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デュアルコアCPU戦国時代

高性能かつ低発熱を実現 Core 2 Duo 1/2

高性能かつ低発熱を実現 Core 2 Duo 2/2

Energy Efficientモデルで対抗 Socket AM2版 Athlon 64 X2

ベンチマークで見る最新デュアルコアCPUのパフォーマンス 1/2

ベンチマークで見る最新デュアルコアCPUのパフォーマンス 2/2

新プラットフォームで実現可能な次世代自作PC 1/3

新プラットフォームで実現可能な次世代自作PC 2/3

新プラットフォームで実現可能な次世代自作PC 3/3

Core 2 Duo対応マザーボードカタログ 1/6

Core 2 Duo対応マザーボードカタログ 2/6

Core 2 Duo対応マザーボードカタログ 3/6

Core 2 Duo対応マザーボードカタログ 4/6

Core 2 Duo対応マザーボード＋ベアボーンカタログ 5/6

Core 2 Duo対応マザーボードカタログ 6/6

Socket AM2対応マザーボード（+ベアボーン）カタログ 1/2

Socket AM2対応マザーボード（+ベアボーン）カタログ 2/2

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TEXT：保坂陽一

新プラットフォームで実現可能な次世代自作PC

ここからは最新プラットフォームを活用した、さまざまなマシン構成を考えてみよう。新しく登場したCPUはもちろん、自作PCでは多種多様なパーツが選択できる。おおまかではあるが、各ジャンルの現行パーツの選び方もチェックしてあるので、参考にしてみてもらいたい。

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CPU

価格／性能のどちらを優先しても、新規にマシンを組み立てる際に、古いものを選ぶメリットはほとんどない。少なくともシングルコアのPentium 4やSempronなどは、とにかく激安で組みたいとき以外は考える必要はない。今後を考えれば、消費電力も選択の基準に含めたい。

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マザーボード

フォームファクターによって、大きさやスロットの数が決まるが、通常はATXかmicroATXタイプのものとなる。多機能なのはよいことに感じがちだが、機能が多過ぎるものはトラブルも多い傾向にある。自分がPCでしたいことには、どのインターフェースが必要なのかをまず考えよう。

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メモリ

これからの主流はDDR2-800だが、667でも問題はない。体感では速度よりも、容量のほうが重要で、今後のWindows Vistaなどを踏まえて、1GB以上の容量は欲しいところだ。

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ビデオカード

CPUとならんでホットなのがビデオカード選びだ。Windows Vistaを視野に入れるならばできるだけ高性能なものを購入しておきたい。

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光学ドライブ

記録型DVDドライブは5,000円前後のものが狙い目だ。静音設計の製品など高価なものはあるが、コストダウンのためにあえて激安品を探す必要はないだろう。

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HDD

現在は1万円程度で購入できる250GB前後のものを基準に考えてみるとよいだろう。接続インターフェースは最新CPUで組むならば、間違いなくSerial ATAタイプがオススメだ。

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ケース

ATXかmicroATXタイプのミドルタワー型が一般的。内蔵できるドライブの数や静音性能はそれぞれ違うので、見た目も含めて納得できるものを見付けたい。

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電源

CPUは省電力になったが、高性能ビデオカードを使用するためには、やはりある程度の電力が必要だ。400～500W前後であれば、一般的なマシンでは十分だろう。

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ベアボーン

マザーボードとケース、電源などがセットになったもの。マザーボードが専用設計で、ユニークな形状のものが多いのが何よりの特徴。個別にパーツを買うよりも安価なこともある。

Core 2 Duoにできるだけ安くアップグレード

既存パーツを活用して低コストで作ろう

　最新CPUを使った一つ目のパーツ構成案は、多くの人が考えているであろうアップグレード。2、3年前のシングルコアPentium 4時代のマシンを、Core 2マシンに換装しようと考えたとき、CPUとマザーボードの交換は必須だ。それ以外のパーツはどうかと考えてみると、DDR2 SDRAMに対応するマザーボードならメモリの交換、さらに、これまでAGPビデオカードを使ってきたならば、PCI Express x16ビデオカードも交換となり、結局新しく組み立てるも同然となってしまうかもしれない。

　しかし、そんな問題を吹き飛ばすかのようなマザーボードが存在する。ASRockの「775Dual-VSTA」は、何とDDR SDRAMとDDR2 SDRAMの両方が使用可能な上、ビデオカードもAGPとPCI Express x16の両方が使えるという変わり種だ。ある意味イロモノではあるが、パーツの流用を考える人にはオススメで、今後順次パーツをアップグレードしていきたい人にも向いている。マザーボードそのものも安価で、とにかくCPU性能さえ上がれば十分という人には、うってつけの最新CPU活用法かもしれない。

ケースは従来使用していたものでOK。電源が20ピンのものでも775Dual-VSTAは対応しているので問題ない

775Dual-VSTAはDDR/2両対応（排他）のほか、AGPとPCI Express x16を持ち、ATX電源コネクタも20ピンの使用が可能というマルチな1枚

ビデオカードはとりあえず今使用しているAGPのもので問題ない。まずは心臓部のCPUを最新のCore 2 Duoにアップグレードだ！

交換したパーツ

CPU

Intel Core 2 Duo E6400（2.13GHz）

30,000円前後

マザーボード

ASRock 775Dual-VSTA（VIA PT880＋VT8237A）

9,000円前後

合計39,000円前後

今後のアップグレード

ビデオカードはGeForce4 Ti 4200を搭載したもの、メモリもDDR 400の512MB（256MB×2）をとりあえず流用し、CPUの違いによるパフォーマンスアップを図ったが、今後は最新のDDR2メモリや、PCI Express x16対応の高性能ビデオカードなどの導入も可能だ。最終的には最新のスペックと同等までアップグレードを楽しめる。