB/s)を持つPCI Express 2.0に対応する
主なIntel CPU対応チップセット
North Bridge名 Intel X38 Intel P35 Intel G33
対応CPUソケット LGA775 LGA775 LGA775
システムバス(最大) 1,333MHz 1,333MHz 1,333MHz
メモリインターフェース(最大) PC3-10600
/PC2-6400
PC3-8500
/PC2-6400
PC3-8500
/ PC2-6400
メモリ容量(最大) 8GB 8GB 8GB
グラフィックスインターフェース PCI Express 2.0 x16×2 PCI Express x16 PCI Express x16
内蔵グラフィックス機能 GMA 3100
(DirectX 9)
対応するSouth Bridge ICH9シリーズ ICH9シリーズ ICH9シリーズ
主なIntel CPU対応チップセット
North Bridge名 Intel G31 NVIDIA nForce 780i SLI
対応CPUソケット LGA775 LGA775
システムバス(最大) 1,066MHz 1,333MHz
メモリインターフェース(最大) PC2-6400 PC2-9600(EPP使用時)
メモリ容量(最大) 4GB 非公開
グラフィックスインターフェース PCI Express x16 PCI Express 2.0 x16×2、 PCI Express x16×1
内蔵グラフィックス機能 GMA 3100(DirectX 9)
対応するSouth Bridge ICH7シリーズ nForce 780i SLI MCP
AMD 7シリーズチップセット
 AMD 7シリーズには、ハイエンドの790FXからローエンドの770までのすべてのチップセットが帯域幅の向上したHyperTransport 3.0とPCI Express 2.0に対応しているのが特徴だ。ハイエンドの790FXは4枚のビデオカードによるCrossFireXに、ミドルレンジの790Xはビデオカード2枚のCrossFireに対応する。なお、Phenomは従来のSocket AM2用チップセットを搭載するマザーボードでも動作するが、その場合HyperTransport 3.0が使用できないなどの制限があり、本来の性能を得ることができないことに注意しよう。
image最新CPUと最新チップセットで有効になる機能
PhenomはHyperTransport 3.0に対応しているが、AMD 690GなどのHyperTransport 1.0仕様のマザーボードと組み合わせた場合は当然3.0ではなく、1.0の転送速度となる。Phenomのパフォーマンスアップを求めるならAMD 7シリーズが必須だ
主なAMD CPU対応チップセット
North Bridge名 AMD 790FX AMD 790X AMD 770X
対応CPUソケット Socket AM2 Socket AM2 Socket AM2
システムバス(最大) 5,200MHz 5,200MHz 5,200MHz
メモリインターフェース(最大) CPUによる CPUによる CPUによる
メモリ容量(最大) CPUによる CPUによる CPUによる
グラフィックスインターフェース PCI Express 2.0 x16×4※ PCI Express 2.0 x16×1 PCI Express 2.0 x16×1
内蔵グラフィックス機能
対応するSouth Bridge SB600 SB600 SB600
主なAMD CPU対応チップセット
North Bridge名 AMD 690G NVIDIA GeForce 7050 PV
対応CPUソケット Socket AM2 Socket AM2
システムバス(最大) 2,000MHz 2,000MHz
メモリインターフェース(最大) CPUによる CPUによる
メモリ容量(最大) CPUによる CPUによる
グラフィックスインターフェース PCI Express x16 PCI Express x16
内蔵グラフィックス機能 Radeon X1250(DirectX 9) GeForce 7050 PV(DirectX 9)
対応するSouth Bridge SB600 nForce 630a
CrossFireX時はすべてのスロットがx8レーンで動作
最新CPU対応のチップセットを総ざらい
Intel用チップセット   AMD用チップセット
ハイエンド
(25,000円以上)
Intel X38
パフォーマンスを追求するならX38が王道
PCI Express 2.0や、フルレーンのCrossFireに対応するハイエンド向けチップセット。DDR2とDDR3の両規格のメモリが使用可能で、DDR3に関してはSPDの拡張規格「XMP(Extreme Memory Profile)」による自動オーバークロックをサポートし、P35では非対応のPC3-10600のメモリにも対応する(マザーボードによっては独自に対応)。搭載製品は、各メーカーが技術の粋を凝らした豪華な仕様を備えた製品が多く、その分価格も高いが、Intel製CPUでパフォーマンスを追求するなら王道の選択肢と言えるだろう。
