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PC自作大全 2007
光学ドライブ編
TEXT:北川達也
Trend 2 成熟期に入ったDVDドライブの現状
残るはインターフェースのSerial ATA化のみ
 価格面だけでなく、記録速度などの機能面の向上も休止し、完全な成熟期に入った光学ドライブ。唯一と言ってもよいトピックは、インターフェースが「Serial ATA」へと移行しているぐらいである。

 実際に記録型DVD関連の規格策定は、ほとんどが終了し、今後は策定済みの規格に対応した製品が登場するかどうかという点に焦点が絞られている。具体的には、記録速度が16倍速のDVD+R DLや12倍速のDVD-R DL、2倍速のDVD-RW DL、2.4倍速のDVD+RW DL、16倍速のDVD-RAMなどだ。まず、DVD+R DLの16倍速記録は製品の開発が進んでおり、早ければ年末に対応製品とメディアが登場するかもしれない。さらにオーバースピードで18倍速記録を狙っているメーカーもあるようだ。DVD-R DLは12倍速までしか策定されていないが、DVD+R DLの16倍速記録に対応して、オーバースピード記録で16倍速や18倍速を実現する製品が登場する可能性もある。また、DVD-RW DLも対応ドライブが登場する予定で、DVD+R DLの16倍速記録対応ドライブでサポートされる可能性もある。ただし、DVD+RW DLやDVD-RAMの16倍速記録については、規格は策定されても対応製品が登場しないという可能性も残る。

 そのほかでは、2層のDVD±R DLメディアの急激な低価格化が特筆に値する。とくにDVD+R DLメディアが安価になっており、有名国内メーカー製メディアですら1枚200円程度で購入できることがある。同時にDVD-R DLも安価になってきており、国内有名メーカー製で1枚250円前後となっている。2層メディアが200円程度で購入できるなら、十分実用の範囲だろう。
image一気に増えたSerial ATAドライブ
Serial ATAのPCへの搭載が進み、インターフェースにSerial ATAを採用したドライブが急増。今後は、Serial ATA採用製品が一般的になるだろう
imageSerial ATAならではの問題も
一部のチップセットでは、Serial ATAのAHCIモードでVistaを正常にインストールできないなどの問題が発生しているので注意が必要だ
imageDVD+R DLメディアが安くなった
ネット通販などでは、DVD+R DLメディアが1枚200円程度で購入できることもめずらしくない。国内メーカー製でも200円強で購入できる
20倍速記録の超高速ドライブ
Light-On Technology
LH-20A1S
実売価格:4,500円前後
imageDVD±R 20倍速という、超高速な書き込みに対応した記録型DVDドライブ。ただし、20倍速に対応するメディアは限られている点には注意が必要。IDE版もラインナップされる
インターフェース:Serial ATA
記録速度:DVD±R ×20、DVD±R DL ×8、DVD-RW ×6、DVD+RW ×8、DVD-RAM ×12、CD-R ×48、CD-RW ×32
バスパワーでも高速書き込み
アイ・オー・データ機器
DVRP-UN8PS
実売価格:16,000円前後
imageUSB 2.0接続の外付けタイプの記録型DVDドライブ。バスパワー動作時でもアダプタ動作時と同じ記録速度を実現している。添付ソフトの数が多いのも特徴となっている
インターフェース:USB 2.0
記録速度:DVD±R ×8、DVD-RW ×6、DVD+RW ×8、CD-R ×24、CD-RW ×24
ラベルに絵や文字を描ける
ソニーNECオプティアーク
AD-7173A
実売価格:5,000円前後
image記録型DVDドライブとしては高速かつ標準的な記録速度を持った、スタンダードなIDEモデル。LabelFlash機能を搭載しており、対応メディアのラベルに絵や文字を書き込むことが可能
インターフェース:IDE
記録速度:DVD±R ×18、DVD±R DL ×8、DVD-RW ×6、DVD+RW ×8、DVD-RAM ×12、CD-R ×48、CD-RW ×32
静音タイプの高機能ドライブ
パイオニア
DVR-S12J
実売価格:10,000円前後
image高級感のある、スタイリッシュなベゼルが特徴の記録型DVDドライブ。安定した記録性能や、独自の静音機構を備えており、記録型DVDドライブとしては高価格ながらも人気の高いモデルとなっている
インターフェース:Serial ATA
記録速度:DVD±R ×18、DVD±R DL ×10、DVD-RW ×6、DVD+RW ×8、DVD-RAM ×12、CD-R ×40、CD-RW ×32
Trend 3 BD対HD DVDはどうなる? 2008年の光学ドライブ市場予測
2008年に向けて激化が予想される主流争い
 BDとHD DVDに分裂した次世代光ディスクだが、どちらが主流になるかを見守っているユーザーも多いはずだ。両者の戦いは、多くの報道でも言われているように、基本的にはドライブメーカーの数が多いBD陣営が優勢で、事実上、東芝1社で孤軍奮闘しているHD DVD陣営が劣勢なのは事実だ。ただし、だからと言って、すぐにデファクトスタンダードが決まるわけでもないのもまた事実である。

