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PC自作座談会
佐々木 本日はお集まりいただき、ありがとうございます。今回は業界の中からアキバのPCパーツ事情に詳しい方々にお集まりいただき、それぞれのベストパーツを語りつつ、2006年の自作業界を振り返ってみようというテーマです。
やはり2006年はCore 2 Duoの年?
橋本 個人的に2006年で印象深かったのは、GeForce 7900 GTO搭載ビデオカード発売時に、ユーザーが開店待ちで並んだことでしょうか。PCパーツであれだけすごかったのは久々という気がしますが、店頭ではいかがだったのですか?

市川 ほんとにコアなユーザーのみが話題にしていた、という印象ですね。一般レベルの人は「GTOって何?」という感じでした(笑)。

鈴木 2006年・・・と言うよりは、ここ数年の傾向なんですけど、AKIBA PC Hotline!のようなマニア向けの媒体で話題になったな、と思っても、一般レベルのお客さんの指向とは違っていることがあります。

 ただ、Core 2 Duoが一気に売れてヒットが確定したときは、“ショップの中の色が変わった”んですよね。それまではグレーだったのがちょっとピンクっぽくなっているとか、店員さんの顔色がそれまでとは違うとか(笑)。マニアだけでなく、一般のお客さんまで波及したのはCore 2 Duoぐらいかな、という感じはしますね。

佐々木 個人的には、Core 2 Duoの評判がすご過ぎて、登場後にAthlon 64 X2が陰に隠れてしまったのが寂しいと言えば寂しいですけど(笑)。X2もよいCPUだと思うんですよ。

鈴木 でも、ライバルが出てきたことで盛り上がっているというのは確実にありますからね。その点で言えば、今のAMDがイベントなどで正面からの対抗姿勢を打ち出しているのはうれしいことです。ここでAMDが退いてしまうと非常に寂しかったんですが、両社で競り合っているので、業界全体が盛り上がっていますね。

佐々木 店頭販促イベントでライバル製品とベンチマーク対決なんて、ちょっと前には見られなかった光景ですもんね。
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DOS/V POWER REPORT 編集長

佐々木修司

本誌編集長。PC自作関連のトピックが多かった2006年だが、COMPUTEX TAIPE取材中でいつになく飲まされたのが一番の思い出
「アキバの達人」担当ライター

橋本新義

秋葉原回遊をライフワークとするライター。PCパーツのセールからメイド喫茶のメイドさんの移籍まで、アキバのディープな情報を知り尽くしている
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TWOTOP秋葉原本店

市川健太郎

TWOTOP秋葉原本店店員にして、今や日本でもっとも有名なオーバークロッカー。自腹で組んだハイエンドPCは、もはや同店の名物だ
AKIBA PC Hotline! チーフ

鈴木光太郎

電脳街アキバの変遷を、PCショップ取材を通じて見つめて早数年。さまざまな方面からアキバが注目された今年の印象は?
市川さんと言えば・・・ NVIDIAイベントの裏話
佐々木 ところで、市川さんと言えばTWOTOP秋葉原本店店頭でのオーバークロック(OC)デモ機展示と、2006年11月の「NVIDIA Reality Tour 06」での乱入OCデモ(NVIDIAのイベントに市川氏が自前のGeForce 8800ビデオカード搭載オーバークロックマシンを担いで乱入、その場で3DMark06の新記録を達成した)が印象的なのですが、Reality Tourのときは事前に仕込んでいたネタだったの?

市川 いいえ、ガチンコです(笑)。実は当日、アキバの某店に勤めている知り合いが来て「OCデモをしていたよ」とタレコミがあったんです。で、「(営業中に)行ってきます」と言ってマシンを担いで行ったら、記録が出せそうな手応えがあったので、気合いで出したという(笑)。

橋本 実はあのイベントは自分も行ったのですけど、NVIDIA側の展示では3DMark06を動かしてなかったので、速さが実感できない方が多かったようなのです。市川さんのデモを見て、「あ、GeForce 8800って速いんだ」という声が回りから上がっていましたね。

佐々木 あの乱入はなかなかすごいなぁ、と思いました。そうだ、全国オーバークロックキャラバンとかやって、各地のオーバークロッカーと対決って企画はどう?