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XMPは、Intelによるメモリの独自拡張規格で、メモリの動作クロックやタイミングなどを自動的に最適化できるようにする機能
AMD 790FX
ビデオカード4枚挿しのCrossFireXに対応
AMDプラットフォームのマザーボードは、総じてIntelより低価格な製品が多いが、この790FXに関しては各社ともフラグシップ製品として位置付けている。最大4枚のビデオカードを使用して高い描画性能が得られるCrossFireXへの対応が大きな特徴であり、すべてのPCI Express x16スロットはPCI Express 2.0に対応している。これらの機能は、Phenom以外のSocket AM2対応CPUでも利用可能で、3Dゲームなど、グラフィックスのパフォーマンスが重視される用途に使用したいコアなユーザーには、魅力的な選択肢となるだろう。
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4枚のビデオカードを使用したCrossFireXでは、PCI Express x16のレーン数が、それぞれ8レーン×4の構成になる
ミドルレンジ
(13,000円~25,000円未満)
Intel P35/G33
製品バリエーションの豊富な現在のスタンダード
45nmプロセスルールで製造されるシステムバス1,333MHzの新CPUに対応するチップセットとして現在もっとも製品数が多いのが、P35を搭載するマザーボード。PC3-8500にも対応可能だが、DDR3メモリの実売価格が一向に下がらないためか、DDR2対応の製品が圧倒的に多い。グラフィックス機能統合型のG33は、グラフィックス性能自体は前世代のG965に劣るが、G965よりも低消費電力(低発熱)化がなされている。もちろんG965であっても極端にGPU負荷の高い3D系ゲームをするのにはまったく適していない。
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ミドルレンジでも上位製品だとICH9Rを搭載するものが多数。AHCIモードやRAIDに対応する。eSATAのポートマルチプライヤー機能も装備
AMD 790X
コストパフォーマンスの高さが魅力
ビデオカード2枚のCrossFireに対応するメインストリーム向けチップセット。4枚挿し対応のCrossFireXのようなインパクトはないが、CrossFire自体敷居の高い機能であり、CrossFireはしないが、エントリーモデルではないそこそこの品質を保ったマザーボードが欲しいという場合には、790Xチップセットが最適。HyperTransport 3.0、PCI Express 2.0といった基本性能は790FXと同等。2万円台後半から3万円台の製品が多い790FX搭載製品と比較すると、790X搭載製品は1万円台前半で入手できる製品もあり、非常にお買い得と言える。
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PCI Express 2.0とCrossFireに対応している790Xはヘビーゲーマーにとっても魅力的なチップセットで、価格も比較的安価
ローエンド
(13,000円未満)
Intel P31/G31
多くの搭載製品が独自にシステムバス1,333MHzに対応
主に低価格帯のマザーボードに用いられる廉価版のチップセット。上位製品との主な違いは、対応システムバスが1,066MHzまででDDR3メモリに対応しないことと、対になるICHが2世代前のICH7シリーズとなること。しかし、実際に発売されている搭載製品のほとんどがメーカーの独自拡張によってシステムバス1,333MHzに対応しており、新CPUのサポートをうたっている。また、ICH7シリーズはIDEポートにネイティブ対応する使い勝手のよさもある。安価な構成でマシンを作りたいのであれば、見過ごすことのできないチップセットだ。
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グラフィックス機能統合型のG31搭載マザーと低消費電力のPentium Dual-Coreを組み合わせて、低コストな静音PCを作れる
AMD 770
ローエンドながら基本性能は上位モデル並み
AMD 770はCrossFireには対応しないものの、HyperTransport 3.0やPCI Express 2.0をサポートするなど基本性能は上位モデルと同等で、クアッドコアCPU「Phenom」の性能を十分に活かすことができる。搭載マザーボードには1万円を切る製品もあるので、ローコストで最新のクアッドコアCPU環境が構築可能だ。なお、この価格帯には、HDMI出力に対応したグラフィックス機能統合型のAMD 690GやNVIDIA GeForce 7050 PV搭載製品もある。HyperTransport 3.0には対応しないもののPhenomは搭載可能で手軽さという面では魅力がある。
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CrossFireに非対応だが、PCI Express 2.0 x16スロットを備え、ATI Radeon HD 3800シリーズなどの性能を最大限に活かせる
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