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PC自作大全 2007
マザーボード編
TEXT:芦澤英一、宮崎真一
Trend 2 X38登場でハイエンドモデルの勢力図が変化
新たなハイエンドチップセット Intel X38の搭載機能
 Intelは10月10日に、ハイエンド向けチップセットとして新たにIntel X38を投入した。このX38は、PCI Express 2.0インターフェースをサポートしている点がこれまでのチップセットと大きく異なっている。PCI Express 2.0は、データ転送レートが従来のPCI Express 1.1に比べて倍となる16GB/s(16レーン)を誇り、対応ビデオカードを用いた場合、さらなる性能向上が期待できる。また、下位にあたるP35ではCrossFireを利用する場合に、PCI Express x16スロットが16レーンと4レーンの構成となっていたのに対して、X38ではどちらも16レーン、つまりフルレーンで利用することができるのだ。

 メモリインターフェースは、DDR2とDDR3 の両方に対応。とくに、DDR3ではP35がメモリクロック1,066MHzまでのサポートだったのに対し、X38では1,333MHzの動作に対応しており、メモリパフォーマンスの向上が期待できる。さらに、DDR3用の機能にExtreme Memory Profile(以下XMP)という新たな規格が用意された。これは、対応のメモリモジュールをX38マザーボードで利用すると、ユーザーは意識することなく簡単にメモリのオーバークロックが可能となるもの。現在のところ対応モジュールはまだ発売されていないが、XMPによるDDR3-1600動作をうたうものもリリースされる見込みなのでいち早くの登場を望みたい。

 なお、X38でもICHにはP35などと同じくICH9シリーズが組み合わされる。ハイエンド向けのためICH9Rが主流になるが、当然Serial ATAやサウンド機能、それにLAN機能といったI/Oまわりの機能は何も変わっていない。PCI Express 2.0とDDR3-1333に魅力を感じなければ、P35でも十分というわけだ。
Intel X38の注目機能
PCI Express 2.0
 
DDR3-1333
image   image
従来の2倍の転送速度を実現
データ転送レートが16レーンで16GB/sに拡大。しかも、PCI Express 1.1との上位互換も保持されているので従来のビデオカードも利用可能
  メモリクロック1,333MHzに対応
P35ではDDR3-1066までのサポートだったが、X38ではDDR3-1333に対応しメモリの高速化を実現。XMPではDDR3-1600に対応できるとされる
image
2本のPCI Express x16スロットに16レーンずつ割り振ることができ、フルレーンのCrossFireが利用可能。一方、対応ICHはP35と同じになる
image
P35では、MCHに16レーンのPCI Expressコントローラしかなく、搭載マザーボードではCrossFireをICHの4レーンを利用して実現していた
MCH(Intel)/SPP(NVIDIA) Intel X38 Intel P35 Intel 975X NVIDIA nForce 680i SLI
対応CPUソケット LGA775 LGA775 LGA775 LGA775
システムバス(最大) 1,333MHz 1,333MHz 800MHz 1,333MHz
対応メモリ(最大) DDR3-1333/
DDR2-800
DDR3-1066/
DDR2-800
DDR2-667 DDR2-800
グラフィックスインターフェース PCI Express 2.0 x16×2 PCI Express x16 PCI Express x16 PCI Express x16×2
対応ICH/MCP ICH9シリーズ ICH9シリーズ ICH8シリーズ nForce 680i SLI MCP
ICH(Intel)/MCP(NVIDIA) ICH9R ICH9 ICH8R nForce 680i SLI MCP
IDEインターフェース Ultra ATA/133×1
Serial ATAインターフェース 3Gbps×6 3Gbps×4 3Gbps×6 3Gbps×6
eSATAポートマルチプライヤー
USB 2.0 12 12 10 10
RAID RAID 0/1/0+1/5 RAID 0/1/0+1/5 RAID 0/1/0+1/5
X38 vs. P35性能比較
 実際にX38とP35ではパフォーマンスにどのような違いがあるのか、それぞれの搭載マザーボードを利用し、ベンチマークで比較してみる。まずは、下の3DMark06のグラフを見ていただきたい。ビデオカード1枚の際の性能はX38とP35とでは大差ない。一方、CrossFire利用時にはハッキリとした差が表われている。これは、P35では2本目のPCI Express x16スロットに4レーンしか割り振られていないのに加えて、その制御をICHが行なっているため、ボトルネックが発生し、パフォーマンスが向上しないのである。

 続いてPCMark05の結果に移ると、CPUとMemoryの項目でX38の優位が目立つ。これはDDR3-1333サポートにより、メモリの高速性が数値に大きく影響しているようだ。なお、CPUの数値が高いのはこのメモリの恩恵を受けたものだろう。この2項目の性能の高さにより、総合スコアでもX38がP35に差を付けた。

 さらに、SandraでもX38におけるメモリパフォーマンスの高さが光る。メモリの帯域幅性能を見るRAM Bandwidth IntとRAM Bandwidth Floatでは、どちらもX38のほうが1割弱伸びており、DDR3の真価がX38でようやく開花し始めたという印象だ。

 今後、PCI Express 2.0対応ビデオカードもリリースされる予定で、X38プラットフォームはさらなる性能向上が期待できる。
オーバークロックながらシステムバス1,600MHz対応
ASUSTeK
P5E3 Deluxe/WiFi-AP
実売価格:50,000円前後
問い合わせ先:news@unitycorp.co.jp(ユニティ コーポレーション)
URL:http://www.asus.co.jp/
imageCPUを1周するヒートパイプが印象的な製品。VRMには8フェーズPWMを採用する。また、オーバークロック動作になるが、ASUSTeKが独自にシステムバス1,600MHzおよびDDR3-1600をサポート。さらに、IEEE802.11ドラフトn対応無線LAN機能を搭載する
imageCPUタイプ:LGA775
対応CPU:Core 2 Extreme、Core 2 Quad、Core 2 Duo、Pentium Dual-Core、 Pentium Extreme Edition、Pentium D、Pentium 4、Celeron(システムバス800MHz以上)
チップセット:Intel X38+ICH9R
メモリスロット:PC3-14400 DDR3 SDRAM×4(最大8GB)
拡張スロット:PCI Express 2.0 x16×2、PCI Express x4(x16形状)×1、 PCI Express x1×2、PCI×2
HDDインターフェース:Serial ATA 2.5×6、eSATA×2、Ultra ATA/133×1
RAID:RAID 0/1/0+1/5
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image
image
【検証環境】
CPU:Intel Core 2 Duo E6750(2.66GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5E3 Deluxe/WiFi-AP(Intel X38+ICH9R)、ASUSTeK P5K Premium/WiFi-AP(Intel P35+ICH9R)
メモリ:OCZ OCZ3P18002GK(PC3-14400 DDR3 SDRAM、CL=8、1GB)×2、センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、1GB)×2
ビデオカード:Sapphire ULTIMATE HD2600XT 256MB GDDR3 PCIE(ATI Radeon HD 2600 XT)、Sapphire Radeon HD 2600PRO 256MB GDDR3 PCIE(ATI Radeon HD 2600 XT)、NVIDIA GeForce 7900 GTリファレンス(NVIDIA GeForce 7900 GT/PCMark05で使用)
HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD (Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
OS:Windows Vista Ultimate
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