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CPUがまたおもしろくなった!
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アーキテクチャ総まとめ 2/2
CPU性能全方位比較 1/6
CPU性能全方位比較 2/6
CPU性能全方位比較 3/6
CPU性能全方位比較 4/6
CPU性能全方位比較 5/6
CPU性能全方位比較 6/6
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AM2とAM2+の性能差を検証する 1/2
AM2とAM2+の性能差を検証する 2/2
Phenom特化!BIOS徹底解説 1/2
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チップセットを一挙紹介 2/3
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分かった気になるVRMの仕組 2/2
最新CPUでオーバークロック! 1/2
最新CPUでオーバークロック! 2/2
最適CPUクーラー選び 1/2
最適CPUクーラー選び 2/2
CPUごとに最適な電源容量は? 1/2
CPUごとに最適な電源容量は? 2/2
オレが作るならこんなマシン! 1/4
オレが作るならこんなマシン! 2/4
オレが作るならこんなマシン! 3/4
オレが作るならこんなマシン! 4/4
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発表! 最新CPU番付
CPU性能全方位比較
TEXT:鈴木雅暢
Sandra Professional XIIでCPUの潜在能力を見る
 まずは、おなじみの定番ベンチマークテストであるSandra Professional XII SP1のスコアから見てみよう。これは内部の演算器の純粋な性能を計測するテストだ。各項目は順に、整数演算、浮動小数点演算、SSE演算(整数/浮動小数点)性能の目安となる。整数データのSSE演算(Integer x8)で大きな差が付いているのは、SSSE3/SSE4.1命令が効くためで、この命令が使える部分ならばCore 2シリーズ、とくにSSE4.1対応のPenrynファミリーは抜群に速いことが分かる。

 これを除けば、整数演算性能ではIntel、浮動小数点演算性能ではAMD、SSE演算ではIntelといった傾向が見られるが、Core 2 Duo E8500では、WhetstoneのスコアでE6850から大幅に上昇し、Athlon 64 X2 6400+を上回っているように、Penrynコアでは浮動小数点演算性能の改良も見て取れる。また、全体的にクアッドコアは同クロックのデュアルコアのほぼ2倍のスコアを出しており、最適化されたアプリケーションではそのポテンシャルを感じさせる。AMDのPhenom 9500は、同クロックのAthlon X2 BE-2350の2倍以上のスコアをマークしており、単にクアッド化しただけではなく、演算器自体の性能の底上げが図られていることが分かる。動作クロックが低いためインパクトは小さいが、Athlon 64 X2からは着実な進化を遂げている。
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【検証環境】
マザーボード:ASUSTeK P5E3 Deluxe/WiFi-AP@n(Intel X38+ICH9R/Intel CPU)、GIGABYTE GA-MA790X-DS4(AMD 790X+SB600/AMD CPU)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、1GB×2/Intel CPU、AMD Athlon 64 X2/Ahtlon X2)、Kingston Technology ValueRAM KVR1066D2N7K2/2G(PC2-8500 DDR2 SDRAM CL=7、1GB×2/AMD Phenom)
ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード
HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD (Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
OS:Windows Vista Ultimate
クアッドコアならVistaも快適 全モデルで5.9をマーク
 VistaのエクスペリエンスインデックスのCPUスコアを見てみよう。これはWindows Vistaでの快適さの指標として用意されているものだ。その結果、クアッドコアCPUはすべて最高の「5.9」をマーク。デュアルコアCPUでは、唯一Core 2 Duo E8500が5.9に到達している。Windows Vistaを快適に利用するには、高いマルチタスク性能が必要で、快適に利用したいなら、クアッドコアが最適だということが言えるだろう。

 次のグラフは、Windows Vistaの標準機能を使ったファイルの圧縮/展開(ZIP形式)の速度を計測したものだ。HDDに保存したVistaのDVDディスク1枚分のデータをそれぞれ圧縮/展開するのにかかった時間をストップウォッチで計測している。

