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PC自作再入門
低予算でも工夫しだい 使えるパーツは使い回せ!
TEXT:保坂陽一
アップグレード計画 その3
スタンダードなG965マザーボードに交換
オンボードグラフィックス機能で間違いのないものを
 アップグレードの範疇をどこまでとするかは判断が分かれるところかもしれないが、安価にパワーアップと考えると、最近のマザーボードの高性能なオンボードグラフィックス機能は無視できないところだ。

 とくにIntel G965チップセットなどは、ことWindows Aero環境での使用に関しては、1万円以下のローエンドビデオカードを駆逐してしまいそうな性能を持っており、安価なマザーボードとビデオカードを組み合わせるのであれば、G965マザーボードを最初から選んだほうがなにかと安心である。ここではCPUにCore 2 Duoを選んでいるが、消費電力を考えなければ、1万円台まで値下がりしたPentium Dもコストパフォーマンスは負けていない。Core 2 Duoに対応していない初期のLGA775マザーボードを使っている人にとっても、安価になったデュアルコアCPUはお勧めだ。

 ただ、G965マザーボードの場合は、メモリはDDR2 SDRAMが必要となるほか、IDEポートも標準でサポートされていないので、この際Serial ATA HDDに交換してしまったほうがよいだろう。合計すると、5万円前後の出費は覚悟しておきたいところである。

 また、古い電源を使う場合は、電源容量などにも注意が必要だ。高性能ビデオカードを使用しない場合は、350~400Wもあれば大丈夫だが、それでも古いものでは、Windows Vistaのスリープ機能(ハイブリッドスリープ)で、スリープからの復帰に失敗するようなこともある。内部の電源コネクタなどは、市販の変換ケーブルなどを使えば、ほとんどのものが対応可能なので、電源は問題が発生したら買い換えといった認識でよいだろう。

 こうして換装した結果をエクスペリエンスインデックスで見てみると、グラフィックス性能が高い分、アップグレード計画その1のほうがバランスが取れているようにも見えるが、両者には今後の将来性という決定的な差が存在する。現在の市場の人気が示すとおり、Core 2 Duoならば乗り換えるだけの価値はあると思うがいかがだろうか。
imageDDR2 SDRAMの購入が必要
G965マザーボードにすると、メモリもあわせて購入する必要が出てくる。この際なので、1GB×2というのもよいだろう
imageHDDもSerial ATAメインに移行
G965マザーボードでは基本的にIDEポートは光学ドライブ用なので、HDDもSerial ATAタイプを新調。これで体感速度も向上する
MSI
G965 Neo2-FI
実売価格:17,000円前後
imageG965チップセットを採用した、お手頃価格のスタンダードATXマザーボード。クアッドコアにも対応し、メモリは最大で8GBに対応する。PCI Express x16に加え、PCI Express x4(エッジフリー)も備え、2枚のビデオカードを装着可能。末永く使える1枚だ 
imageG965チップセットの内蔵グラフィックス機能は、Windows Aero環境に最適化されているためか、一般用途であれば、ほとんどビデオカードの必要性を感じない性能を備える
かかった費用と結果
Intel Core 2 Duo E6300 約25,000円
MSI G965 Neo2-FI 約17,000円
ノーブランド PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2 約12,000円
日立GST Deskstar T7K500 HDT725032VLA360 約10,000円
合計 約64,000円
image
こんなマシンのアップグレードは?
PentiumIII搭載マシン
 800MHz以上のCPU、512MBのメモリという「Windows Vista Capable」の最小構成の“一部”は、Windows Me時代のスペックでもクリアできる。と言っても、DirectX 9に対応したビデオカードを搭載するのは難しいし、下の写真のような815EPマザーボードの場合、最大メモリ容量がすでに512MBである。実際には、1GHz程度のCPUでVistaを使うのはストレスがたまるだけだ。昔、大枚をはたいて購入したことを思い出すとちょっと悲しい。

 しかし、マシンとしては捨てたものではないのは、今も使っているご自身がよく分かっていることだろう(使わなくなって、置きっぱなしになっている人もいるだろうが……)。OSを選ぶ必要はあるが、インターネット環境としてはまだまだ使えるし(セキュリティなどは個人でしっかりと)、空きドライブベイやPCIスロットを活用すれば、さまざまな用途に使える。Serial ATA HDDも増設カードを使えば使用できるので、ドライブベイに空きがなくても、eSATAポートで外付けHDDケースを接続するといった使い方もおもしろいだろう(OS側で認識できるHDD容量には注意)。限られたスペックを活かすのも自作ユーザーとしての腕の見せどころだ。
imageeSATAポートを備えたHDDインターフェースカード(写真はアイ・オー・データ機器の「ESA-PCI」:実売価格3,500円前後、対応OSはWindows XP/2000 Professionalなど)。Serial ATAの大容量HDDでも増設カードを使えば古いマザーボードで使用可能だ
image約5年前の環境
当時人気の高かったTualatinコアのPentiumIIIとはいえ、もはやパーツとしての価値は低い。ただ、使い方しだいで生き返るはず
imageHDD増設でサーバーマシンに
なにかとデータの増える昨今。HDDを増設して、ネットワークドライブ代わりに使うならば、手間も最低限ですむ。家で眠っているマシンを活用しよう
省スペース&キューブタイプマシン
 キューブタイプベアボーンや省スペースケースを使ったマシンの場合は、マザーボードを交換するのも難しいため、既存の構成でできることを探るしかない。Mini-ITXフォームファクターなどのマシンでも、交換マザーボードは高価で、なかなか簡単にはいかないだろう。また、AGPスロットやPCI Express x16スロットを備えている場合はよいが、初期のキューブタイプにはオンボードグラフィックス機能のみで、拡張スロットはPCIが一つのみ、などというものも存在していたので、そういった場合も少々めんどうだ。

 ただ、先のページでアップグレードを行なったような、3年くらい前のものであれば、まだまだ現役。最初に組み立ててから、1度もケースを開けていない(小型のベアボーンPCではよくあることだ)という人は、一度開けて内部をチェックしてみよう。メモリスロットの空きはないかもしれないが、拡張スロットやドライブベイに空きがあれば活用しない手はない。これはメーカー製PCにも同じことが言える。

 また、小型マシンでも現在販売されている大容量HDDに換装するだけで、用途の幅は大きく広がるだろう。3年前からすれば、同価格で倍以上の容量を持つHDDが買えてしまう。キュートな小型マシンは処分にも困るが、眠らせておくには惜しい。インターネットマシンや、ネットワークストレージ、プリントサーバーなど、そのサイズを活かした活用方法を考えてみてもらいたい。
imageGIGABYTEのCB91。915Gチップセットを採用したpicoBTXフォームファクターのキューブタイプマシンだ。内蔵グラフィックス機能はAero環境では使えないので、PCI Express x16ビデオカードを増設しよう
image拡張スロットを活用する
少ない拡張スロットを活かすのは、省スペースマシンの基本。内部のドライブベイは少なくても、上で紹介しているような外付けインターフェースを使うという手もある
imageメモリスロットを最大限に利用
最近はそうでもないが、以前のキューブタイプPCではメモリスロット2本が標準的な仕様。メモリも安くなっているので(2月中旬現在)、大容量のものに交換してみるのはどうだろう
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