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発表! 最新CPU番付
TEXT:鈴木雅暢
簡単!BIOSアップデート方法
メーカー純正のWindows用BIOS更新ユーティリティを使う
 前述したように、CPUにPhenomを利用する場合、最新のAMD 790XマザーボードであってもBIOSアップデートが推奨される。また、Phenomに限らず、マザーボードによっては新しいCPUを装着すると、正常に認識できないことが多い。その場合も、BIOSアップデートを行なう必要が生じてくる。

 そこで、GIGABYTEのGA-MA790X-DS4を例に、BIOSのアップデート方法を説明していこう。GIGABYTEにはWindows上からBIOSアップデートが可能な「@BIOS」というユーティリティがある。ほかのメーカーにもこういったユーティリティが付属CD-ROMに収録されていることが多いので、もしあればあらかじめインストールしておこう。
imagePhenomに限らず、新しいCPUを装着したときにBIOSが正常にCPUを認識できないことは多々ある。この場合、CPUの性能をいかんなく発揮させるためには、BIOSアップデートが必須である
BIOS更新の作業手順
 まず、GIGABYTEのWebサイトで最新バージョンのBIOSファイルを入手しよう。GA-MA790X-DS4のBIOSは、1月中旬時点で最新バージョンがF3となる。今回は、初期BIOSのF1からこのF3へとBIOSをアップデートした。

 続いて、システムを一度再起動して、BIOS画面を立ち上げる。ここで、一度初期設定を適用させて、BIOSアップデート中にシステムがフリーズしないようにする(01)。とくにオーバークロックを行なっているユーザーは、初期設定を忘れずに適用させておきたい。

 その後、Windows上で@BIOSを立ち上げると、「BIOS Sign On Message」に現在のBIOSバージョンが表示される(02)。ここで、BIOSをアップデートして問題が起きた場合でも、現在の状態に戻せるように「Save Current BIOS」をクリックしてBIOSを一度保存しておく(03)。

 続いて、「Update New BIOS」をクリックし、あらかじめダウンロードしておいたBIOSファイルを指定する(04)。すると、本当にBIOSアップデートするかどうか尋ねられるので、「OK」をクリックして進める(05)。

 最後に、再起動が促されるので、「Restart Now」をクリックすればシステムが再起動され、BIOSアップデートは終了となる(06)。ただし、BIOSアップデート中は、システムがフリーズしないように細心の注意を払いたい。
GIGABYTEの@BIOSによるBIOSアップデートの作業手順
image01 BIOSアップデート中にシステムがフリーズしないように、BIOSアップデート前には必ずBIOSに初期設定を適用させておきたい
image02 @BIOSを起動すると、BIOS Sign On Messageに現在のBIOSのバージョンが表示される。今回は初期BIOSのため「F1」と表示されている
image03 「Save Current BIOS」をクリックし、現在のBIOSを保存しておく。アップデート後、問題が生じた場合に、以前の状態に戻せるようにするためだ
image04 続いてメイン画面(作業02)の「Update New BIOS」をクリックする。その後、用意しておいたBIOSファイルを指定し、BIOSアップデートを始める
image05 BIOSをアップデートするか問われるので「OK」を選択。この後、BIOSアップデートが実際に始まるのでシステムがフリーズしないように注意する
image06 BIOSアップデートが無事終了すると、再起動を促すメッセージが表示される。「Restart Now」をクリックして再起動すればBIOSアップデートは終了だ
BIOSアップデート「Before→After」
BIOS更新で項目が増えた!?
 BIOSアップデートを行なって何が変わったのか疑問に思う人も少なくないだろう。動作しなかったCPUが動作したり、正常に認識されなかったCPUが認識されたりするようになるのがその変化の最たる例と言えるが、アップデートを行なうことでBIOSに新たな設定項目が用意されることも少なくない。

 GIGABYTEのGA-MA790X-DS4もそのうちの一つで、BIOSを初期バージョンのF1から最新のF3へとアップデートすることで、PhenomのTLBエラッタ対策の設定である「Patch AMD TLB Erratum」の項目が現われるようになっている。この設定は、ほかのAMD 7シリーズマザーでもBIOSアップデートにより設定可能となる場合が多く、Phenomを利用する上でBIOSアップデートが必要となる要因となっている。現状で問題なく動作しているからと言っても、現在のPhenomがエラッタを抱えていることを理解し、BIOSをアップデートするほうが賢明だろう。

 また、今回はPhenomについて取り上げてはいるが、IntelのLGA775マザーボードでも、CPUに関するBIOSアップデートでその設定内容が変化する製品が見られる。アップデート後にFSBクロックの設定が増える場合もある。もしBIOSアップデートを行なったのであれば、一度BIOSの設定項目を確認しておくことをオススメする。
image写真はGIGABYTEのGA-MA790FX-DQ6。下記のコラムで詳しく触れているが、マザーボードによってはBIOSを更新しても新たに項目が出現しない製品があることを忘れずに
BIOSアップデート前
imageGA-MA790X-DS4の初期バージョンF1のBIOSにおけるAdvanced BIOS Featuresのサブメニューの設定内容。TLBエラッタに関する設定は用意されていない
BIOSアップデート後
imageBIOSを最新バージョンのF3にアップデートすると、一番上にTLBエラッタ対策用の設定である「Patch AMD TLB Erratum」という設定が現われる
項目の変化がなくても実は有効になっている?
 TLBエラッタ対策に関しては一つ注意しておかなければならない点がある。それは、BIOSを更新しても項目が現われないマザーボードについてである。たとえば、GIGABYTEのGA-MA790FX-DQ6は、BIOSバージョンF3でTLBエラッタ対策が有効になるのだが、GA-MA790X-DS4のようにその設定項目がないのである。では、無効と有効のどちらになっているのかということになるが、どうやら有効になっているようである。

 右のグラフはGA-MA790FX-DQ6について、BIOSアップデート前とアップデート後で3DMark06 Build 110の総合スコアとCPUスコアを比較したものだ。結果はご覧のとおり、アップデートを行なうと大きなスコア低下が確認できる。これは、やはりTLBエラッタ対策が有効になっているためなのだろう。少しでも高いパフォーマンスを欲するのであればBIOSアップデートを行なわないほうがよいということになる。もちろんその場合は、こちらで説明したようにTLBの不具合という爆弾を抱えたままシステムを使うことになってしまうことになるが……。BIOSをアップデートする前にマザーボードメーカーのBIOSファイルの更新内容について、Webページでよく確認しておいたほうがよいだろう。
image
【測定環境】
CPU:AMD Phenom 9600(2.3GHz)
マザーボード:GIGABYTE GA-MA790FX-DQ6(AMD 790FX+SB600)
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2
ビデオカード:GIGABYTE GV-NX88T512HP(GeForce 8800 GT、ビデオメモリ512MB)
HDD:日立GST Deskstar T7K250 HDT722516DLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、160GB)
OS:Windows Vista Ultimate
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