その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||
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さて、せっかく新しいPCを作るのだから、最新のトレンドを反映した最良のハードウェアを選択したいものである。トレンドとしてまっ先に意識すべきは、もちろんWindows Vistaだ。Windows Aeroによる目新しいビジュアルと分かりやすさに加え、検索機能やセキュリティの強化など、興味深い機能が数多く盛り込まれているWindows Vistaは、ハードウェアの要求スペックも高くなっている。 とくにそれが顕著なのは、画面の描画を担当するビデオカードだ。新しいユーザーインターフェースのWindows Aeroが快適に動作するかどうかの大きなカギを握っており、Windows Vistaにおいてもっとも注目度が高まったパーツと言える。また、Aeroでは、ビデオ再生フレームの処理も3Dグラフィックスの技術を使って描画されるようになることから、今後HDTVの再生/録画などが一般的になってくると、さらにGPUの重要性は高まるかもしれない。 そして、CPUのテクノロジも、ここ1、2年で大きく進化してきている。一つのCPUの中にコア(プログラムを解釈して計算を行なう部分)を二つ内蔵するデュアルコアCPUが2005年に登場し、CPUパワーは一気に上昇した。2006年にはさらなる高性能とそれまでには考えられなかったような低消費電力を見事に両立したCore 2 Duoがデビュー。一気に定番として普及した。さらに2007年には四つのコアを内蔵するクアッドコアCPUであるCore 2 Quadも登場している。 デュアルコアCPU、クアッドコアCPUは、コアごとに負荷を分散して処理できるのがメリットで、スパイウェアの監視や検索用のインデックス作成など、バックグラウンドで動作するサービスが多く、「マルチタスク環境」が当たり前のようになっているWindows Vistaとの相性も抜群によい。同時にこなすタスクが多くなっても、遅延なくサクサクと快適なレスポンスが得られる。 |
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Vista対応 ウィンドウの半透明表示やインタラクティブなアイコンなどの目新しいビジュアルに加え、検索やセキュリティの強化など、さまざまな新機能を満載したWindows Vista。要求するハードウェアのスペックは総じてWindows XPより高い |
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デュアル/クアッドコアCPU CPUのトレンドは、一つのCPU内部に二つ/四つのCPUコア(計算をする部分)を内蔵したデュアル/クアッドコアCPU。バックグラウンドで実行されるタスクが多いWindows Vista環境でも大きな威力を発揮する |
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グラフィックス性能 Windows Vistaの新ユーザーインターフェースであるWindows Aeroでは、3Dグラフィックスの技術を利用してデスクトップ画面を描画する方式が採用されたため、グラフィックス性能が大きく快適さに影響を与えるようになっている |
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静音・省電力 単に高性能であればよいという時代はとっくに終わり、より静かに快適に利用できるPCが求められている。静音・省電力へのニーズは、性能と並ぶくらい重要な存在となりつつあり、各種パーツの共通したトレンドとなっている |
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高性能と低消費電力を高いレベルで両立したCore 2 Duoの普及は、PC自作全体にも大きな変化をもたらしている。しばらく最新のCPUから離れていた方は、その性能の高さと、冷却装置の静かさに驚くに違いない。Core 2 Duoの登場以前は高性能を求めると大消費電力のCPUしか選択肢がなく、それをきちんと放熱できる大掛かりな冷却装置も必要だった。逆に小型や静音を求めると性能面での妥協が必要と、事実上、用途によって構成がほぼ決まってしまっていた。Core 2 Duoがごく一般的な存在となった現在ではそうした制限はすでになく、高性能であることは当たり前。さらに付加価値をプラスしたPCを作ることができる。 そのプラス要素の中でも有力なのが静音である。静音に対するニーズは以前からトレンドとなっているが、CPUが省電力化し、全体的な騒音レベルが下がってきてからも衰えを見せず、さらに高いレベルのものが求められるようになってきている。CPUクーラーは静音寄りのチューニングへとシフトし、マザーボードからもファンが消え、ファンレスビデオカードや静音電源ユニット、遮音性の高い密閉型PCケースなどのニーズも高い。また、ルックスやサイズの選択肢も増えており、ユーザーの意志を反映した自由度の高い構成、より高いレベルの自作PCを組み立てることが可能になっている。その自由度を活かすには、やはり各パーツへの正しい理解が不可欠と言えるだろう。本特集では、各パーツを選択、購入し、組み立てるための最新の基礎知識に加えて、具体的なマシン構成例も紹介していくのでぜひ参考にしてもらいたい。 |
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ビジュアル系 デザインやギミックに優れたPCケースも増えている。冷却能力を強調したものや、遮音効果の高い密閉型ケースも人気だ |
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AV志向型 家電のデジタルレコーダ風の外観を持つAV機器タイプのケースなら、リビングに設置しても違和感なくマッチする |
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小型ケース CPUの消費電力が下がったことで、コンパクトなキューブタイプベアボーンなどでも放熱面の制限が減り、構成の自由度が広がっている |
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デュアルチャンネルメモリの相性 2枚のメモリに同時アクセスするデュアルチャンネルが標準になっている。同じ製品を2枚1組で利用するのが無難だ |
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LGA775ソケット LGA775環境では、ピンがCPUではなくソケット側にある。触れるとすぐに故障するので、不用意に触れないようにしよう |
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大型パーツの干渉 静音ニーズに対応して、大型のヒートシンクを装着したビデオカードやCPUクーラー、マザーボードが増えており、互いに干渉する場合がある |
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