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高級パーツ vs. 低価格パーツ 2007
TEXT:長畑利博
電源対決
image最近の電源は性格の異なるさまざまなCPUや消費電力の増大が著しいビデオカードを安定動作させる必要があり、仕様と信頼性の両面に注目が集まっている。静音性を求める声も相変わらず大きい。
高級電源を選ぶ理由 低価格電源を選ぶ理由
やはり一番の理由は安定性だろう。ハイエンドビデオカードを2枚挿しするような環境では、最小時と最大時の負荷の差が大きいため、低価格電源では瞬断のような危険も残されている。高級品の価格にはそれなりの理由がある。 最近のCore 2 DuoなどのCPUでは以前と比較すると電源に要求するスペックは高くない。また、すぐに規格が変わる最近の自作PC業界では壊れる前に買い換えることになるので長持ちする電源はとくに必要ない。
ROUND 01
出力仕様の違い
 電源のもっとも分かりやすい要素として出力仕様の違いがある。この出力仕様は電源本体に貼られているシールに必ず記載されている。このシールには、「INPUT」の項目にACからの入力電圧、「OUTPUT」の項目に電源が取り扱える電圧の種類が記載されている。基本は+3.3V、+5V、+12V、-12V、+5Vsbという5種類だ。

 現在の電源選びで重要な指標とされているのが+12V出力だ。CPUの電源、光学ドライブやHDDなどのモーター駆動、ビデオカードへの電力供給などさまざまな用途に利用されている。ATX 2.0以降の電源仕様ではこの+12Vを、電力を大量消費するデバイスに安定供給できるよう2系統で出力する形に変更された。

 低価格電源と高級電源の出力上の大きな違いもここに集中している。低価格な「筋肉電源 DR-B350NIKU(24P8CM)」でもATXの仕様に準じた2ラインの+12Vを持っているが、1,200Wという大容量の高級モデル「Toughpower 1200A」では、倍の4ライン用意されており、最大出力値自体は5倍近くになる。

 現時点で最高性能を持つGPUであるGeForce 8800 GTXを搭載したビデオカードでは、カード単体で200W近い電力を必要とする。詳しくは下の電源個別の解説を見てほしいが、筋肉電源の+12V出力は1ライン分フルに使ってもGeForce 8800 GTXが必要とする電力を供給できないのが分かる。Toughpower 1200Aでは、1ラインで300W以上出せる設計になっており、GeForce 8800 GTXのSLI環境も余裕で駆動できる仕様であることが見て取れる。
imageリンクスインターナショナル
筋肉電源 DR-B350NIKU(24P8CM)

+12Vは2ライン用意されている。+12V1は10Aで最大120W、+12V2は13Aで最大156Wの出力が可能だ。Core 2 DuoやAthlon 64 X2の下位モデルを使ったそこそこの構成であれば問題なく動作するが、Pentium D 945クラスのCPUでは高負荷時に120Wを超えることもあるため、電源が落ちてしまう可能性がある。
imageThermaltake
Toughpower 1200A

総出力1,200Wのハイエンドモデルで、+12Vを4系統備えている。+12V1は20A、+12V4は36Aで合計最大600W、+12V2は20A、+12V3は36Aで合計最大600Wと非常に大きい。1枚で150~200W前後の消費電力となるGeForce 8800 GTXのSLI環境でも余裕でフォローできる仕様になっている。
結論 使用するパーツの消費電力と比較して見きわめる

ハイエンドパーツの使用や拡張性を重視するのであれば、容量の大きなモデルが必要不可欠になる。一方、ローエンドからミドルレンジのパーツを組み合わせたような構成では、大出力電源を搭載する必要性はあまり高くなく、静音性など、ほかの部分を重視すべきだろう。
ROUND 02
出力端子を比較する
 各電源を差別化できるポイントの一つがコネクタの数と種類だ。数が多ければ取り付け可能な周辺機器も多くなる。またマザーボードや周辺機器の種類によってコネクタの種類も異なってくる。

