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最新CPU、オレならこう組む!(2) |
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ライター鈴木雅暢の場合 |
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筆者は自作派であるが、ノートPCの愛好家でもある。静音・省スペースという要素だけならノートPCで足りてしまっているので、必然的にデスクトップPCのパフォーマンスに対する要求はシビアだ。
つまり、速くないデスクトップPCなど存在意義がないのだ。とくにシステム全体のレスポンス、打てば響くかのごとく、キビキビとした使用感は何よりも重要。そのため、CPUはもちろん、とくにストレージのレスポンスに関しては妥協できない要素としてこだわり続けている。
しかし、このこだわりはときに悲しい。エアフローの優れた巨大なタワー型ケースと大容量の電源を必要とするため、スタイリッシュなアルミケースも、ホームシアター系ケースも、MoDTなイマドキの小型ベアボーンも、わが家にはいっさい無縁の存在。日々目に飛び込んでくる自作のトレンドをプライベートでは満喫することができないのである。
それを解決するのがeSATA+ポートマルチプライヤを利用したセパレートスタイル。そう、HDDを電源搭載のeSATAケースに入れてまとめてPC本体の外へ出してしまう分離型PCのことである。内蔵と同じ3Gbpsの速度を持つeSATAならば、システムHDDごと外付けが可能。ポートマルチプライヤ対応ならば、複数のSATA HDDを1本のケーブルでスマートに接続できる。オーバースペックと思われがちな3Gbpsの速度も、このようにポートマルチプレイヤで複数台を接続するときこそ真価を発揮する。
なお、CPUはコスト的にCore 2 Duo Eシリーズがベストだが、現時点では筆者が欲しているIntelチップセットを採用した小型の対応マザーボードが存在しないため、Core 2 Duo T7400と945GTマザーボードという構成になった。おかげで、パフォーマンスと静音性もまったく問題ないレベルで両立できている。 |
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ホームシアター向けのスタイリッシュなAV機器ライクなデスクトップケースを使ってみた |
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ポートマルチプライヤにも対応。小さなコネクタの妙な存在感と高速インターフェースの優越感に浸ろう |
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セパレートスタイルの要、HDDボックス。玄人志向の玄蔵は、リーズナブルな価格がうれしい |
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回転速度10,000rpmのSerial ATA対応HDD。レスポンス重視派にとっては最後の砦とも言えるHDDだ |
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玄蔵にHDDを内蔵するとこんな感じ。外付けだから仕方がないと、速度をあきらめなくてもよいのだ |
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SPECIFICATION |
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CPU |
Intel Core 2 Duo T7400 |
48,000円前後 |
マザーボード |
ASUSTeK N4L-VM DH |
20,000円前後 |
メモリ |
メジャーブランド PC2-5300 DDR2 SDRAM 1GB×2 |
16,000円前後 |
HDD |
Western Digital WD Raptor WD1500ADFD(Serial ATA 2.5、150GB) |
28,000円前後 |
DVD±R/RW/-RAMドライブ |
NEC ND-4571A |
6,000円前後 |
eSATAカード |
玄人志向 SATA2EI-PCIe |
4,000円前後 |
外付けHDDケース |
玄人志向 玄蔵 GW3.5X4-S2/SW |
20,000円前後 |
外付け用HDD |
Seagate ST3500630AS(Serial ATA 2.5、500GB) |
120,000円前後 |
ケース |
Antec NSK2400(380W電源付属) |
13,000円前後 |
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