 というのも、HD DVDは、数の上では確かに劣勢だが、ユニバーサルやパラマウントなど、大手配給会社がHD DVDでのみ映画コンテンツを提供している場合がある。つまりBDでしか鑑賞できないコンテンツと、HD DVDでしか鑑賞できないコンテンツがあるわけで、両方の機器を購入しない限り、現状ではすべてのコンテンツを楽しむことができないことになる。このため、2008年中にどちらか一方のみに集約される可能性は、現時点では低いと言える。

 また、PC用のドライブはBDやHD DVD、もしくは両方の再生と、CD/DVDの記録をサポートしたコンボドライブが主流になる可能性が高い。現時点では価格も安く、安定しているのは再生専用低出力のブルーレーザーのみで、記録用の高出力ブルーレーザーは、歩留まりが安定しないからだ。このため、少なくともPC用のドライブは、安価に製造できるコンボドライブを主力に、低価格化を推し進めて販売数を伸ばし、ハイエンドに記録型ドライブを据える形に落ち着くだろう。

 また、BD-R/REやHD DVD-R/RWなどの記録メディアは、ドライブの販売数が増加することでより安価になっていくはずだ。BDでは、追記型のBD-Rに従来の無機膜ではなく、有機色素を採用したメディアが登場することでより安価になる可能性もある。ただし、有機色素を採用したBD-Rメディアは、従来のイングルーブ記録からオングルーブ記録へと変更されている。記録時のトラッキング極性が異なるので、有機色素のBD-Rドライブは、ハード的な対応が必須となる。すでに発売中の記録型BDドライブでは有機色素のBD-Rメディアを記録できない可能性があるので注意したい。

 また、HD DVD-Rは、現時点では、BD-Rよりも販売価格が高いケースも見られるが、本来の価格ポテンシャルは、BD-Rよりも高いというのは有名な話だ。実際にHD DVD-Rは、販売数さえある程度増加すれば、1層15GBメディアの価格を500円にする程度なら射程圏内である。

 加えて、PC用ドライブで注目されるのは、BD/HD DVD両対応ドライブの存在である。このタイプのドライブは、BD/HD DVD両対応ということで価格的には不利だが、メリットが多いだけなく、AV用のレコーダやプレイヤーよりも開発しやすいのがその理由だ。というのも、AV用のレコーダやプレイヤーでは、BD/HD DVD両対応を行なうとBD-JavaやHDiなどのインタラクティブ機能やネットワークを利用した再生などアプリケーション面の開発も丸々2倍となる。しかし、PC用ドライブは、BD/HD DVDを物理的に記録再生できればよい。再生用アプリケーションの開発コストは、ソフトベンダーが行なうので、その面ではAV用の機器よりもグッと楽になるのだ。価格面の不利も、数が出れば、ある程度までは吸収できる。この辺りは、過去にDVD ForumとDVD+RW Alianceが記録型DVDメディアで争い、結果、両対応が主流にとなったことからも容易に想像できる。実際のところ、BD対HD DVDの戦いがどうなるかは分からないが、2008年は、両陣営とも勝負の年と捉えているので、戦いは熾烈を極める可能性が高いだろう。
image有機色素を採用したBD-Rメディア
今後登場する予定の、有機色素を採用したBD-Rメディア。スピンコーターなどのDVD-R製造で使用される機器を使用でき、BD-Rメディアの低価格化に寄与することが期待されている
image有機色素メディアは対応ドライブが必要
有機色素のBD-Rメディアは、イングルーブ記録を採用するが、ハード側の対応が必要となる。現在販売されているBDドライブはオングルーブ記録となるため、使用できない可能性が高い
imageライティングソフト
CD/DVDライティングソフトもBDに対応しつつある。写真はビー・エイチ・エーのライティングソフト、B’s Recorder GOLD 9
image次世代光メディア対応のオーサリングソフト
BD/HD DVDのアプリケーションフォーマットで記録できるソフトも次々と登場。写真はUlead DVD Movie Writer 6
imageソフトウェアBD/HD DVDプレイヤー
BD/HD DVDの両方の再生に対応したアプリケーションも登場。現在、BD/HD DVDの両方を再生できる唯一のプラットフォームがPCだ
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