 その結果だが、マルチスレッド非対応のシングルタスクのテストということで、クアッドコアの効果は見られない。ほぼクロックに比例した結果であるが、クロックあたりの性能では、Athlon 64 X2とAthlon X2がやや優れている。
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処理内容によって得意不得意に大きな差
 最後に、PCMark05 Build 120の結果を三つの項目に分けて掲載してみた。PCMark05は、ファイルの暗号化/復号化、テキスト編集時の速度など、PCで日常的に使われる作業をシミュレートしてPCの性能を測定するベンチマークテスト。PCMark Vantageの登場で1世代前のベンチマークテストとなってしまったが、処理内容自体は現在でも通用するものだ。最新のVantageの結果も後で一部掲載するが、現状では基本性能の評価にはあまり向かないと考えている。

 まず、上から2番目のグラフを見てほしい。これはファイルの暗号化と圧縮という二つのタスクを同時に行なうテストの結果。そして、上から3番目は、同じくCPU Test Suiteから、ファイルの展開/暗号解読/音声圧縮/画像展開という四つのタスクを同時に行なうテストの結果である。

 両者は対照的で、2タスクではクロックに比例してスコアが伸びているいるのに対し、4タスクではクアッドコアCPUが圧倒的な差で優位に立っている。動作クロックがCore 2 Duo E8500やAthlon 64 X2 6400+より約1GHzも低いPhenom 9500ですら、大きく差を付けている。

 一番上のグラフは、先述した二つのテストのほか、いくつかのシングルタスク系のテスト結果を加えて算出した総合スコアだ。いくつかのデュアルコアCPUとクアッドコアCPUがほぼ同じスコアとなっているが、クアッドコアCPUのスコアは4タスク同時処理テストで大きなアドバンテージを稼いでいる点は忘れずに頭に入れておきたい。
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3DCGレンダリング対決
定番の国産3DCGソフトで レンダリング時間を計測
 クリエイティブ系アプリケーションの一つとして3DCG作成ソフトのパフォーマンスを比較してみよう。3DCGの作成においてCPUパワーを必要とする作業と言えばレンダリングだ。同時に、レンダリングは並列して作業できるように処理を分割しやすく、マルチコアで処理するのに向いた作業である。

 ここでは、イーフロンティアのShade 9を利用した性能比較を行なっている。Shadeは、開発開始から22年もの歴史を誇る本格的な3DCG作成ソフト。日本国内で開発されている国産ツールで、入門者向けの安価なバージョンなども豊富に用意されており、ホビーからプロユースまで、幅広いユーザーに利用されている。なお、すでに1月中旬に最新バージョンのShade 10のリリースがアナウンスされているが、リリースは3月とのことなので、ここではShade 9を利用している。

だが、何と約1/4以下の6秒とあっという間に終わってしまった。Core 2 Quadも8秒と非常に高速な結果。サイズの大きなデータでもストレスなく作業できそうだ。一方、Phenom 9600 Black Editionは12秒、Core 2 Quadに比べるとやや見劣るが、デュアルコアのAthlon X2 BE-2350の1.42倍高速である。
高クロックもマルチコアも効果的 最速はPentium Dの約4倍
 テストには、イーフロンティアのWebサイトからダウンロードできる体験版を利用し、ベンチマーク向けとして収録されている恐竜のモデリングデータ「shadeonline_rex.shd」(イメージサイズ300×300ドット)のレンダリングを行なって、その所用時間をグラフに掲載している。レンダリングの設定はデフォルトのままで、レンダリング手法はパストレーシング、面の分割は「もっとも細かい」となっている。

 結果はごらんのとおり。動作クロックもコア数もバランスよくスコアに反映されている印象だ。もっとも高速だったのはCore 2 Extreme QX9650。Pentium D 920では23秒かかる作業
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image国内トップクラスのシェアを誇るイーフロンディアのShade 9。1月中旬には後継のShade 10が発表されており、3月の発売が予定されている
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