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マザーボード編 4/4
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PC自作大全 2007
TEXT:鈴木雅暢
CPU編
imageCore 2、Athlon 64 X2世代のCPUが、ローエンドまで浸透し、大きな変革期を超えた感があるCPU市場。だが、冬には新アーキテクチャのCPUの登場を控え、そこをにらんだ動きが始まりつつある。
Core 2シリーズが熟成期に魅力的な市場が展開
 2007年のこれまでのCPU市場は、技術面で大きな革新はなかったが、Core 2シリーズが登場した2006年以上の大きな盛り上がりを見せている。Core 2シリーズが成熟段階に入ったことで、価格改定や新モデルの登場などが相次いだからだ。

 ハイエンド、ミドルレンジでは1年前には非常に高価だった製品が大幅な値下げによって1/2~1/3の価格で手に入るようになったほか、ローエンドまでCoreマイクロアーキテクチャへの置き換えが完了。1万円を切るCPUでも旧世代のハイエンドに匹敵する性能を持ち、低消費電力という価値まで加わった。ライバルであるAMDも低価格攻勢や特別モデル(Black Edition)のリリースなどで対抗し、ローエンド/ミドルレンジの製品が充実した。ユーザーにとっては非常に魅力的な状況が矢継ぎ早に展開されている。

 さらに、2007年末から2008年初頭にかけても新しい展開が待っている。AMDからは新ブランドのPhenomシリーズが、IntelからもPenrynコアを採用した新モデルの投入が予定されている点だ。
ハイエンド(30,000円以上)
最新クアッドコアCPUか 最速デュアルコアCPUか
2007年7月末の価格改定以降、Core 2 Quad Q6600がそれまでの半額近くまで値下げされたことをきっかけにブレイク。また、それとほぼ同価格で、動作クロック3GHzのデュアルコア最速モデルCore 2 Duo E6850も人気が高い。どちらも少しずつ販売価格は下がってきており、現在はどちらも3万円を少し上回る程度とミドルレンジに近付きつつある一方、これより上位のCore 2 Quad Q6700やCore 2 Extremeはあまりにも割高で存在感が薄い。また、現状のAMD CPUにはハイエンドと呼べる価格帯の製品はなく、次世代ブランドであるPhenom待ちの状態が続いている。
imageCore 2 Quad Q6600は、7月末の価格改定をきっかけにテクノロジへの関心が高いマニア層を中心に高い人気を誇る
ミドルレンジ(15,000~30,000円)
システムバス1,333MHzのCore 2 Duoが主役
2007年7月に追加されたCore 2 Duoのシステムバス1,333MHzモデルは、システムバス1,333MHzへの移行を進めるためかシステムバス1,066MHz版よりも安い価格設定となっており、とくにCore 2 Duo E6750、E6550辺りはコストパフォーマンスに優れている。1年前は2、3倍の価格で販売されていた高性能CPU(あるいはそれと同等性能の製品)が手に入るようになっており、AMDの上位モデルであるAthlon 64 X2 6400+ Black Editionや6000+などもこのクラスに含まれる。Core 2 Duo E4000シリーズやAthlon 64 X2 5000+ Black Editionなど、2万円以下のラインナップにも魅力的な製品が充実している。
imageシステムバス1,333MHzのCore 2 Duoは、動作クロックが同じシステムバス1,066MHz版より安く販売されている
ローエンド(15,000円以下)
Intel、AMDの新ブランドが大人気
2007年になってからもっともホットな動きを見せているのがこのクラス。とくに1万円前後の価格帯のラインナップが、急激に充実し、魅力を増している。IntelからはCore 2 Duoの下位ブランドとしてPentium Dual-Coreが登場。Core 2 Duoと同じCoreマイクロアーキテクチャを採用した低価格デュアルコアCPUということからライトユーザー向けとして最適であり、またマニア層からもオーバークロック向けのCPUとして人気が高い。ほぼ同時期にはAMDからもTDPを45Wに設定した新ブランドAthlon X2が登場し、静音PC向けのCPUとして注目を集めている。
image新ブランド体系でPhenomシリーズの下位に位置付けられるAthlon X2。TDPが45Wと一段階低く設定されている
基本ベンチマークテストで現行CPUの性能を比較
 ここでは現行CPUの力関係を把握しやすいように、基本的なベンチマークテストの結果を掲載している。最初に、Windows Vistaでの快適性の目安とされる「Windowsエクスペリエンスインデックス」を確認しておこう。スコアは「5.9」が最高で、「4」以上で標準的な操作感、「5」以上あれば、Windows Vistaが快適に利用できると考えてよい。結果はごらんのとおりで、現行のデュアルコア以上のCPUはどれも高いスコアだが、最高をマークしたのはクアッドコアCPUのみ。Vistaでは高いマルチタスク性能が要求されることを示していると言えるだろう。

 Sandra Professional XI SP2は、CPUの基本的な演算性能を見るのに適している。IntelとAMDの比較では、Core 2シリーズのみが実装するS-SSE3命令を利用しているInteger x8をのぞけば、Athlon 64 X2 6000+はCore 2 Duo E6550より速く、E6750よりも少し劣る程度の性能だと判断できる。また、クアッドコアCPUは同クロックのデュアルコアCPUの2倍前後という高いスコアをマーク。Core 2 Quad Q6600は、平均して旧世代のPentium 4 631の8.6倍ものスコアをマークしており、ここ数年の大きな進歩を確認することができる。ただ、このスコアが示すものはCPUの能力をフルに発揮した場合の性能であり、通常のアプリケーションでCPUの能力がどの程度引き出されるかはアプリケーションの設計に左右される。

 PCMark05 Build 120は、実際のアプリケーションの利用状況をシミュレートするテストだ。ここでは「暗号化され圧縮された音声付きの画像ファイルを解読し、再生する」というシーンを想定したテストの結果を抜き出して掲載している。ここではクアッドコアが威力を発揮し、同クロックのデュアルコアCPUの2倍近いスコアをマークしている。また、Athlon 64 X2 6000+は、トータルするとCore 2 Duo E6550とほぼ同等のスコアとなっている。
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【検証環境】
マザーボード:
[LGA775環境]ASUSTeK P5K Premium/WiFi-AP(Intel P35+ICH9R)
[Socket AM2環境]ASUSTeK M2N32-SLI Deluxe(NVIDIA nForce 590 SLI)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB)×2
ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード
HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
OS:Windows Vista Ultimate
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