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3rd PC |
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安価で静かで高性能 |
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お手頃キューブタイプPC |
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TEXT:長畑利博 |
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値下がりしたAthlon 64 X2で
高コストパフォーマンスキューブタイプPCを |
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キューブタイプベアボーンPCと言えば一昔前までは高価なイメージがあったが、最近はだいぶ値段もこなれ、安価な製品が増えてきた。それに加え、先日Athlon 64 X2が大きく値下げされ、高性能なデュアルコアCPUが非常に安く手に入るようになった。今回はこれら旬のアイテム二つを使ってトータルパフォーマンスに優れるPCを自作してみたい。
まず選びたいのがキューブタイプベアボーンキットだ。昔は4万円近い値段が普通だったが、最近では2万円台前半で購入できるモデルもある。今回はその中からShuttle「XPC SK22G2」をチョイス。VIA K8M890CE+VT8237R Plusを採用したSocket AM2対応モデルだ。Athlon 64 X2を搭載するわけだが、消費電力や発熱を考えると、価格の高さも相まって上位モデルは手が出しにくい。トータルで考えると、TDP 65W以下で最安値で1万5,000円を切る「Athlon 64 X2 3800+」が魅力的だ。今回はこれを選ぶことにする。
メモリは予算を重視し、PC2-5300 DDR2 SDRAM 1GBを1枚搭載した。足りなければ後でもう1枚増設しよう。HDDも、もっともコストパフォーマンスに優れる300GB前後のモデルの中から、比較的発熱と騒音が小さい「日立GST Deskstar T7K500 HDT725032VLA360」を搭載した。そしてAero環境を考えるとビデオカードも重要だ。今回は1万円少々で買えるGeForce 7600 GS搭載カード「GALAXY GF 7600GS/128D3/2DVI/PCIE」を選んだ。光学ドライブはケーブルの取り回しをよくするため、Serial ATA接続の記録型DVDドライブ「ASUSTeK DRW-1814BLT」にした。
完成したPCを動かしてみるとかなり静音性が高く、エクスペリエンスインデックスもなかなか高評価。メモリを増設すればもっと快適になるだろう。
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光学ドライブの接続にSerial ATAを採用し、ケーブルの取り回しとエアフローを改善。価格も5,000円前後と安価 |
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GALAXYのGF 7600GS/128D3/2DVI/PCIEはオーバークロックチューンにより大きく性能が向上している。コンデンサも高品質 |
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ShuttleのXPC SK22G2はケースファンとCPUクーラーをヒートパイプで結んで一体化しており、静音性が高い |
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3.5インチベイにFDDなどを搭載しないなら、ここにもう1基HDDを追加することが可能だ |
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CPU:AMD Athlon 64 X2 3800+(2GHz) |
16,000円前後 |
ベアボーンPC:Shuttle XPC SK22G2(VIA K8M890CE+VT8237R Plus) |
23,000円前後 |
メモリ:サンマックス・テクノロジーズ SMD-1G48HP-5C(PC2-5300 DDR2 SDRAM 1GB)×1 |
12,000円前後 |
ビデオカード:GALAXY GF 7600GS/128D3/2DVI/PCIE(GeForce 7600 GS) |
11,000円前後 |
HDD:日立GST Deskstar T7K500 HDT725032VLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、300GB) |
10,000円前後 |
光学ドライブ:ASUSTeK DRW-1814BLT |
5,000円前後 |
合計77,000円前後 |
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