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PC自作大全 2007
TEXT:保坂陽一
PCケース編
image静音志向が一般化する中、再び冷却性能が求められるようになってきたPCケースは、定番モデルのバリエーションが増えるとともに各社がその対抗製品を投入し、実に選びがいのある市場になりつつある。今購入するならどんなポイントに注目すべきなのか、そのトレンドをチェックしてみよう。
停滞から一転! 多彩な製品が続々登場
 低TDPで低発熱なCPUの登場もあって、昨年から今年にかけてはそれまでのダクトを多くして空冷性能を高めたものから、密閉性を高めて音漏れを防ぐ代わりに、少ないファンでエアフローを構築するという方式に注目が集まっている。しかし、こうしたケースが広まるに従って、新たな問題が浮かんできた。ビデオカードやマザーボードでも静音性を追求した結果、それら単体での冷却性能が低下しており、少ないケースのエアフローがますます重要になってしまったのだ。ユーザーの間でも静音性能だけを重視すると、マシンのパフォーマンスや安定性を維持することが難しくなる、という認識が高まってきており、静音性と冷却能力の両立が明確な課題となってきている。現在、静音重視の定番モデルとされているケースは、エアフローのアレンジもしやすいが、使い手にある程度のスキルを要求することも確か。手っ取り早く安定した環境が欲しいと言う人にとっては冷却重視モデルという選択も捨て難いものとなるのは間違いないだろう。

 また、これと並行してデザイン面や拡張性能でも活発な変化が見られるようになり、見た目にも斬新な製品が続々登場してきている。新旧製品の熱い戦いが始まったPCケースの動向を見ていこう。
ハイエンド(30,000円以上)
より独自色の強いモデルが生き残る? オリジナル仕様に注目
ミドルレンジの製品が高性能化したため、価格に見合うだけの高い性能がより強く求められるようになったハイエンドケース。フルタワータイプなどの大型モデルでも、単なるドライブベイの拡張性だけでなく、電源を2基搭載可能としたり、強力な冷却機能を搭載したりと、さまざまな能力を盛り込んだ製品が増えている。また、フルアルミケースなどもこの価格帯に入るものが多いが、冷却の必要性に対応して、再びその存在が見直されつつある。静音性ではほかの製品に負けていても、冷却との兼ね合いを考えると、価格に見合った価値のあるものが多く、長期間使うことを考えれば決して損はない。
imageアルミケースの放熱効果なども見直されつつある
ミドルレンジ(10,000~30,000円)
静音・冷却・拡張性 多彩な高性能ケースがひしめく
1万円オーバーというだけでも高価に思われていた時代もあったが、ワンランク上の品質、ギミックを実現することで、ユーザーの意識改革にも成功。このクラスでは、12cm角の静音ファンなども標準搭載していることが多く、なかにはファンコントローラや防音シートを備えるものがあるなど、冷却機能と静音性能に配慮がなされたものがほとんどである。水冷ユニットの搭載を考慮した製品なども増えつつあり、それらも含めて考えれば、コストパフォーマンスがきわめて高い製品が多い価格帯と言えよう。最近ではほとんどの製品で電源が別売りとなっていることもあり、ケースと電源にそれぞれ1万円以上のコストをかけるのは基本と言える。
image見た目以上にさまざまな配慮がなされた優秀なものが多い
ローエンド(10,000円以下)
定番モデルも低価格で登場 アレンジも考えて賢く選択
現在のPCケースに高い基本性能が求められるのは、ローエンドモデルでも変わらない。最近では人気製品がマイナーチェンジして、電源なしで1万円以下となっていることも多い。それだけ基本機能のしっかりしたものが増えているわけだ。搭載するケースファンが少なかったり、小型タイプであったりといったことは多いが、以前見られたあまりに剛性が低いものは少なくなっており、必要な拡張性を備えた製品であれば、十分長く付き合うことができるだろう。また、400~500Wクラスの大容量電源を搭載している製品もあり、そうしたものを利用することでコストパフォーマンス抜群のマシンを構築することも可能である。
image安価なものでも品質向上が著しく、まったく侮れない
Trend 1 メッシュパネルの逆襲?でデザインが多彩に
冷却の重要性がデザインにも反映される
