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発表! 最新CPU番付
AM2とAM2+の性能差を検証する
TEXT:橋本新義
ベンチマークは驚きの結果が……?
 それでは、ベンチマークでマザーボードごとの性能差を見てみよう。今回は、CPUとしてPhenom 9600(2.3GHz、クアッドコア、実売2万8,000円前後)とAthlon 64 X2 6400+ Black Edition(3.2GHz、デュアルコア、実売2万円前後)を用意し、それぞれのCPUにGIGABYTEのAMD 790FX搭載ハイエンドマザーボードである「GA-MA790FX-DQ6」と、AMD 690G搭載マザーボードでいち早くPhenom対応BIOSが登場した「GA-MA69G-S3H」を組み合わせ、計4パターンの組み合わせでベンチマークを実行した。測定タイトルと項目はPCMark05のPCMark(総合)とCPU、Memoryの3項目と、CINEBENCH R10のRendering(シングルコアとマルチコアの2パターン)の、2タイトル5パターンである。
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PhenomのHyperTransportクロックとは、ブロックダイヤグラムで見ると一般的なCPUではシステムバスに相当することが分かる。メインメモリがCPUに直結されるAMD製CPUでは、チップセット(およびそれを経由するGPU)と大量にデータを通信する用途でない限り、性能への影響は薄そうに思える
 結果は、かなり意外なものとなった。まず驚くべきは、Phenom 9600の性能だ。本来想定される組み合わせのAMD 790FX搭載マザーボードより、AMD 690G搭載マザーボードのほうが全般的に性能が高くなったのである。

 さらにPhenom 9600でのマザーボードによる性能差を見ていくと、PCMark05のCPUは790FXが有利ながら、Memoryでは690Gが優位を保ち、CINEBENCHではシングルコア時(1 CPU)こそ790FXが有利なものの、マルチコア(x CPU)では690Gが結構な差を付けている(なお、シングルコア時からマルチコア時への性能向上率は非常に大きく、この点からはネイティブクアッドコアであるPhenomシリーズ自体の設計の優秀さが見て取れる)。

 これは本来であれば理屈に合わない結果なのだが、おそらくもっとも妥当と思われる解釈は、今回使用した構成では、Phenom 9600側のシステムに、なんらかの性能低下要因(挙動からするとBIOSまわりが怪しいのだが)が発生しているというものだ。ちなみに、話題のTLBエラッタではないかとも思ったが、GA-MA790FX-DQ6、GA-MA69G-S3HともにTLBエラッタ回避の設定項目がないため確認できず、さらにこの性能低下の度合いは、それとは異なる要因が含まれると思われる(TLBエラッタだけでは、ここまでの性能低下はないと考えられるため)。

 なお、こうした状況では、AMD 790FXの性能が疑わしく思えてしまうが、それを否定するのがAthlon 64 X2 6400+ Black Editionとの性能比較だ。こちらは何と、AMD 790FXのほうがすべてのテスト項目で高い性能を叩き出しているのである。

 Athlon 64 X2シリーズは登場後、1年以上の時間が経過している、いわゆる“枯れた”CPUになりつつあるが、こうした長期にわたって活躍しているCPUでは、チップセットなどの性能差は時間とともに収束していくのが普通だ。そうした(本来は性能差が付けにくい)CPUでこれだけの差が付くことを考えると、AMD 790FXの基礎体力は決して低くはないように見える。

 また、Phenom 9600とAthlon 64 X2 6400+ Black Editionとの性能差に関しては、PCMark05全般やCINEBENCH R10のシングルコア時などでAthlon 64 X2 6400+ Black Editionのほうが勝利している。これはAthlon 64 X2 6400+ Black Editionのほうが900MHzも高いクロックで動作するためだろう。CINEBENCH R10のマルチコア時はPhenomがクアッドコアの威力を発揮して圧勝するが、こうした得意とするアプリケーションを多用する環境でない限り、まだAthlon 64 X2のほうが使いやすいCPUであると結論付けられるだろう。

 Phenomシリーズに関しては、筆者はパーツショップ店頭など各所から各部の詰めの問題を指摘する声が上がっているのを耳にしているが、残念ながら今回のテストを見ていると、筆者自身もそうした「熟成不足」を感じたのが事実である。しかし、逆説的に見ると、Phenom+AMD 790FXのコンビは、今後BIOSアップデートなどにより性能が伸びる余地が大きそうではある。

 Phenomシリーズの性能に関しては現在いろいろと話題になってはいるが、今回の結果を見る限り、現時点だけでの評価にこだわらず、数カ月後に再評価をする必要性を強く感じた。
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【検証環境】
CPU:Phenom 9600(2.3GHz)、Athlon 64 X2 6400+ Black Edition(3.2GHz)
マザーボード:GIGABYTE GA-MA790FX-DQ6(AMD 790FX+SB600)、GIGABYTE GA-MA69G-S3H(AMD 690G+SB600)
メモリ:KINGBOX Technology Dual DDR2-800 2GB(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5 1GB×2)
ビデオカード:Radeon HD 3870リファレンスカード
HDD:Western Digital WD Caviar SE16 WD3200AAKS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB)
OS:Windows Vista Ultimate
imageAMD勢で久々のハイエンドチップセットとなるAMD 790FXチップ。Athlon 64 X2との組み合わせでは、その実力の片鱗を見せてくれた
imageHyperTransportクロックの影響が出そうなパーツとしては、GeForce 8800 GTなどのPCI Express 2.0に対応したビデオカードが挙げられる
Socket AM2マザーボードのユーザーであればPhenomへのアップグレードは「アリ」
 今回の結果から、まずはPhenomシリーズをSocket AM2マザーボードに搭載しても、それなりの性能(今回はむしろAM2+マザーボードよりよかったわけだが)を発揮することと、AM2版CPUをAM2+マザーボードに搭載した場合も、さらに優れた性能を発揮することが確認できた。

 今回は、本来想定されるコンビであるPhenomとAM2+マザーボードの組み合わせの結果が予想以上に奮わなかったため、歯切れの悪い結論となってしまうが、AM2マザーボードを使っているユーザーがCPUをPhenomにアップグレードするというシナリオは十分有効であると思える。

 とくに、これだけPhenomの価格が安価になると、クアッドコアCPUが得意とするアプリケーションを使っているユーザーにとっては、「アップグレード用としてPhenom 9500などを購入してAM2マザーボードに搭載する」というシナリオは、コストパフォーマンス的にも悪くないのではないだろうか。

 それだけにマザーボードメーカー各社には、AM2マザーボードのPhenom対応BIOSのさらなる整備を願いたい。
AM3って何だ?
 こちらで簡単に紹介したが、AMDプラットフォームはPhenomに採用されたAM2+プラットフォームに続き、AM3と呼ばれるプラットフォームが準備されつつある。

 現時点では登場前ということもあり、AMDからの情報も不確定要素が多いものの、AM2/AM2+からの大きな改良点として、DDR3メモリへの対応が盛り込まれると言われている。Socket939からSocket AM2へのCPUソケット移行は、Socket939でサポートされていたDDRからより高速なDDR2へ、対応メモリの切り換えが主な目的だった。しかし、AM3版CPUは対応CPUソケットはSocket AM2を引き続き採用し、AM2/AM2+マザーボードに装着可能(その場合、AM3版CPUでDDR2メモリが使用可能になる)とされている。

 気になる登場時期だが、2009年に45nmプロセスルールで登場が予定されていると言う。
imageDDR3メモリとメモリアクセス性能で定評のあるAMD CPUがコンビを組めば、さらなる高速化を狙える可能性が大きい
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