その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||
簡単!BIOSアップデート方法 | ||||||||||||||
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前述したように、CPUにPhenomを利用する場合、最新のAMD 790XマザーボードであってもBIOSアップデートが推奨される。また、Phenomに限らず、マザーボードによっては新しいCPUを装着すると、正常に認識できないことが多い。その場合も、BIOSアップデートを行なう必要が生じてくる。 そこで、GIGABYTEのGA-MA790X-DS4を例に、BIOSのアップデート方法を説明していこう。GIGABYTEにはWindows上からBIOSアップデートが可能な「@BIOS」というユーティリティがある。ほかのメーカーにもこういったユーティリティが付属CD-ROMに収録されていることが多いので、もしあればあらかじめインストールしておこう。 |
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Phenomに限らず、新しいCPUを装着したときにBIOSが正常にCPUを認識できないことは多々ある。この場合、CPUの性能をいかんなく発揮させるためには、BIOSアップデートが必須である | ||||||||||||||
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まず、GIGABYTEのWebサイトで最新バージョンのBIOSファイルを入手しよう。GA-MA790X-DS4のBIOSは、1月中旬時点で最新バージョンがF3となる。今回は、初期BIOSのF1からこのF3へとBIOSをアップデートした。 続いて、システムを一度再起動して、BIOS画面を立ち上げる。ここで、一度初期設定を適用させて、BIOSアップデート中にシステムがフリーズしないようにする(01)。とくにオーバークロックを行なっているユーザーは、初期設定を忘れずに適用させておきたい。 その後、Windows上で@BIOSを立ち上げると、「BIOS Sign On Message」に現在のBIOSバージョンが表示される(02)。ここで、BIOSをアップデートして問題が起きた場合でも、現在の状態に戻せるように「Save Current BIOS」をクリックしてBIOSを一度保存しておく(03)。 続いて、「Update New BIOS」をクリックし、あらかじめダウンロードしておいたBIOSファイルを指定する(04)。すると、本当にBIOSアップデートするかどうか尋ねられるので、「OK」をクリックして進める(05)。 最後に、再起動が促されるので、「Restart Now」をクリックすればシステムが再起動され、BIOSアップデートは終了となる(06)。ただし、BIOSアップデート中は、システムがフリーズしないように細心の注意を払いたい。 |
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GIGABYTEの@BIOSによるBIOSアップデートの作業手順 | ||||||||||||||
01 BIOSアップデート中にシステムがフリーズしないように、BIOSアップデート前には必ずBIOSに初期設定を適用させておきたい | ||||||||||||||
02 @BIOSを起動すると、BIOS Sign On Messageに現在のBIOSのバージョンが表示される。今回は初期BIOSのため「F1」と表示されている | ||||||||||||||
03 「Save Current BIOS」をクリックし、現在のBIOSを保存しておく。アップデート後、問題が生じた場合に、以前の状態に戻せるようにするためだ | ||||||||||||||
04 続いてメイン画面(作業02)の「Update New BIOS」をクリックする。その後、用意しておいたBIOSファイルを指定し、BIOSアップデートを始める | ||||||||||||||
05 BIOSをアップデートするか問われるので「OK」を選択。この後、BIOSアップデートが実際に始まるのでシステムがフリーズしないように注意する | ||||||||||||||
06 BIOSアップデートが無事終了すると、再起動を促すメッセージが表示される。「Restart Now」をクリックして再起動すればBIOSアップデートは終了だ | ||||||||||||||
BIOSアップデート「Before→After」 | ||||||||||||||
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BIOSアップデートを行なって何が変わったのか疑問に思う人も少なくないだろう。動作しなかったCPUが動作したり、正常に認識されなかったCPUが認識されたりするようになるのがその変化の最たる例と言えるが、アップデートを行なうことでBIOSに新たな設定項目が用意されることも少なくない。 GIGABYTEのGA-MA790X-DS4もそのうちの一つで、BIOSを初期バージョンのF1から最新のF3へとアップデートすることで、PhenomのTLBエラッタ対策の設定である「Patch AMD TLB Erratum」の項目が現われるようになっている。この設定は、ほかのAMD 7シリーズマザーでもBIOSアップデートにより設定可能となる場合が多く、Phenomを利用する上でBIOSアップデートが必要となる要因となっている。現状で問題なく動作しているからと言っても、現在のPhenomがエラッタを抱えていることを理解し、BIOSをアップデートするほうが賢明だろう。 また、今回はPhenomについて取り上げてはいるが、IntelのLGA775マザーボードでも、CPUに関するBIOSアップデートでその設定内容が変化する製品が見られる。アップデート後にFSBクロックの設定が増える場合もある。もしBIOSアップデートを行なったのであれば、一度BIOSの設定項目を確認しておくことをオススメする。 |
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写真はGIGABYTEのGA-MA790FX-DQ6。下記のコラムで詳しく触れているが、マザーボードによってはBIOSを更新しても新たに項目が出現しない製品があることを忘れずに | ||||||||||||||
BIOSアップデート前 | ||||||||||||||
GA-MA790X-DS4の初期バージョンF1のBIOSにおけるAdvanced BIOS Featuresのサブメニューの設定内容。TLBエラッタに関する設定は用意されていない | ||||||||||||||
BIOSアップデート後 | ||||||||||||||
BIOSを最新バージョンのF3にアップデートすると、一番上にTLBエラッタ対策用の設定である「Patch AMD TLB Erratum」という設定が現われる | ||||||||||||||
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