 |
 |
|
 |
TEXT:鈴木雅暢 |
 |
フロントパネル端子を便利に使う |
予算:600円~ |
効果 【便利】 |
|
 |
PCケースのスイッチやLEDを接続するマザーボードのフロントパネル端子。これを利用したユニークなアイテムが、セリングのPC Ignition 2。フロントパネル端子に接続し、背面ブラケットから外に出すことで、PCの電源スイッチとアクセスランプを好きな場所に設置できる。PC本体を机の下などに置いていてキーボードパワーオンも使えず、かつHDDのアクセスランプも見たいといったニッチなニーズにはピッタリだ。初代機のE-PC-S1では、PC本体の電源ボタンは無効になっていたが、中継基板が付属し、両方を有効にできるようになった。もちろん、あえてPCのボタンを無効にしておくという使い方もある。

フロントパネル端子に直接挿して、マザーボード上で操作できるスイッチ/LEDも販売されている。ハードウェアを頻繁に交換される方など、マザーボードをケースに入れずに使う方にオススメ。最近はフロントパネル端子接続用のモノラルスピーカーが付属しないPCケースも多い。AOpenのDr.Voice機能を使うと、オンボードブザーはもちろん、ケース付属スピーカーよりSN比の高いクリアなボイスを響かせる。 |
 |
 |
 |
セリング |
 |
 |
 |
PC Ignition 2 |
|
 |
オススメ度 ★★★☆☆ |
|
 |
実売価格:2,000円前後 |
 |
問い合わせ先:下記Webページ上のフォームより
URL:http://www.selling.co.jp/ |
 |
 |
 |
フロントパネル端子に接続し、背面ブラケットから外に出すことで、PCの電源スイッチとアクセスランプを好きな場所に設置できる。ケーブル長は約2m |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
アイネックス |
 |
 |
 |
「検証マニア」実験用スイッチ・LEDセット |
|
 |
オススメ度 ★★★☆☆ |
|
 |
実売価格:1,000円前後 |
 |
TEL:0424-67-7676
URL:http://www.ainex.jp/ |
 |
 |
 |
マザーボードのフロントパネル端子に直接取り付けるスイッチ/LED類。CPUや拡張カードなどを頻繁に取り換える方など、マザーボードをケースに入れずに使用することが多い方向け
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
サンワサプライ |
 |
 |
 |
内部スピーカー |
|
 |
オススメ度 ★★★☆☆ |
|
 |
実売価格:600円前後 |
 |
TEL:03-5763-0011
URL:http://www.sanwa.co.jp/ |
 |
 |
 |
別売りのモノラルスピーカー、その名も「内部スピーカー」。オンボードブザーよりもはるかにクリアで高音質。AOpenマザーボードの「しゃべり」(Dr.Voice)もきちんと聞ける
|
 |
増設ブラケットを使う |
予算:800円~ |
効果 【拡張性】 |
|
 |
マザーボードのヘッダピンに接続し、USB2.0ポートやIEEE1394ポートをケース背面に出す増設ブラケットケーブル。最近のマザーボードは、リアパネルコネクタに多数のUSB 2.0ポートやIEEE1394ポートを標準で装備するのが当たり前だが、数年前はブラケットでの追加が一般的だった。ボード付属のブラケットがなくなった場合に役立つし、もともと付属していないケースもめずらしくない激安マザーボードでも、結構需要があるのではないだろうか。空いているケースの拡張スロット部分を埋めることができ、ハクが付く?といった副作用もある。

これを使うときに注意したいのはピンアサイン。最近の製品は、Intelの「Front Panel I/O Connectivity Design Guide」に準拠したピンアサインを採用したブロックタイプのコネクタを持つものが多いが、古いマザーボードなどではピンアサインが異なる場合があるので、マニュアルと突き合わせて確認しておきたい。

