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Windows Vistaレディパーツを探せ!!
TEXT:鈴木雅暢
検証4
メモリ容量
【テスト環境】
CPU:Pentium 4 630(3GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5GDC-V(Intel 915G)
ビデオカード:MSI NX6600T-TD128E(GeForce 6600 GT)
HDD:Seagate NL35.1 ST3250623NS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB)
 最低要件のVista Capable PCでもメモリ512MB以上、Premium Ready PCでは1GB以上など、Windows Vistaはメインメモリを多く要求する。ここでは実際にメモリ容量の違いによって使用感がどのくらい違うのか、容量別に試している。ちなみに、Vista起動後にリソースメーターでメモリ占有率を確認すると、何もしていなくとも300~500MBのメモリが占有されている。このことからもメモリ512MBでは苦しいことが分かる。DDR2-533とDDR2-667によるメモリ速度の違いやシングルチャンネル/デュアルチャンネルの違いも試してみたが、評価ツールのスコアには反映されず、体感的にも分からなかった。
DDR2-800 512MB×1 Vista起動時間 1分15秒  
DDR2 SDRAM 512MB
image image快適とは言い難い

ビデオカードにかかわらず、Aero Glassが解除され、ウィンドウの半透明処理や3Dフリップの利用が不可に。アイドル時でもメモリ使用量はほぼ60%以上で、スワップによるディスクアクセスも頻繁に発生し、全体的にひっかかりがある印象。HDDの騒音も耳障りで快適とは程遠い操作感。
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DDR2-800 512MB×1、USBメモリ 1GB×1 Vista起動時間 1分20秒  
DDR2 SDRAM 512MB+USBメモリ 1GB
image image多少改善される印象

USBフラッシュメモリをメインメモリの代わりに利用することでシステムの高速化を図るReadyBoost機能を利用。評価ツールのスコアは変わらず、Aero Glassのエフェクトも利用不可のまま。速度自体は微妙としか言いようがないが、ディスクアクセスは確かに軽減され、多少使用感はアップする。
image
DDR2-800 512MB×2 Vista起動時間 1分22秒  
DDR2 SDRAM 1GB
image image標準的な操作感

メモリ512MB環境では利用できなかったAero Glassのウィンドウ半透過処理や3Dフリップが利用可能に。ちょっとしたウィンドウの開閉やアプリケーションの起動などの通常オペレーション時でも、はっきりとひっかかりが軽減されるのが実感できる。ストレスが512MB環境とは段違いに少ない。
image
DDR2-800 512MB×4 Vista起動時間 1分23秒  
DDR2 SDRAM 2GB
image image快適な操作感

非常に快適な操作感と言える。多数のウィンドウやアプリケーションを開いての作業などで、ひっかかる部分はより少なくなることが分かる。512MBから1GBに増やしたときの違いとは比べ物にはならないものの、通常オペレーションでもメモリ1GB環境との違いは実感できる。
image
決定! パワレポ推奨Vistaレディ構成
これまでのテスト結果から独自のVista Ready基準を作る
 各テストの結果を振り返りつつ、パーツ構成としてまとめてみたい。まずはCPUだが、Vista Premium Ready PCでは1GHz以上という漠然とした指標しか記載されていないが、実際に使ってみたところ、PentiumIIIやAthlon XPの1GHzでは力不足は明らかだ。当時のチップセットやマザーボードの仕様ではメモリやビデオカードの要件を満たすのも困難であり、現実的ではない。とはいえCPUに限って言えば、Windows XPから劇的にパワーを要求されるようになった印象もない。Celeron Dの2.4GHz、あるいはPentium 4の2AGHzくらいの性能があればとくにストレスなく使える印象だ。ただ、CPUパワーによる快適さに上限を感じることはなく、高速であればあるほど快適という印象もある。Vistaではバックグラウンドで起動するタスクも多いため、より快適さを求めるならば、デュアルコアCPUが望ましいということは言える。
ハイスペックが必須ではないが穴のないパーツ構成が重要
 メモリ容量は、Vista Premium Ready PCのとおり、やはり1GBは欲しいところ。起動しただけの状態でも300MB以上、何かタスクが走るとさらにメインメモリが占有されるので512MBでは明らかに苦しい。2GBあればより望ましいが、1GBあれば、それほど不満は感じないだろう。ちなみに、ReadyBoostはSuperFetchのキャッシュをフラッシュメモリに保存しておくもの。ディスクアクセスが減ることは確かだが、本来メインメモリの不足を補う性格のものではないので、メモリ不足の環境での高速化はアテにしないほうがよいだろう。

 デスクトップに3D効果を導入したWindows Aeroにより注目されるビデオカードだが、Windows Aeroの動作自体は、実際に使ってみるとそれほどハイスペックが必要というわけでもない。ミドルレンジの下位バージョン辺りで十分な印象であり、ドライバの熟成しだいではチップセット内蔵やエントリーレベルでも間に合うかもしれない。ハイエンドのカードも試してみたが、ハイエンドだからと言ってビュンビュンと体感速度が上がるようなことはなく、ミドルレンジ以上ならばあまり変わらない印象だ。

 まとめると、CPUはCeleron D 2.4GHz以上、メモリは1GB以上、ビデオカードはGeForce 6600以上という辺りが、現時点でVista Ready PCに望まれるスペックということになる。もちろん、上を望めばキリがないのだが、これだけあればとくにストレスは感じないはずだ。
Vistaを普通に使うには
最低限この程度のパーツが必要
CPU:Celeron 2.4GHz以上
メモリ:1GB以上
ビデオカード:GeForce 6600搭載製品以上
CPUのポイント
imageVista Premium Ready PCの最低条件である1GHzでは明らかに力不足も、Celeron Dなら2.4GHz前後、Pentium 4ならば2GHz程度あれば大きなストレスは感じない。もっとも、CPUは高性能であればあるほど快適になる。また、デュアルコアCPUの効果も大きいため、快適さを追求するならば、デュアルコアCPUをお勧めしたいところだ
メモリのポイント
imageメモリ容量はWindows Vistaの使い勝手に大きく影響する。Vista Premium Ready PCに必須の1GBは厳守したいところ。2GBあればより快適に使えるはずだ。512MBではAero Glassも解除されてしまったし、少し負荷をかけると頻繁にスワップにも見舞われ、ストレスが大きい。フラッシュメモリをReadyBoostに利用するのは、メインメモリ不足を補うものではなく、アテにしないこと
ビデオカードのポイント
imageドライバの熟成により変わってくる可能性は残しているが、現状ではチップセット内蔵グラフィックスやエントリーレベルのカードでは心もとない印象。ミドルクラスの最下位辺りが分岐点になる。ビデオメモリはVista Premium Ready PCどおり128MBあれば問題ないが、1,600×1,200ドット以上の高解像度やデュアルディスプレイなどを利用する場合には256MB以上が望ましい
そのほかのポイント
image要注意なのがテレビキャプチャデバイス。Vistaでは従来のビデオ再生方式であるオーバーレイが利用できない。そのため、オーバーレイを利用する録画/再生ソフトはVistaでは利用できず、現状ではテレビ録画手段はHome PremiumとUltimate Editionに付属するMedia Centerで行なうより手段がない。いずれVista対応製品が登場すると思うが、現状ではVistaのMedia Centerで利用できるWindows XP MCE2005対応のテレビキャプチャデバイスが無難と言える
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