鈴木 それだ! 北海道ステージは、「雪の中で野外オーバークロック限界に挑戦」とかやってくれたら、取材に行くかも~(笑)。
とにかく盛り上がったCore 2 Duo
image2006年8月の発売解禁時の深夜販売から大盛り上がりでスタートし、2006年末でも売れ続けるCore 2 Duo。2006年の自作PCのムードを一気に塗り換える大ヒットとなった
IntelやAMD、NVIDIAなど、アキバでのイベントが増加
image以前はほとんどなかったチップメーカーが行なうデモイベントだが、2006年は回数が急増し、もはやアキバでの名物的な存在に。市川氏の乱入など、ユーザーから見ておもしろい現象も
ハイエンドパーツの裏で電源ユニットが焦点に?
鈴木 ビデオカードにも関連しているのですけど、2006年は電源ユニットの話題が印象深いですね。昨年はCPUの消費電力増大で話題になっていた印象がありますが、今年はビデオカードでより一層電源の要求がシビアになってきましたよね。

佐々木 でも現在の状況って、シビアになっているのはハイエンドだけで、Core 2 Duoが出てからミドルレンジクラス以下は要求が緩くなっているんですよね。要求される性能差が非常に大きくなってしまったので、ユーザーからすると分かりにくくなったのでは?という気がしています。よく分からないからCore 2 Duo E6300とGeForce 7300のビデオカードと600W電源を一緒に買っちゃったとか。これだけの構成だったら400Wもあれば十分なレベル。

橋本 そういう方を店頭で見かけると、小容量で静かなものをオススメしたくなります。

佐々木 こうして話していると、2006年は後半に話題が集中している感じですよね。前半の話題があまり記憶にない(笑)。

鈴木 前半は、Core Duoが出てきたのが大きなトピックではないですかね。今となってはCore 2 Duoの陰に隠れていますけど。

橋本 これはPCパーツではないので番外的な扱いですけど、今年前半で印象深いのがデルの24型ワイドディスプレイ「2407WFP」と30型ワイドの「3007WFP」です。自作PCユーザーで買われた方が結構多そうで、そして、「あのディスプレイ買ったのでビデオカードを交換した」という話もいくつか聞きました。裏で影響は大きかったのではないかなぁ、と思います。

佐々木 アレは私も買いましたよ。

市川 実はウチの店でもかなり流行しましたね。すごい人では6枚購入していたり(笑)。お客さんからの質問でも、「WUXGAが出るビデオカードはどれですか」という問い合わせはありました。
電源ユニットの2極化とハイエンド製品の出力増大
image高性能ビデオカードの消費電力増加に対応すべく、電源ユニットの出力上限は順調に(?)増加。ついに大台となる出力1,000W電源も登場。来年はどうなる?
話題は今年後半に集中し、前半はイマイチ盛り上がらず?
imageCore 2 Duo登場前の準備期間だったのか、2006年前半は静かな風潮。待望されたCore Duoも、今にして思えば今一つ盛り上がりに欠けた印象だ
Core 2 Duo世代でマザーボードは地味に高級化?
imageCore 2 Duoの登場と同時に、ASUSTeK「P5B Deluxe」やGIGABYTE「GA-965P-DQ6」など、売れ筋マザーが2万円台後半~3万円台の製品にシフト。性能重視の流れが復活か?
実は自作ユーザーへの影響が大きかった?大型液晶ディスプレイ
image超高解像度ながら安価なデル製品を皮切りに、大型液晶ディスプレイが一気に普及。ビデオカードにデュアルリンクDVI出力対応製品が一気に増加するなど、自作PCユーザーにも影響が
 
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