その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:芦澤英一、宮崎真一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Intelは10月10日に、ハイエンド向けチップセットとして新たにIntel X38を投入した。このX38は、PCI Express 2.0インターフェースをサポートしている点がこれまでのチップセットと大きく異なっている。PCI Express 2.0は、データ転送レートが従来のPCI Express 1.1に比べて倍となる16GB/s(16レーン)を誇り、対応ビデオカードを用いた場合、さらなる性能向上が期待できる。また、下位にあたるP35ではCrossFireを利用する場合に、PCI Express x16スロットが16レーンと4レーンの構成となっていたのに対して、X38ではどちらも16レーン、つまりフルレーンで利用することができるのだ。 メモリインターフェースは、DDR2とDDR3 の両方に対応。とくに、DDR3ではP35がメモリクロック1,066MHzまでのサポートだったのに対し、X38では1,333MHzの動作に対応しており、メモリパフォーマンスの向上が期待できる。さらに、DDR3用の機能にExtreme Memory Profile(以下XMP)という新たな規格が用意された。これは、対応のメモリモジュールをX38マザーボードで利用すると、ユーザーは意識することなく簡単にメモリのオーバークロックが可能となるもの。現在のところ対応モジュールはまだ発売されていないが、XMPによるDDR3-1600動作をうたうものもリリースされる見込みなのでいち早くの登場を望みたい。 なお、X38でもICHにはP35などと同じくICH9シリーズが組み合わされる。ハイエンド向けのためICH9Rが主流になるが、当然Serial ATAやサウンド機能、それにLAN機能といったI/Oまわりの機能は何も変わっていない。PCI Express 2.0とDDR3-1333に魅力を感じなければ、P35でも十分というわけだ。 |
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Intel X38の注目機能 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2本のPCI Express x16スロットに16レーンずつ割り振ることができ、フルレーンのCrossFireが利用可能。一方、対応ICHはP35と同じになる | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
P35では、MCHに16レーンのPCI Expressコントローラしかなく、搭載マザーボードではCrossFireをICHの4レーンを利用して実現していた | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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実際にX38とP35ではパフォーマンスにどのような違いがあるのか、それぞれの搭載マザーボードを利用し、ベンチマークで比較してみる。まずは、下の3DMark06のグラフを見ていただきたい。ビデオカード1枚の際の性能はX38とP35とでは大差ない。一方、CrossFire利用時にはハッキリとした差が表われている。これは、P35では2本目のPCI Express x16スロットに4レーンしか割り振られていないのに加えて、その制御をICHが行なっているため、ボトルネックが発生し、パフォーマンスが向上しないのである。 続いてPCMark05の結果に移ると、CPUとMemoryの項目でX38の優位が目立つ。これはDDR3-1333サポートにより、メモリの高速性が数値に大きく影響しているようだ。なお、CPUの数値が高いのはこのメモリの恩恵を受けたものだろう。この2項目の性能の高さにより、総合スコアでもX38がP35に差を付けた。 さらに、SandraでもX38におけるメモリパフォーマンスの高さが光る。メモリの帯域幅性能を見るRAM Bandwidth IntとRAM Bandwidth Floatでは、どちらもX38のほうが1割弱伸びており、DDR3の真価がX38でようやく開花し始めたという印象だ。 今後、PCI Express 2.0対応ビデオカードもリリースされる予定で、X38プラットフォームはさらなる性能向上が期待できる。 |
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ASUSTeK | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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実売価格:50,000円前後 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:news@unitycorp.co.jp(ユニティ コーポレーション) URL:http://www.asus.co.jp/ |
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CPUを1周するヒートパイプが印象的な製品。VRMには8フェーズPWMを採用する。また、オーバークロック動作になるが、ASUSTeKが独自にシステムバス1,600MHzおよびDDR3-1600をサポート。さらに、IEEE802.11ドラフトn対応無線LAN機能を搭載する | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
CPUタイプ:LGA775 対応CPU:Core 2 Extreme、Core 2 Quad、Core 2 Duo、Pentium Dual-Core、 Pentium Extreme Edition、Pentium D、Pentium 4、Celeron(システムバス800MHz以上) チップセット:Intel X38+ICH9R メモリスロット:PC3-14400 DDR3 SDRAM×4(最大8GB) 拡張スロット:PCI Express 2.0 x16×2、PCI Express x4(x16形状)×1、 PCI Express x1×2、PCI×2 HDDインターフェース:Serial ATA 2.5×6、eSATA×2、Ultra ATA/133×1 RAID:RAID 0/1/0+1/5 |
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【検証環境】 CPU:Intel Core 2 Duo E6750(2.66GHz) マザーボード:ASUSTeK P5E3 Deluxe/WiFi-AP(Intel X38+ICH9R)、ASUSTeK P5K Premium/WiFi-AP(Intel P35+ICH9R) メモリ:OCZ OCZ3P18002GK(PC3-14400 DDR3 SDRAM、CL=8、1GB)×2、センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、1GB)×2 ビデオカード:Sapphire ULTIMATE HD2600XT 256MB GDDR3 PCIE(ATI Radeon HD 2600 XT)、Sapphire Radeon HD 2600PRO 256MB GDDR3 PCIE(ATI Radeon HD 2600 XT)、NVIDIA GeForce 7900 GTリファレンス(NVIDIA GeForce 7900 GT/PCMark05で使用) HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD (Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB) OS:Windows Vista Ultimate |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
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発売日:2015/06/29
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発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
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