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マザーボード編 2/4
マザーボード編 3/4
マザーボード編 4/4
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PC自作大全 2007
TEXT:橋本新義
オーバークロック編
image2006年のCore 2 Duo登場以降、再び盛り上がりを見せているのがオーバークロックだ。低価格で挑戦しがいのあるCPUの登場やマザーボード側の機能の充実など、非常にニュースの多い1年となっている。
オーバークロック熱再燃! 選択肢はさまざま
 2006年のCore 2 Duo登場後、CPUのオーバークロック(OC)が注目されている。発熱などのデメリット面も大きくなってしまったPentium Dなどに比べ、Core 2シリーズはオーバークロック状態でも扱いやすく、さらに性能向上率もが大きかったため、大人気を博した。

 2007年はそうした流れを受け継ぎ、さらに話題は増加した。まず、大幅な低価格化で一気に人気が高まったのがCore 2 Quad Q6600。また、低価格CPUで上位CPUを超える速度を出す路線も、Pentium Dual-Coreによって再燃しつつある。

 そうした流れに対抗してか、AMDもオーバークロックに関する話題を積極的に提供するするようになった。最たるものは10月に登場した、実質的に“オーバークロック半公認CPU”とも呼べるAthlon 64 X2 5000+ Black Editionだろう。

 また、オーバークロックの鍵を握るマザーボードも、OC向けの機能やBIOS設定が充実した製品が続々と登場。同じく重要なパーツであるCPUクーラーの冷却能力がここ数年で順調に向上した点と合わせ、オーバークロックの敷居は数年前と比較してかなり下がっている。とはいえ、あくまで自己責任での行為となることだけは忘れないでいただきたい。
Trend 1 テntel編(1)格安クアッドコアをさらにパワーアップ!!
オーバークロックだけでなくアンダークロックも
 2007年のCPUにおける大ニュースの一つが、Core 2 Quad Q6600の劇的な低価格化だ。Q6600は低消費電力化されたG1ステッピング版の登場により、オーバークロックの面でも大きな注目を浴びている。実際にQ6600のオーバークロック耐性は良好で、3GHz程度であれば比較的成功率が高く、マザーボードとCPUクーラーを選べば3.2GHz以上の常用も可能だ。

 またCore 2 Quadでは、低電圧化駆動や「アンダークロック」も流行の兆しを見せている。これはOCとは逆に、コア電圧を可能な限り下げて動作させることで、発熱と消費電力を下げる手法だ(クロックを定格以下に下げる場合にアンダークロックと呼ばれる)。Core 2 Quadは低電圧化の効果も非常に高く、高負荷時の消費電力を大きく下げられるのである。

 これらのチューニングにより、クアッドコアCPUのパワーをより一層上げたり、発熱を軽減できたりする。Q6600の実力を極限まで引き出したいなら、チャレンジする価値はある。
image
【検証環境】
マザーボード:BIOSTAR TP35D2-A7(Intel P35+ICH9)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB)×2
ビデオカード:MSI NX8600GTS-T2D256E-HD-OC(NVIDIA GeForce 8600 GTS、256MB)
HDD:Maxtor DiamondMax 10 6L250S0(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB)
OS:Windows Vista Ultimate
劇的な価格改定で人気爆発
Intel
Core 2 Quad Q6600
実売価格:34,000円前後
imageオーバークロックしたCore 2 Quad Q6600では、最高級CPUであるCore 2 Extreme QX6850をもしのぐ性能を叩き出すことも夢ではない
対応ソケット:LGA775
コア数:4
動作周波数:2.4GHz
システムバス:1,066MHz
2次キャッシュ:4MB×2
TDP:95W(G0ステッピング)
Trend 2 Intel編(2)“遊べる”Pentium Dual-Coreに注目
低価格CPUで上位を超える性能を叩き出す
 Intel製CPUのオーバークロックで、Core 2 Quad Q6600と並んで注目されているのがPentium Dual-Coreシリーズ(Pentium DC)だ。Q6600のオーバークロックは「ある程度高価なCPUを使い、CPUメーカーがラインナップしているハイエンド製品以上の性能を狙う」という性能重視の路線だが、Pentium DCは「比較的高価なCPUに匹敵する性能を、可能な限り低価格なCPUで実現する」という、経済的な路線となる。

