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5,000円でできる 自作PCチューンナップ
ビデオカードをチューニングする!
TEXT:橋本新義
ソフトウェアでオーバークロックする
予算:0円
効果【性能】
 ハードウェアのチューニングの代表がクーラー交換だとすれば、ソフトウェアによる代表がツールによるオーバークロックだ。メリットは、コストをかけず手軽に性能向上が図れる点だ。とくにビデオカードの場合、ハードウェアチューニングにより性能を向上させる手段は多くない。ソフトウェアによるオーバークロックはほぼ唯一の強力な手段と言える。

 もちろん個体によってはまったく性能を伸ばせなかったり、オーバークロック自体が自己責任で無保証だったりというデメリットはあるが、それを差し引いても大きな魅力だろう。
RivaTunerを使いこなす
 NVIDIAのGeForceシリーズでの代表的なオーバークロックツールが、「RivaTuner」だ。NVIDIAのGeForceシリーズを主眼に作られた(実はオーバークロック機能などはRADEONシリーズでも動作する)ツールで、オーバークロック機能をはじめ、グラフィックスチップ/メモリのクロックや温度のグラフ表示(カードが対応していれば電圧表示も可能)、ファンの回転数調整など、非常に多くの機能を搭載している。今回はその中でも特徴的で効果の高い、「ピクセルパイプラインユニットの有効化」を行ない、性能向上を確かめてみた。AGP版のGeForce 6800搭載製品などはソフトウェアによって無効にされているピクセルパイプラインが存在し、RivaTunerによりその設定を変更することによって無効になっているピクセルパイプラインを有効にすることができるのだ。
設定の手順
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1-メイン画面の「Customize」ボタンをクリックし、表示されるボタンから一番左をクリック
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2-「NVStrap driver」タブ画面で右下の「Install」ボタンをクリック
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3-警告メッセージが表示されるので、「Yes」をクリックする
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4-最下段のリストで「Custom」を選択し、その下のチェックを付ける→右の「Customize」ボタンをクリック
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5-右列の「HW masked」が「yes」になっている行(ここでは最上段にある「bit 00」行)の左端をクリックする
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6-画面のように指定の行にチェックが付いたら、「OK」ボタンをクリックし、メッセージが表示されたらシステムを再起動する
RivaTuner
オススメ度★★★★★
作者:Alexey Nicolaychuk (aka Unwinder)氏
分類:フリーソフト
URL:http://www.guru3d.com/
image本来はGeForce用のオーバークロックツールだが、CPUの負荷率や温度、ビデオメモリの使用率といった総合的なハードウェアモニタ機能までも搭載する、超多機能ツールだ
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パイプライン数の増加、クロック向上ともに確実に性能向上に寄与している。今回はユニット増加とオーバークロックの向上率を見るためにあえて両者を分けて測定したが、併用して設定を追い込むと、さらなる性能向上が見込める
Omega Driverを使いこなす
 RivaTunerと双璧をなす、ATI RADEON用のツールがOmega Driverである。といっても、本ソフトウェアは単なるオーバークロックツールではなく、3Dの画質を改善したモディファイド(改造)ドライバが本体だ。

 Omega Driverをインストールすると、ATI用総合ツール「ATI tools」が同時にインストールされるが、このツールでディスプレイの詳細設定やオーバークロックなどが可能になる。今回は、RADEON X600 PRO搭載カードをオーバークロックし、性能向上をチェックしてみよう。
設定の手順
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1-ダウンロード作業は若干クセモノ。左の「QUICK MENU」でRADEON用ダウンロードを選択→上部オレンジ文字のOS選択メニューをクリックする。ダウンロードはミラーサイトから行なう
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2-インストール完了後、通知領域に表示されるATIのアイコンをクリック→「Hardware」→「Overclocking~」を選択する
image3-中央のスライダーでクロックを設定し、「Ok」を押すと反映される。下の「Bench!」をクリックすると内蔵ベンチマークでチェックができる
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4-「Show 3D Renderer」ボタンでは、3D画面が表示される。ここの「GPU」「MEM」ボタンで、それぞれの自動オーバークロック設定が可能
Omega Driver
オススメ度★★★★☆
作者:Angel “Omegadrive” Trinidad氏
分類:フリーソフト
URL:http://www.omegadrivers.net/
image純正ドライバの3D描画の画質や不具合を作者が改造した改造ドライバだ。そうした性格上、ヘビーユーザーからの人気は純正品より高い。また、GeForceシリーズ用もある
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使用したカードが比較的耐性の高い個体だったこともあり、コアが158MHz、メモリ160MHzという大幅なオーバークロックが可能だった。ここまで変わると、3DMark05でも明らかな性能向上が表われる
【ベンチ環境】
CPU:Pentium XE 3.4GHz
マザーボード:ASUSTeK P5LD2 Deluxe
メモリ:PC2-4200 DDR2 SDRAM 512MB×2
HDD:Maxtor 7B250SO
OS:Windows XP Professional SP2
オーバークロック耐性に優れたビデオカードを見分ける
 こうしたツールによるオーバークロックを考えると、できればビデオカードの購入時に耐性に優れた製品を入手したくなるのが人情というもの。実はビデオカードの場合、メモリはある程度の判別が可能だ。

 本誌などで“リファレンスより高性能な1.6nsメモリを搭載する”~ などと書かれた表記を見たことがあるかもしれないが、実はこれがヒントとなっているのだ。この時間は「サイクルタイム」と呼ばれる、メモリの定格動作クロックを決める仕様だ。基本的には、数値が少ないほど高速ということになる。サイクルタイムと動作クロックの関係は、以下の数式で比較的容易に計算できる。

動作クロック(MHz)=1,000/サイクルタイム数値(ns)×2

 たとえば、2nsのメモリは、1,000÷2×2=1,000となり、定格は1,000MHz動作。1.6nsであれば、1,000÷1.6×2=1,250MHzとなり、約1.25GHz動作が可能・・・となる。これを当てはめると、GeForce 6600 GTカード(定格メモリクロック1,000MHz)に1.6nsのメモリが搭載されていれば、これは250MHzほどのオーバークロックを行なってもメモリは定格動作内という計算ができる。

 問題となるのはサイクルタイムの判別方法だが、Samsungやinfinionなどのチップは、型番末尾にサイクルタイムの数値が書かれている製品が多い。ただし、一部「2A」など、異なった表記がある。この辺りを厳密に調べたい場合は、サイクルタイム表記まで記入したメモリチップ型番でインターネットを検索し、情報を入手する必要がある。
image仕様表などに1.6nsといった表記があるものは要チェック。ショップによっては店頭ポップに表記されていることも
imageメモリチップ表面上に小さく書かれている型番をGoogleなどで検索すると仕様などの情報を入手できる場合もある
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