また、もともと内蔵用しか想定していないIDEやSerial ATA(eSATAではない内蔵用コネクタ)を電源とともに外に出すようなブラケットも安価で販売されている。内蔵用のHDDを一時的に接続して使うことが多い方はこういうものも検討してみてはいかがだろうか。 |
 |
|
最近では結構空きが目立つバックブラケット部。有効に活用しよう。 |
 |
 |
 |
タイムリー |
 |
 |
 |
GR-BC014 |
|
 |
オススメ度 ★★☆☆☆ |
|
 |
実売価格:800円前後 |
 |
問い合わせ先:下記Webページのフォームより
URL:http://www.timely.ne.jp/ |
 |
 |
 |
IDEコネクタとペリフェラル用4ピン電源コネクタをケースの外に出すためのブラケット。変換アダプタや外付けケースを介さず、IDE HDDをそのままケースの外から利用できる |
 |
 |
 |
アイネックス |
 |
 |
 |
IEEE1394リアスロット |
|
 |
オススメ度 ★★☆☆☆ |
|
 |
実売価格:1,400円前後 |
 |
TEL:0424-67-7676
URL:http://www.ainex.jp/ |
 |
 |
 |
ポートは6ピン×2。コントローラはあるものの、ポートを標準で持たないマザーボードや4ピンポートしかない場合などに |
 |
 |
 |
アイネックス |
 |
 |
 |
USBリアスロット 2ポート |
|
 |
オススメ度 ★★☆☆☆ |
|
 |
実売価格:850円前後 |
 |
TEL:0424-67-7676
URL:http://www.ainex.jp/ |
 |
 |
 |
USBポート2基を背面に出す、ごく普通のブラケット。USB 2.0のハイスピードモード転送(480Mbps)に対応。付属ブラケットをなくしてしまった場合などに |
 |
 |
 |
格安インターフェースいろいろ |
予算:1,000円~ |
効果 【便利】 |
|
 |
(1)ギガビットイーサカード |
 |
LANの規格の主力は、100BASE-TX(転送速度100Mbps)から、その10倍の1,000Mbpsの転送能力を持つギガビットイーサネット(1000BASE-T)へと、本格的に移行しつつある。マザーボードメーカー各社の主力クラスの製品でも、ギガビットイーサのオンボード搭載が当たり前。すでにギガビットイーサ環境を持つ方もめずらしくはないだろう。実際の転送速度の比較は右のグラフに示したが、ギガビットイーサの速度は、100BASE-TXの約2倍。理論どおり10倍とはいかないが、体感でも明らかに高速だと感じられる速さだ。数年前のマザーボードや廉価版マザーボードでは100BASE-TXであることも多いだろうが、ギガビットイーサカードの価格はたったの1,000円。100BASE-TXカードと大差ない。対応ハブも5ポートで6000円前後からと、買いやすい価格帯にまで下がっている。複数のLAN内PCでデータをやり取りする機会が多ければ、ギガビットイーサ環境の導入を検討してはいかがだろうか。 |
 |
 |
 |
玄人志向 |
 |
 |
 |
GbE-PCI2 |
|
 |
オススメ度 ★★★★☆ |
|
 |
実売価格:1,000円前後 |
 |
問い合わせ先:なし
URL:http://www.kuroutoshikou.com/
|
 |
 |
 |
VIAのVT6122を搭載したPCIギガビットイーサカード。実売価格1,000円前後という激安ながら、性能は悪くなく、発熱が大きいといった欠点もない |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
送信、受信ともにギガビットイーサは100BASE-TXの約2倍のスピードが出ている。体感でも明らかにわかる差だ ※テストには、1000BASE-T、100BASE/T環境ともにPCI接続のネットワークカードを使用した |
 |
 |
 |
(2)USB 2.0/IEEE1394コンボカード |
 |
足りない機能があったら、その機能を持つ拡張カードを装着すればそれですむ。これは自作PCの大きなメリットと言える。しかし、キューブタイプPCやmicroATXなどスモールフォームファクターのPCは拡張スロットが少なく、拡張性に限りがある。そういうPCで重宝するのが、複数の機能を1枚で使えるようにするコンボカードだ。空きスロットが一つあれば、USB 2.0とIEEE1394など、複数の機能をまとめて追加できる。すでにUSB 2.0やIEEE1394などのカードでスロットが埋まってしまっている場合にも有効だ。これらをコンボカード1枚にまとめてしまえば、スロットの空きを作れ、別のカードを追加できるようになる。コンボカードでもっともメジャーなのはUSB 2.0とIEEE1394のコンボだが、Serial ATAとUSB 2.0、IDE RAIDとUSB 2.0とIEEE1394をサポートする多機能なものなど、さまざまな組み合わせが販売されている。拡張スロットの空きがないとあきらめている方、単にまとめてスッキリしたい方など、一度システムを見直して、コンボカードの導入を検討してはいかがだろうか。 |
 |
 |
 |
アイ・オー・データ機器 |
 |
 |
 |
1394US2-PCI2 |
|
 |
オススメ度 ★★★★☆ |
|
 |
実売価格:4,000円前後 |
 |
問い合わせ先:03-4288-1039/076-260-1024
URL:http://www.iodata.jp/
|
 |
 |
 |
同時利用可能なIEEE 1394(6ピン)を3ポート(外部2/内部1)、USB 2.0を4ポート(外部3/内部1)を搭載するPCIバス用のコンボインターフェースカード |
 |
 |
 |
(3)PCI Express x1カード |
 |
PCI Expressは、PCIバスに代わる新しい標準のバスインターフェース。上り下りをセットにして1レーンと数え、レーンを増やすことでスケーラブルに転送速度を高速化できる。PCIバスの133MB/sに対して、1レーンあたり500MB/s(上り250MB/s、下り250MB/s)という高速な転送速度を誇るが、現状ではまだあまり利用されていない。実際、マザーボードのPCI Express x1スロットが空いたままの方も多いだろう。しかし、空いているからこそ埋めたくなるのもまた人情。徐々にだが対応カードも揃ってきており、実用性も高まってきている。PCI Express x1特有の短い端子のカードは見た目にも新鮮で物欲をそそる。そろそろ、PCI Express x1はどうだろうか。 |
 |
 |
 |
Matrox |
 |
 |
 |
Matrox Millennium G550 MILG550/D32ED |
|
 |
オススメ度 ★★★☆☆ |
|
 |
実売価格:17,000円前後 |
 |
問い合わせ先:03-5338-2701(InfoMagic)
URL:http://www.matrox.com/ |
 |
 |
 |
MatroxのロングセラーAGPカード「Millennium G550」のPCI Express x1版。奥行きの短いカード形状が特徴で、標準で2基のDVI-I出力コネクタを装備する |
 |
 |
 |
玄人志向 |
 |
 |
 |
SATA2EI-PCIe |
|
 |
オススメ度 ★★★★☆ |
|
 |
実売価格:4,000円前後 |
 |
問い合わせ先:なし
URL:http://www.kuroutoshikou.com/ |
 |
 |
 |
Serial ATAの外付け仕様「eSATA」に対応したSerial ATAカード。コントローラにはSilicon ImageのSiI3132を搭載しており、3Gbps転送、NCQにも対応する |
 |
 |
 |
PowerColor |
 |
 |
 |
Theater 550 PRO PCI Express |
|
 |
オススメ度 ★★★★☆ |
|
 |
実売価格:15,000円前後 |
 |
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
URL:http://jp.powercolor.com/ |
 |
 |
 |
12bit D/Aコンバータ、MPEG2エンコーダを内蔵する「ATI THEATER 550 PRO」搭載TVチューナーカード。Windows XP Media Center Edition 2005に対応 |
|
|