その他の特集(2011年) | |||
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検証人:Ta 152H-1 | ||||||||||||||
では、同じ出力の電源に差はあるのか? | ||||||||||||||
先の検証で、同シリーズの電源でも、総合出力により効率に違いがあることは分かった。それでは、同一出力の電源同士ではどうなるのだろう? というわけで、先ほどのZippyの400W電源と別メーカーの電源を比較してみよう。効率の違いを別にすれば、電源の出力できる電圧の種類には違いはないし、出力も同じであれば、さほど違いはないと思うかもしれないが・・・。 | ||||||||||||||
岡谷エレクトロニクス | ||||||||||||||
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実売価格:8,000円前後 | ||||||||||||||
URL:http://okaya.co.jp/ TEL:045-475-1502 |
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検証結果 PC電源の出力は+3.3/5/12/-12V、そして+5VSBがある。さらに最近の大出力電源には+12Vのラインが2系統以上用意されているものがある。電源は回路構成の制約により各出力電圧ごとに出力できる最大電流が決まっているが、この出力は同じ総合出力を持つ製品同士でも異なっているのだ。 出力値は電力(W)=電圧(V)×電流(A)だが、一般的に各系統の電力を合計するとその電源の総合出力よりも大きくなる。つまり、全系統で同時に最大出力を同時には取れないのだ。通常は12Vと+5VSBはほぼ独立した出力だが、+3.3/+5V系統の合計(この二つの出力は同じ回路から分岐する構成である場合が多い)で最大200W、+12V各系統合計で300W、これら合計で430Wといった構成になる。数値は例であり製品によってさまざまである。これらはスペックとして明示している製品もあるが、はっきりしない製品も少なくない。 そのシステムで各出力系統ごとに必要になる電力を確認しないと、総合出力ではまだ余裕があっても、各系統出力のどれかが先に限界にまで到達してしまい、結局システムを動かせなくなるといった事態に陥ることもある。 さらに出力構成だけでなく、グラフのように製品ごとに効率も異なっている。 |
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じゃあ、古い電源と新しい電源の違いは? | ||||||||||||||
かつて電源は350W程度で大出力と言われたが、現在では800Wを超えるような電源も自作PC用パーツとして販売されている。さらに、ATX電源が20ピンから24ピンに増えたり、Serial ATAドライブやPCI Express対応ビデオカード用の電源端子などが加わったりしたのも記憶に新しい。最後に、古い電源と新しい電源の違いを検証しよう。 | ||||||||||||||
Seasonic | ||||||||||||||
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検証結果 最近のPCでは、CPUやHDD、ビデオカードなど、+12Vを消費するデバイスが増える一方だ。このため、CPU用の+12Vとそのほかのデバイスに供給する+12Vは、1系統だけではなく2系統用意してCPUとそのほかのデバイス向けに分けることがATX12Vのv2.0以降の電源仕様として推奨されている。 これは2004年の規格であり、それより古い時期のPC電源では+12Vが2系統あるのはワークステーションやサーバー用途の製品を除くとほとんどなかった。だが最近の400W以上の電源は+12Vを2系統備えるものが増加している。ほかの出力系統の組み合わせについても規格のバージョンによって異なるため、新しい電源と古い電源では、同じ最大容量であってもその出力構成の中身は大きく異なると考えたほうがよいだろう。 とはいえ、PC用電源の原理は20年来変わっていない。同じ原理で効率の差が出るのは回路設計だけでなく、高効率な電源はよい部品を使っているためであり古いからと言って効率が悪いわけではないことに注意したい。また2系統の+12V出力も、SLI構成などで一方の系統に出力が集中すると逆に容量が足りなくなり、問題を引き起こすこともある。 検証の結果、古いSeasonic電源は最新のZippy電源には効率でおよばなかったが、新しい電源でも同じ程度の効率のものは数多く存在する。古くてもハイエンドなシステムを動作させられる基本設計のよさにも注目したいところだ。 |
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