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発表! 最新CPU番付
CPU性能全方位比較
TEXT:鈴木雅暢
音楽エンコード対決
高クロックCPUが優位に
 iPodをはじめとする携帯音楽プレイヤーの普及で多くのユーザーが行なうようになった音楽エンコード。ここでは、CD1枚分のWAVデータをAppleロスレスデータと、256kbpsのAACデータに変換する時間を測定した。理屈の上では動画エンコードと同じく、クロック、マルチコアの両方が有効と思われる処理であるが、エンコードソフトはユーザー数の多さから、あえてデュアルコアまでの対応となるiTunes 7.6を選んだ。

 結果はAppleロスレス、AACとも同じ傾向で、3GHz以上で動作するCore 2勢がとくに良好な結果を収めている。また、デュアルコアとクアッドコアの間では有意な差は見い出せず、クロックが低いPhenom 2製品は、Pentium Dual-Coreにすら劣るという結果になっている。この辺りは、現状のクアッドコアCPUの置かれた状況をよく示しており、クアッドコア対応アプリケーションでなければパフォーマンスを活かしきることができないことが分かる。

 もっとも、そのPhenomもクロックで大きく上回る旧世代のPentium D 920よりも優秀な結果を示していることから、クロックあたりの処理性能の優秀さが見て取れる。
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RAW現像対決
とにかくマルチコアを選びたい
 デジタルカメラで撮影したRAWデータの現像の快適さも、CPUの処理能力に大きく左右される。ここでは、市川ソフトラボラトリーのSILKYPIXを用いて、RAW画像を10枚連続現像したときの処理時間を測定している。

 SILKYPIXはクアッドコアに対応しているだけあって、上のiTunesよりもクアッドコア製品が健闘している。しかし、クロックが高いデュアルコアCPUがここでもかなり優秀な位置に来るのも事実。とくにCore 2 Duo E8500とCore 2 Quad Q6600は価格が近いだけに、どちらを選ぶかは微妙なところだ。

 低価格製品に目を向けると、デュアルコアのPentium Dual-Core E2200が抜きん出ており、シングルコアのCeleron 420の倍以上の速度を見せている。同じデュアルコアのAthlon X2 BE-2350やPentium D 920もやはりCeleronに対しては大きなアドバンテージがあることから、SILKYPIXにおいてはマルチコアが絶大な威力を発揮すると言えよう。

 RAW現像作業を考えているのであれば、低予算のマシンといえどもCPUにはデュアルコアのものを選んでおいたほうがよさそうだ。
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消費電力対決
注目を集める省電力性
 最近では、CPUに要求されるポイントとして、性能に加えて省電力性が大きく注目されるようになった。それも、ただ消費電力が低ければよいというわけではなく、消費電力あたりの処理効率の高さが求められるようになってきている。性能面については前のページまでで詳しく見てきたので、ここでは各CPUの消費電力について見てみたい。

 消費電力の測定環境は、こちらに掲載されたもので、これまでのベンチマークと変わらない。この環境にサンワサプライのワットチェッカーを取り付け、Windows Vistaのアイドル時と、PCMark05のMultithreaded Test2(4スレッド同時処理)実行中の「高負荷時」の2パターンで消費電力を計測した。
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45nmプロセスやC'n'Q 2.0の効果は?
 結果を見て、まず注目したいのは、Core 2 Extreme QX9650。性能に関してはコレまで見てきたとおり、ダントツであったが、消費電力はアイドル時、高負荷時を問わず、Core 2 Quad Q6600をわずかに下回る程度に収まっている。これは、Penrynファミリーから採用された45nm High-kプロセスの恩恵だろう。同じプロセスを採用したデュアルコアCPUであるCore 2 Duo E8500も、65nmプロセスでよりクロックが低いE6850を下回る値を高負荷時に示している。これは、消費電力あたりの処理性能という観点から見ると、さらに大きな差となる。

 一方、AMDのPhenomも従来の省電力機能を発展させたCool'n'Quiet 2.0を搭載しているが、実際の消費電力は、アイドル時でCore 2 Quad Q6600と同程度、高負荷時にはこれを大きく上回ってしまう。一方で、旧世代のコアを採用したAthlon 64 X2とAthlon X2はアイドル時にはIntel CPUよりも消費電力が下がっている。これは、低負荷時のクロックがIntel CPUよりも低いことに起因していると思われる。
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