 近年人気の密閉タイプの静音ケースでは、その構造上フロントパネルのデザインは、よく言えばシンプル、逆に言えば変化に乏しいものになる傾向があった。そのシンプルさが国内ユーザーの趣味にマッチしていたのも確かで、密閉性を高めやすいトビラ式のフロントパネルを備えた製品も増えている。しかし、ここへ来て、冷却が再び重要視されるようになったことで、メッシュパネルなどを採用した通気性のよいデザインを採用したものが増えつつあるのだ。クーラーマスターのCenturion 5シリーズなどに代表される、メッシュデザインのケースが再び第一線に出てくることになったわけである。ただし、新しく登場してきた製品では、メッシュだからと言って、むやみにダクトを増やしたようなものは少ない。サイドダクトなどにも一工夫を加え、ビデオカードやHDDなど、ケースの各部をしっかり冷やす、効率的なエアフローを考慮しているのが特徴だ。密閉タイプのカッコよさも捨て難いという人も多いだろうが、こうした高品質でスタイリッシュなケースが増えることを歓迎しない人はいないはずだ。ただし、メッシュパネルを使用したケースなどでは、密閉型よりも音漏れするのは間違いなく、ホコリも吸い込みやすい。メンテナンス性なども考えておく必要はあるだろう。また、メッシュパネルに加えて、ブルーLEDなどを採用することで、光の演出を備えたものも増えている。こうしたものに関しては賛否両論あるとは思われるが、光らないファンに交換したり、配置を変更したりと自分なりのアレンジが加えられるものがほとんどなので、柔軟な目で見てもらいたい。

 そのほか、USBなどのフロントインターフェースの配置もデザイン的なポイントで、天板や側面に備えられたものも増加傾向にある。トビラ式のケースなどでは想像以上に使いにくいものも多く、本当にそのケースが自分に使いやすいかどうか、ポートの数やコネクタの間隔なども含めて、しっかりとチェックしておきたいところである。
image透かして見える光はメッシュの特権?
ケースのターゲットとするユーザー層も違うのかもしれないが、メッシュを活かしたデザインにはなにかとユニークなものも多い
メッシュデザインの新標準
GIGABYTE
iSOLO 210 GZ-AA1CB
実売価格:15,000円前後
imageフロントパネルにメッシュを採用し、電源を投入するとフロント下部がブルーLEDで光るケース。フロントダクトとサイドダクトに、前後の12cm角ファンを組み合わせることで、冷却効果を高めており、水冷ユニットにも対応している
imageフロントにメッシュパネルを採用した落ち着いたデザインだが、ブルーLEDによる演出がアクセントとなっている
ベイ:5インチ×5、3.5インチ×2、シャドー×3
標準搭載ファン:12cm角×1(前面)、12cm角×1(背面)
サイズ(W×D×H):200×440×480mm
重量:8.5kg
電源付属の密閉静音モデル
Antec
Sonata Plus 550
価格:未定(11月中旬以降発売予定)
image名前はSonataだが、ケースは同社のSOLOと同等で、高性能550W電源が付属する。電源はプラグイン方式でケーブルの着脱が可能。密閉率を上げた構造で、防振シートやHDDサスペンションマウントなど、多彩な静音ギミックを備えている
imageシンプルなだけに飽きの来ないデザイン。ただし、密閉性を高めるためにオープンベイも少なめになっており、内部の拡張性は低めだ
ベイ:5インチ×4、3.5インチ×1、シャドー×6
標準搭載ファン:12cm角×1(背面)
サイズ(W×D×H):210×510×520mm
重量:14kg
今、microATXが熱い!
 高品質・高機能という点では、microATX対応ケースも注目の製品が多い。コンパクトなハイエンドゲームマシンとしての使用を考慮したものが多く、ドライブベイなどの拡張性こそ低いものの、下手なATXケースよりも大型のビデオカードなどがスムーズに導入できるものがある。省スペース性を損なわないようにするために、やや内部の配置などが特殊で、電源などを選ぶものもあるが、コンパクトケースならではの満足感もあるので、ぜひチェックしてみていただきたい。Intelの提唱する「Mt.Jade」対応ケースなども、今が旬の製品と言えるだろう。
imageSilverStone SST-SG03
CPUの横に電源が来る構造ながら、大型ビデオカードも余裕で搭載可能。スペースを余すことなく活用できる、ユニークな省スペースミニタワーだ
imageIn Win IW-BK623/300
microATXをベースにした規格「Mt.Jade」対応ケース。見た目以上の拡張性と静音性を備え、ショップブランドPCなどでの採用例も急増中
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