 なお、CPUの価格だけであればさらに安価なCeleron 400シリーズも存在するが、これはシングルコアCPUであるため、デュアルコアCPUであるCore 2 Duoとの性能差が比較的大きく、Pentium Dual-Coreも十分低価格なため、あまり人気とはなっていないようだ。

 Pentium DCの登場当初は、オーバークロック耐性の情報が少なかったため、あまり盛り上がっていなかったが、8月ごろからCore 2 Duoの上位と並ぶ3GHz程度の動作であれば動作する可能性が比較的高い、という報告が多くなされたことと、ほぼ同時に実売価格が引き下げられたことにより、一躍人気CPUとなった。また10月からは、比較的高価ながら内部クロック倍率が10倍と高く、扱いやすい(FSBクロック 300MHzで3GHzを超える)E2180が登場し、同時に既存製品の実売価格が低下。より一層手頃感が増している。

 本誌のテストでも、オーバークロックに適したマザーボードを選び、アルミホイル改造(写真参照)などのテクニックも駆使することで、3.2GHz以上での動作を達成できており、その際の性能も、上位のCore 2 Duoをしのぐことが確認されている。
imageアルミホイル改造でメモリ設定を柔軟に
写真のようなアルミホイル改造を施すことで、システムバス800MHz対応のCPUを1,066MHz対応に見せかけることができる。これにより、メモリ設定もより柔軟に行なえる。詳細は本誌10月号をご参照いただきたい
image
【検証環境】
マザーボード:BIOSTAR TP35D2-A7(Intel P35+ICH9)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB)×2
ビデオカード:MSI NX8600GTS-T2D256E-HD-OC(NVIDIA GeForce 8600 GTS、256MB)
HDD:Maxtor DiamondMax 10 6L250S0(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB)
OS:Windows Vista Ultimate
わずか1万円のデュアルコア
Intel
Pentium Dual-Core E2160
実売価格:10,000円前後
image内部倍率9倍で扱いやすい、Pentium Dual-Coreシリーズの中核的モデル。10月の価格改定で実売価格が10,000円を切り、かなり値頃感が増した
対応ソケット:LGA775
コア数:2
動作周波数:1.8GHz
システムバス:800MHz
2次キャッシュ:1MB
TDP:65W
低価格なP35マザーボード
BIOSTAR
TP35D2-A7
実売価格:13,000円前後
image実売13,000円前後と低価格なIntel P35搭載マザー。最新BIOSでFSBクロック400MHz時にメモリクロック400MHz設定が増加。より簡単にOCが可能になった
CPUタイプ:LGA775
対応CPU:Core 2 Extreme、Core 2 Quad、Core 2 Duo、Pentium Dual-Core、Pentium D、Pentium 4、Celeron 4xx
チップセット:Intel P35+ICH9
メモリスロット:PC2-8500/6400/5300/4200 DDR2 SDRAM×4(最大8GB)
拡張スロット:PCI Express x16×1、PCI Express x4×1、PCI Express x1×1、PCI ×3
SLIも可能な格安マザー
ASUSTeK
P5N-E SLI
実売価格:16,000円前後
imageFSBとメモリクロックの非同期設定が可能なNVIDIA nForce 650i SLIを搭載。耐性に劣るメモリでも柔軟なOCが可能だ。SLI対応マザーとしても非常に安価である
CPUタイプ:LGA775
対応CPU:Core 2 Extreme、Core 2 Quad、Core 2 Duo、Pentium Dual-Core、Pentium D、Pentium 4、Celeron 4xx
チップセット:NVIDIA nForce 650i SLI
メモリスロット:PC2-6400/5300/4200 DDR2 SDRAM×4(最大8GB)
拡張スロット:PCI Express x16×2、PCI Express x1×1、PCI ×2
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