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デュアルコアCPU 自作完全マニュアル
デュアルコアCPUの実力をチェック
TEXT:橋本新義
XEのスコアとPentium MからCore Duoへの伸びに注目
 続いては動画エンコード性能の比較だ。まず注意点としては、測定単位が挙げられる。今回は処理時間ではなく、fps(フレーム/秒)を集計しているため、値が大きいほうが性能が高くなる。

 MPEG2エンコードに関しては、Pentium XEの性能の高さが目立つ。見事な圧勝だ。TMPGEnc XPressは、マルチスレッド環境やSSE命令を非常に高度に使う設計で知られているタイトルなので、ほかのCPUにない「4スレッド同時実行が可能」という性能が遺憾なく発揮された結果だろう。Pentium Dも、実勢価格で1段上のAthlon 64 X2と比較して同等の性能を叩き出しており、Intel CPUは「TMPGEncに強い」という定評はまだ健在と言える。

 注目のCore Duoは、Pentium Dに対しては若干不利なものの、Athlon 64 X2とほぼ同程度の性能を発揮している。また注目したいのは、Pentium Mと比べた際の大幅な伸び率だ。2GHzのT2500との同クロック比較では2倍以上をマークしており、「Pentium Mはエンコードは苦手」という常識は、Core Duoでは完全に払拭されていることが分かる。

 一方のWMV9エンコードでは、一転してAthlon 64 X2勢の性能が高くなり、とくにFX-60でのスコアが目覚ましい。対してPentium XEではスコア自体は高いが、FX-60には若干劣っている。ただしこれは冒頭でも紹介したとおり、WMV9テストがXEの4スレッド環境を活かし切れないという事情もあると考えられる。

 Core Duoは同価格帯のPentium Dと比べてWMVエンコードで同程度~1ランク高いスコアを出しており、同価格帯のAthlon 64 X2に比べると1ランク低いという印象だ。逆に同クロックでの比較を行なうと、ほぼ同性能となるのはおもしろい。この辺りはPCMark05でのMemoryと似た傾向を示している。Athlon 64 X2とCore Duoの結果がベンチマークの種類によってここまで異なるという点も注目に値するだろう。

 ちなみにこちらでも、Pentium MとCore Duo間の差は大きくデュアルコアの効果が確認できるものとなっている。さすがに2倍以上とはいかないが、同クロックでは1.92近くの値だ。筆者のまわりのCore Duo搭載ノートPCを購入したヘビーユーザーからは「動画エンコードもノートPCで行なうようになった」という意見を聞くのだが、この結果を見ると納得できる。

 また、これはMPEG2エンコードでも共通することだが、シングルコアCPUでPentium 4のスコアが飛び抜けている点も隠れた注目点だ。原因としては使っているCPUが高クロックの670ということもあるが、マルチスレッドに対応するHyper-Threading機能がかなり有効に動作していると想定できる。
imageTMPGEnc XPressは、マルチスレッド環境での性能向上が大きいソフト。デュアルコアCPUの性能比較には好適である
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デュアルコアの本質的な能力をCineBench 2003で確認
 最後に、3Dグラフィックス関係のベンチマークの測定結果を紹介したい。

 3DMark05の傾向としては、Core DuoとAthlon 64 X2が並び、Pentium Dは若干遅れを取る、よく見てきたパターンとなる。また、Pentium Mなどの性能も高いため、やはりデュアルコア/マルチスレッド環境での性能向上率はあまり高くはない点も、従来の定評を踏襲している。

 対してCineBench 2003は、マルチスレッド環境での性能が大きく向上するソフトだ。このソフトはマルチスレッド(グラフ上段)とシングルスレッド限定(グラフ下段)の動作モード切り換えができるという大きな特徴があるが、マルチスレッドで動作させた場合の性能の伸び率がどのデュアルコアCPUでも1.7倍以上と非常に高く、デュアルコアCPUが本質的に備える能力の高さを感じさせる。結果はPentium XE、Athlon 64 X2勢がリードし、続いてCore Duo、Pentium D勢といった順番となるパターンだ。
imageおなじみ3DMark05。CPUの能力もそれなりに必要とされるが、3DMark06とは異なりほぼシングルスレッドでの動作となっている
imageMaxonのCineBench 2003は、同社製ソフト「CINEMA 4D」のプログラムを使った3Dレンダリングを行なうベンチマークだ。マルチスレッド/デュアルコア環境では画面が分割して描画されるため、その動作が視覚的に分かるという特徴も持つ(画面は4スレッド対応のPentium XEの場合)
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