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PC自作再入門
お店に行って迷わない自作パーツの選び方
TEXT:鈴木雅暢
imageマザーボード

マザーボードは自作PCの支柱的な存在である。自作PCを安心して長く使えるものにするためにも、こだわりを持って選びたいところだ。
ここがトレンド!

○「Vista Ready」モデルを選ぼう
○チップセットの冷却はファンレスに
○コンデンサの種類にも注目
高品質製品が人気
 マザーボードは非常に多くの製品が販売されているが、使用したいCPUを決め、それに対応したチップセットを決めることで、だいたい絞れてくる。チップセットはマザーボードの最重要部品とも言える存在で、PCシステム内を行き交う命令やデータのやり取りの制御を行なう役割を持っている。メモリやビデオカード、HDDなど、PCを構成するほとんどのデバイスをコントロールする機能を備えており、マザーボードの性能や機能、使えるパーツの種類もチップセットで決まってくる。現在はIntel、AMDプラットフォームともに定番と言えるものがあり、Intelの場合はP965(もしくはグラフィックス機能を備えたG965)チップセット、AMDはNVIDIAのnForce 570 SLI MCP(もしくはnForce 590 SLI MCP)といったところだ。

 Windows Vistaへの対応は、各メーカーが対応製品を公表しており、それに該当するものであれば問題なく動作するはずだが、Microsoftの「Certified for Windows Vista」ロゴを取得している製品ならよりベターだ。このロゴの取得には、S3スタンバイ状態からの2秒以内の復帰、90dB以上のダイナミックレンジを持つHD Audioの搭載といったシビアな要件をクリアする必要があり、より安心感が高いと言える。

 機能的な面で言えば、ボード全域に固体電解コンデンサを搭載するなど、高価な製品を中心に実装コンデンサの品質をアピールする製品が増えてきている。固体電解コンデンサは電解質に固体の高分子導電体を利用するコンデンサで、通常の電解コンデンサに比べて熱耐性が高く、原理的に電解液が蒸発してしまう心配がない。過剰品質と言える製品もあるが、品質がよいに越したことはないだろう。また、チップセットの冷却に大掛かりなヒートパイプを採用したものも増えているが、放熱フィンの部分にエアフローが行くように、CPUクーラーやケースファンをうまく活用する必要がある点には注意したい。
imageG965チップセット
チップセットはマザーボードの性能、そして機能のほとんどを決定する重要な部品。現在のCore 2 Duo用マザーボードの場合、Intel P965/G965チップセットが採用されているものが主流だ
フォームファクターの違い
 フォームファクターとは、ケースとマザーボードのネジ穴の位置やレイアウト、電源コネクタの形状などを標準化したものだ。自作PCではケースとマザーボードの製造メーカーが違っていても、その違いを意識することなく組み立てられるのが当たり前になっているが、それはこのフォームファクターの規定に沿って製品が作られているからだ。現在の主流であるATXは、1995年に策定されたフォームファクターで、マザーボードの上限サイズは305×244mmと記載されている。microATXはこのATXの拡張スロットの部分を切り詰めることで小型化したフォームファクターで、拡張スロットの上限は4本、ボードの最大サイズは244×244mmとなっている。ネジ穴は共通化が図られており、microATXマザーボードはATXケースにも装着可能だ。このほかにも、Mini-ITXやBTXといったフォームファクターの製品が存在するが、標準的な自作PCでは、ATXとmicroATXの二つを意識しておけばよいだろう。
image
マザーボードはここをチェック!
ASUSTeK
P5B
Intel P965+ICH8を採用する定番マザーボード。国内メーカー製コンデンサをふんだんに搭載している
実売価格:17,000円前後
image
(1)電源供給コネクタ
電源ユニットからの電源ケーブルを接続するためのコネクタ。ATX12V 2.x以降に対応した24ピンのメインコネクタ(写真中央右端)と4ピン(または8ピン)のCPU用のATX12Vコネクタの二つを装備するのが一般的
(2)CPUソケット
CPUを搭載するためのCPUソケット。ソケットが対応していないCPUは利用できないため、ある意味もっとも重要な部分だ。ただ、ソケット形状は同じでも、最新CPUが動作しないこともあるので、仕様をよく確認したい
(3)外部インターフェース
バックパネルに標準で装備されるインターフェースの種類は、意外に自作PCの使い勝手を大きく左右する。自分のよく使うポートが省略されていないか、USB 2.0ポートの数は十分あるか、しっかりチェックしておこう
(4)メモリスロットの数
メモリを装着するソケット。メモリの拡張性を左右する。チップセットの仕様の関係もあり、多くの製品で4本となっているが、安価な製品では2本しか搭載しないものもある。対応するメモリの速度規格もチェックしておきたい
(5)拡張スロット
拡張カードを装着するためのスロット。ビデオカードはPCI Express x16スロット、サウンドカードやテレビキャプチャカードは主にPCIスロットを利用する。RAIDカードなど、PCI Express x1スロットを利用するものも増えてきている
(6)HDDインターフェースの数
HDDを接続するためのインターフェース。Serial ATAポートとHDDは1対1で接続されるため、使用するHDDの台数分だけポートが必要である。eSATAポートやRAID機能もチェックしておきたい
(7)チップセット
PCパーツ間のデータのやり取りを制御するチップ群。この種類によって、マザーボードの対応CPUやインターフェースの種類、性能も変わってくる。North BridgeとSouth Bridgeの2チップ構成が一般的だが、ワンチップ化されたものも存在する
バックパネルのインターフェース
最近はバックパネルに標準で装備されるインターフェースの種類も個性的になってきた。目新しいところでは、eSATAポート、CMOSクリアスイッチ、ステータス表示用液晶などがある。別途ブラケットで提供されることもあるが、ブラケットは拡張カードのスペースを占有するし、ケーブル接続も必要なため使い勝手はあまりよくない。
imageオンボードグラフィックス機能の出力一つを取っても、Dsub 15ピンやDVI端子などチェックするポイントは多い
拡張スロット
imageハイエンド製品はPCI Express x16スロットを2本装備しており、ビデオカードの2枚挿しが可能。PCI Expressは「大は小を兼ねる」仕様となっており、PCI Express x1スロットはPCI Express x16スロットなどで代用が可能だ。サウンドカードなどの拡張カードを使う予定がある場合、PCIスロットが少ない製品では注意が必要だ。
LANコントローラ
LANだけでなく、インターネットに接続するためにも重要なポイント。ギガビットイーサネット(1000BASE-T)に対応したPCI Express x1接続のチップが一般的で、NVIDIAチップセットの場合はチップセットの機能を利用していることが多い。安価な製品では100BASE-TXまでの対応となっているものもあるが、できれば避けたいところだ。
imageIntelのLANコントローラ「PC82573L」。1000BASE-T対応の高性能チップだ
チップセットの冷却
最近はCPUよりもチップセットの発熱が気になることもあるなど、冷却は必要不可欠なものとなっている。以前はチップセット冷却用に小型ファンが付いていた製品も多かったが、最近は高級品を中心にヒートパイプなどを使ったファンレスシステムが主流になってきた。効率よく冷却を行なうためにも、ケース内のエアフローを工夫したい。
imageチップセットの冷却はCPUの冷却などと並ぶ、重要なポイントとなっている
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