 違いが見られるのが、CPUに利用される+12V専用のコネクタ。すべての製品が4ピンタイプに対応しており、大半の製品ではさらに4ピンを加えた+12V 8ピンコネクタにも対応する。低価格モデルでは4+4ピンという複合形でサポートしているが、高級モデルでは4ピンとは別に専用端子を用意している製品が多い。サーバー用マザーボードなどで採用されているEPS12Vコネクタについては、ミドルレンジ・ハイエンドモデルのみのサポートとなっている。

 PCI Express用コネクタについては、ほとんどの製品が1個は備えており、低価格モデルでも2個サポートしている製品が多い。1,000W超えの大容量モデルでは、クアッドGPUに対応するため4個のコネクタを備えているほか、次世代製品用に2ピンを追加した8ピンコネクタを搭載した製品も登場してきている。

 このほか、ケーブル数の多いハイエンドモデルでは自分の必要なケーブルだけを接続できるプラグインタイプの採用が多い。また、ペリフェラルコネクタに抜き挿しのしやすいイージープラグを採用するなど、細かな工夫によりさらに差別化が図られている。
サイズ
CoRE PoWER 400W
Thermaltake
Toughpower 1200A
image image
コストパフォーマンスの高いATX電源「CoRE PoWER 400W」は低価格モデルながらPCI Express6ピンコネクタを2個用意しているほか、+12V 8ピンコネクタも4+4ピンの形でサポートしている。ペリフェラルを6個、Serial ATAを6個とこちらも拡張性は高い。プラグイン構造やケーブルカバー、イージープラグといった装備が採用されていない点は低価格モデルらしいシンプルさと言える。 ハイエンドモデルである「Toughpower 1200A」。電源コネクタは4+4ピンの8ピンも独立してサポートしている。コネクタはプラグインタイプで必要なケーブルだけを取り付け可能。コネクタ部の根元には各ケーブルの用途と出力先が記載されている。PCI Expressコネクタは次世代製品に対応した8ピンタイプをサポート。ペリフェラルコネクタは抜き挿しが簡単なイージープラグを採用している。
実売3,000円以下の超激安電源
リンクスインターナショナル
筋肉電源 DR-B350NIKU(24P8CM)
実売価格:2,800円前後
問い合わせ先:03-5812-5820
URL:http://www.links.co.jp/
image低価格電源シリーズ「筋肉電源」の最下位モデル。容量は350Wと小さめで、コネクタもFDD×2、ペリフェラル×6、Serial ATA×1と必要最小限。冷却ファンは背面に8cm角タイプを装備。
総合出力:350W
搭載ファン:8cm角×1
コストパフォーマンス重視の静音電源
サイズ
CoRE PoWER 400W
実売価格:4,000円前後
問い合わせ先:support@scythe.co.jp
URL:http://www.scythe.co.jp/
image低価格ながらPCI Expressコネクタを2個装備するほか、8ピン電源コネクタを装備するなど拡張性の高さがウリ。ファンも回転数700~1,400rpmの静音タイプを搭載するなどツボを押さえた作りだ。
総合出力:400W
搭載ファン:12cm角×1
総出力1,200Wの大容量モデル
Thermaltake
Toughpower 1200A
実売価格:44,000円前後
問い合わせ先:sales-jp@thermaltake.com(日本サーマルティク)
URL:http://www.thermaltake.co.jp/
image大容量電源シリーズの最新製品。クアッドGPUに対応し、次世代ビデオカード用の8ピンPCI Express電源コネクタも装備している。各コネクタはプラグイン式を採用。奥行きは200mmとかなり長めだ。
総合出力:1,200W
搭載ファン:14cm角×1
結論 拡張性やメンテナンス性を重視するなら高級モデル

低価格モデルでもコネクタ数やプラグの種類などの機能面では必要十分な場合が多い。高級モデルでは、組み立て時の取り回しのよさ、最新のコネクタに対応するなどの拡張性の高さがポイント。ドライブ類などをたくさん搭載すると、この使い勝手の差が体感できる。
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